Pirelli Diablo Rosso 4 にタイヤ交換した

前回のタイヤ交換はだいたい10,000kmを超えたあたりでディーラーで交換した。(2020年4月)
元々ついていたPirelli Diablo Rosso 3 からPirelli Angel GT 2 に変更。
交換時は1年毎にタイヤ交換するのあまりにもお財布に辛すぎる……という気持ちだったためだ。

それから約2年ほど走り続け、走行距離が28,000kmを超えたあたりでフロントタイヤがスリップラインギリギリ(場所によってはもう出てるとみえなくもない)になったので、今年のGWは東北を思うままに走りたいという気持ちがあったので交換することにした。

交換したタイヤは、Pirelli Diablo Rosso 4 にした。
交換理由としては、これは完全に懐都合。来年にはバイクのローン全部払い終わってるので、1年ちょっと先ならタイヤ交換も苦ではない余裕があると思いたいからだ。

ディーラーに依頼するとまた何ヶ月後かわからないし、リアブレーキのエアー抜きは去年の車検でやってもらったので大丈夫だと考え、お近くのバイクタイヤ専門店にお願いした。
タイヤ代金が前後で54,000円+作業工賃+フロントタイヤのベアリングがだめになっていたので交換6,000円でだいたい65,000円となった。
ディーラーで交換した金額とほぼほぼ同等なのだが、ベアリングが悪くなっていたのは走行距離によるものだから仕方ない。どちらかというと作業者も驚いていたが、元々入っていたフロントタイヤのベアリングが中華製だったほうが意外だった。(交換後は日本製NSKに)

ブレーキのパッドもみてもらったがやっぱり減ってなかった。
交換中に色々と疑問点を聞いてみた。

3年乗っててブレーキパッド全然減らない理由

ブレーキパッドが削れやすいのは、ブレーキディスクが歪んでいるから。
ブレーキディスクが歪む原因は、ブレーキパッドが極度に減った状態でブレーキングした時にブレーキキャリパーを削ってしまい鉄粉が発生。それがパッドとディスクの間に入って熱を持った時にディスク側が削れてしまうため。
新車のときから気をつけていればディスクが歪まないのでパッドが削れやすい状況に陥りづらい。

タイヤの皮むき(硬化剤落とし)って必要?

不要。
そもそも昔ならともかく、現代において交換した直後のタイヤが硬化剤で滑りやすいなら、それ自体が問題になってメーカーへ改善命令一直線になる。そうならないということは、交換後のタイヤが滑りやすいというのは硬化剤とは別の問題。

タイヤ交換した後のタイヤは、まだタイヤがホイールに馴染んでいない。タイヤ側は自分がホイールに組み込まれているのか、そうでないのかがわからないようなもので、人間の体だとストレッチができていない状態。
なので100kmほど様子見ながら走らせることで、タイヤがしっかりとホイールと馴染み本来の性能を引き出せるようになる。とのこと。

タイヤの慣らしに房総半島に

道に迷ってしまい、気づいたら海に着いた

エンジンオイルの交換時期も近いため、ちょっと距離乗ってWOKO’S FUEL1でエンジン内の汚れをエンジンオイルに流し込んでおきたいと思ったのでAmazonで注文したら8−12時指定したら12時に届いた。そうなんだけどー。そうなんですけどー。もうちょっと早く来てほしかった……。

エンジンオイルはロシアとウクライナの戦争のためか、シェルウルトラの並行輸入品が取り扱われなくなっていた。
仕方なくAmazonで1L 3,000円で購入。

WAKO’S FUEL1は日産OEM品の方を購入。
それなりの頻度で使っているのでWAKO’Sじゃなくてもいいかなという判断。
頻繁に使う場合はAZという選択肢もありだとかなんとか。(AZはハイオク以外というレビューがあるのでハイオク車の場合はそこまで効果がないとも。ただ値段は飛び抜けて安い)

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二輪車定率割引を使ってどこへ行こうと悩んだが、三郷〜水戸までいっても70kmだし、銚子までいっても80kmだった。結局一番安くいけそうなところは館山(103km)だったので、天気もいいし、海沿いを走ってタイヤを慣らした後に、南房総のワインディングを楽しむことにした。

二輪車定率割引はボクははじまってから積極的に使用している。
この手の既得主権に対する楔のようなものは、利用率が高くないと「やっぱりいらないやんけ」と潰されてしまう。つまり利用することがバイクでの高速道路料金を下げるために必要なことだからだ。
4/25からはツーリングプランが展開されるので、新潟・東北旅行でないと恩恵がなさそうではある。(ツーリングプランのお得感がすごすぎる)

結局この日は館山に到着後は、適当に道路の看板をみながら道を走った。
頭の中では北東東に向かっていたのだが、いつの間にか鴨川にでてしまった。
せっかくなのでと海を見ながら写真を撮ったのが、今回のアイキャッチ写真。

以下、バイク操作がそれほど得意ではない人のタイヤ感想

Diablo Rosso 3

元々バイクに標準でついていたタイヤ。
10,000kmほど乗った結論は規定空気圧2.5でもカーブで後ろ側のタイヤがクニャンと変形する感覚を感じる。そしてバイク初めてだったボクはなんかそれが不安に思ってしまったが、いまだとそれはいいタイヤの証明みたいなものだとわかった。
結局バイクは車体を倒して走行する乗り物なので、車体が倒れた時にタイヤの側面が少し潰れることで接地面を増やすことができる。それがわからなかったのでタイヤが潰れるのは変な感覚だなーと苦手だった。

運転に自信もなくおっかなびっくり乗っていた頃なのでタイヤの良し悪しはそのくらい。
今乗ったらもうちょっと違う印象を受けるのかもしれない。

Angel GT 2

約2年使用し17,500kmほどでフロントタイヤ側でスリップサイン。(後ろ側はまだ溝が残っていた)
後ろ側に溝が残る程度の走り方をしてる人の評価だからね。と腕組みしながらどうぞ。

交換時にディーラーで言われたのは、バイクが軽いからタイヤが潰れづらく、本来の性能が引き出しづらいかもしれない。と言われたが、そもそも乗ってる人が重いので行けますよ!と思ってたが、Rosso 3と比較すると本当にタイヤが変形する感覚がない。

高速道路直進時の安定感と、雨の日は安心感が強い。
ただし冬の時期は少し不安がある。タイヤにそこまで熱が入りやすいわけではないのと硬めの感覚があるため、秋冬キャンプ場からの出立時に何度か滑っているような感覚を覚えた。
グランドツーリング(緩やかなワインディングをゆっくり楽しむ)のは得意。

ライフ(耐摩耗性能)はタンデムツーリング等をしないことが前提だが、20,000kmもいけなくはないように思えた。(後ろ側はかなり余裕がある)フロントタイヤ自体はリアタイヤと比較すれば半値だし、交互に交換すればコストパフォーマンスよく使える。

やっぱり長く使えるということはお財布に優しいし、溝が削れていく様相もそこまで顕著ではないので長距離ツーリングにメインの使用に向いたタイヤ。Pirelliらしくスポーツタイヤに寄った性能ではあるが、それでもスポーツタイヤではないのだなーとRosso 4に乗り換えてから痛感。

フロントはスリップラインがややでているが、リアは交換後数ヶ月で一度パンク修理したこともあったので交換したいとはかなりの期間思っていた

Diablo Rosso 4

完全感覚バンキングできる腕があればたぶんすごい楽しいんだろうと思う。
ただそれができない初心者にもおすすめできるタイヤに仕上がっているように感じる。

Rosso 3 の後継にあたるが、Rosso 4 はタイヤが潰れる印象があまりない。(もしかしたら倒し方が足りてない……)
乗り味を比較するとAngel GT 2 のような安心感を覚えるような硬さを感じるまでではないが、Rosso 3 のようなポヨンポヨンしたような柔らかさではないという、丁度いい硬さで個人的にはとても好き。

ハンドルごしにRosso 3 は路面の情報がわかりやすいという印象だったが、Rosso 4 はある程度の情報がわかるという味付けに感じる。しっかりとRosso 3 をベースにブラシアップしたような印象。

Angel GT 2 と比較して一番の差を感じたのは、曲がりたいと思った瞬間にはすでにバイクは曲がり始めていたこと。気持ちとバイク挙動のタイムラグが少ない感じで、「なるほど。これがスポーツタイヤなのか!」と改めてツーリングタイヤとスポーツカテゴリータイヤの違いを感じた。
初心者にもおすすめできるというのはそういうところで、操作が遅くてカーブで曲がりきれないということが起こりづらく、どちらかというと曲がりすぎるみたいな方が起こりやすいように思えた。
Angel GT 2より1テンポ、2テンポほど遅く曲がろうとしても、しっかりと曲がれるのでバイクの運転が素直に楽しいと感じれる。

一方でタイヤが「もっとイケる!もっともっと!」という煽ってくるタイヤでもあるので、中々刺激的なタイヤだと思う。バイクの運転が上手い人は1ランク上で楽しめるし、運転が苦手な人も安心して乗れるいいタイヤだと思う。
タイヤを信じてバイクを運転できるって、ボクは凄く大切なことだと思う。

個人的にはAngel GT 2よりもブロックパターンがカッコいいので、これで12,000kmほど持ってくれればなーという気持ち。

そんな感じ。

12/11・12 静岡をあてもなく気のむくままにツーリング

関東と名古屋を隔てる静岡県。
その静岡県を一直線に横断する国道1号線。
車やバイクで静岡県を通り抜けたことがある方ならば「一度はいいけど、何度もは通り抜けたくない」と思うはずだ。
「できれば次に名古屋(東京)に行くときは別の道で……」と思いたくても現実的な話として高速道路以外のルートはどこも遠回りになるため国道1号線を使うのが一番利口な選択。

ひたすら果てしなく続く、走りやすく設計された真っ直ぐな道路。総距離約170km。
走る楽しさが少ない長距離の直線道路にくわえ、景色まで見飽きてしまった日にはとても耐え難い時間になってしまうだろう。

しかしそれはただ通り抜けるだけの県と捉えているからで、静岡県そのものを走る目的にするならば楽しいのではないかと以前から思っていた。
関東に居を構えていると静岡県は伊豆に行くくらいで、そこから西は中部・関西にいくときに通り抜ける以外では走ることがない。つまり静岡県の認識が少なすぎるのではないのかと。
そこでせっかくなので浜名湖のホテルで一泊。浜名湖をぐるっとまわるのを目的にしつつ、地図で見かけた面白そうな道を適当に走るツーリングをしてみようと計画した。

浜名湖でウナギと、最近よく聞く浜松餃子を食べるグルメツーリングだ。

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11/13・14 長野県ぶらぶらツーリング

全国的に非常事態宣言が解除され、やっとこさETC割引ツーリングプランが1月だけ開放された。どこに行こうかなーと思案した結果、数年前に自転車で長野市に行ったときに買った、善光寺のカード型の魔除け札を更新したいと思いつき向かうことにした。
ところが去年はルートプランに設定されていた長野・新潟(信越)がないことに気づいてしまい、しかたなく群馬県の高崎方面から山を超えて知らない道を走って長野市に行くことにした。

しかし今度は9月、10月は安かった長野市のビジネスホテルが軒並み5,000円を超えていたので宿泊先選びに難航するはめになった。
最終的に長野市に宿泊することは諦め、手前の上田市にある「ホテル上田西洋旅籠館」が1泊3,300円(税込・楽天クーポン割引込)だったのでそちらに宿泊することにした。

土日でも安いのは助かる


決めるきっかけとなったのが、日帰り温泉施設が併設されており、そちらの施設を宿泊客は自由に使えるとのことだった。(あと部屋は古いが清潔とも)
安宿が好きだけど不衛生なのはちょっと嫌だなーと思う方なので、とくに過度な期待はせず気持ちよく寝れればいいやーと予約した。

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Ducati Super Sport 939のバッテリー YT12B-BSを交換する

冬場という季節柄もあるが今年で4年目ということもあり、最近バイクの始動時にバッテリーが弱っているような掛かり方をするようになった。
メーターで電圧を見ると12.3Vなので定格内ではあるが、去年の車検時にディーラーよりバッテリー交換もしたほうが良いといわれていたので自分で行うことにした。
(ディーラー交換依頼だと工賃込みで4万円と言われたことと、Super Sport 939はバッテリーの交換がしやすい位置にあるため)

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はじめてのエンジンオイル・オイルフィルターの交換(Ducati Super Sport 939)

結局車検に預けていた期間は1.2ヶ月だった。
10月という絶好のシーズンはまるまると潰れてしまったことに対して思うことはあるけど、そういうのが気になるなら、Ducatiというメーカーのバイクは向かないのではないかと思い始めた。きっとお客様はみんな2ndバイクや乗用車を所有しているのだろう。

新しくなったチェーンは伸びていないこともあって走りが気持ち良い。
スパークプラグとエアフィルターも交換したので、これでまた1年は気持ちよく乗れる。
結局見積もり時に20.4万だったが、実際は19.6万と1万円ほど値下がりした。
理由は不明だが、スパークプラグとエアフィルターの交換工賃が7,000円ほど下がり、システムアップデートがあったせいか、その工賃が無くなっていた。

ついにエンジンオイルを自分で交換する

エンジンオイル交換と各種フィルタの交換・清掃に必要な工具と部品は以下となる。

  • ソケットレンチ(5mm、14mm、17mm)
  • トルクレンチ(締め付け用)
  • エンジンオイル(15w-50)
  • エンジンオイルフィルター
  • エンジンオイルフィルター交換用工具
  • ドレインボルト交換用ワッシャー(必須)
  • オイルストレーナー交換用ワッシャー
  • オイル廃棄用箱
  • メンテナンススタンド
  • ゴム手袋(手が汚れないように)
  • エンジンオイル注入用の漏斗、またはオイルボトル

購入商品はAmazonで投稿最下部にリンクしました。

ソケットレンチを持っている場合は、差込角のサイズによっては変換を購入する必要がある。
ボクが買った東日製トルクレンチの差し込み角は9.5mmで、ヘキサソケットの14mm、17mmは12.7mm角であったため変換を入れる必要があった。
ソケットレンチの差し込み角は6.35mm、9.5mm、12.7mmと種類があるので注意。

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Ducati Super Sport Sの初回車検整備費用について(走行距離が多い場合編)

厳密に言うとボクは新車購入をしていないが、先日はじめての車検のためバイクをディーラーに預けた。ちなみに点検作業期間は一ヶ月ということだった。
作業が詰まっててどうにもならないとのこと。
そんな話してる横で新車が売れていたので、多分納車が優先されるんだろう。

入庫時の総走行距離は24,603km。
購入したのが2年前(397km)だったので1年間平均で12,000kmほど乗っているようだ。
タイヤは前輪は少し溝が不安だが、後輪はまだしっかりと溝があるのでタイヤ交換はしなかった。
以下費用表。

基本の車検項目費用

Ducati 車検整備 水冷

商品・項目名商品番号金額工賃
車検整備一式SUPERSPORT¥ 42,000
継続検査代行費用¥ 22,000
システムアップデート¥ 3,000
洗車仕上げ¥ 3,000
重量税¥ 3,800
検査印紙代¥ 1,700
自賠責保険(24ヶ月)¥ 9,680
小計¥ 18,180¥ 67,000
合計¥ 85,180(税別)

税別で85,180円。つまり税込みだと93,698円。

上記にくわえてだいたいの場合、以下を通常保守交換。

  • エンジンオイル 3L
  • オイルフィルター
  • ブレーキフルード(前後ブレーキマスター・2年毎交換)

そしてボクのように長距離を走ってしまった場合は以下が追加される。

  • スパークプラグ 2本(15,000km / 毎交換)
  • エアフィルター 1つ (15,000km / 毎交換)
  • タイミングベルト 2つ(25,000km〜30,0000km / 毎交換)
  • ドライブチェーン 1つ(20,000km〜)

エンジンオイルとオイルフィルターは車検で交換しようと思っていたが工賃を安くあげるために自分でやることにした。
バッテリーも4年〜5年で交換とのことだったのでお願いしようと思ったが、バッテリー2万円 + 工賃1,200円といわれ、Amazonで見るとやすかったこともあって自分でやることにした。
その他だと、水冷液も4〜5年で交換とのことだったので、こちらは来年の点検で行おうと思う。

というわけでその他の追加見積が以下。

商品・項目名商品番号金額工賃
ブレーキフルード¥ 1,550¥ 6,000
スパークプラグ NGK MAR9A-J67040451A¥ 5,150 x 2
エアフィルター42610191A¥ 3,550
プラグ・エアフィルター交換工賃¥ 10,000
タイミングベルト73740251B¥ 9,350 x 2¥ 25,000
ドライブチェーン 20% OFF(店舗キャンペーン)BL520X-XW¥ 16,960¥ 9,000
小計¥ 51,060¥ 50,000
合計¥ 101,060(税別)

合計20万円越えた _:(´ཀ`」 ∠):_

SHINICHIRO ARAKAWA 1day touring bag を購入した

個人的に日帰りツーリングでバイクにバッグをつけるのが嫌だ。
そんな人間はほぼ壊滅しているのか絶滅危惧種なのか不明だが、多くのバイクライダーはバイクにバッグをつけている。しかしボクはせっかくのカッコよくデザインされたバイクを利便性のためだけにかっこ悪くするのに耐えられない。

バイクのバッグはタンデムシート部分に装着するサドルバッグ、もしくはタンクバッグというタンク部分に磁石でくっつけるもの、そしてボクもキャンプツーリングや長距離宿泊ツーリングで使っているパニアケースの3種類しかない。

パニアケースは日帰りで使うには仰々しい。
かといってタンクバッグは論外で、サドルバッグはつけたくない。
なぜならDucatiのバイクはシングルシートカウルという、タンデム部分のシートにつけるカウルがオプションで用意されている。ボクの乗っているSuper Sport Sはこれが標準装着されている。たぶんデザイナーはこのシングルシートカウルを含めてバイクをデザインしたのだろうというくらい付けているとカッコいい。

結論。バイクにバッグをつけるくらいなら、ライダーがバッグを持つのを選ぶ。

そうなると今度はリュック、ワンショルダー、ウェストバッグの3種類から選ぶことになる。
一番定番なのはリュックだが、個人的にリュック背負ってバイクに乗るのはなんかな……という見た目を気にする病気持ちなので、Gregoryの8Lワンショルダーバッグを使っていた。

買ったときは結構入りそうだなと思っていたが、容量8Lに財布、Traveler’s note、温泉用のタオルを入れるとほぼほぼパンパンになり、地方でのお土産を諦めることが多かった。
あともとがバイク用のワンショルダーバッグでないためか、高速道路で風を受けるとバッグが前に来たりする。しっかりとベルトを締めて固定できていないと走行中にバッグのポジションが気になる頻度がたかかった。くわえて純粋に荷物を詰め込みすぎると重量のすべてが片肩にのしかかってきて辛い。

それでも選択肢がないため、もう少しワンショルダーで容量が多くて良いものないかなーと探していたが見つからなかった。今年の1月にDucatiディーラーへオイル交換でおとずれたとき、待ち時間に雑誌(RIDERS CLUB)を読んでいたら「SHINICHIRO ARAKAWA 1day touring bag」という商品が紹介されていた。

記事を読むと、「美しいバイクは、えてして荷物を苦手とします。そんなバイクとライダーのために作ったバッグはちょっとした買い物や日帰りツーリング、軽い一泊ツーリング程度をこなすキャパシティと拡張性を持っています。」(オフィシャル紹介文)という記事に俄然興味を持ってしまい、帰ってからネットで探した。

しかしこのバッグ、全くと言っていいほど使っている人のレビューがない。
だから実際の使用感がまーったくわからなくて、店舗レビューで絶賛されてるけど、なんで誰も使ってないんだ……?と不思議に思ったことと、価格が2万円ということもあって、そこまでメチャクチャバッグがほしいわけではないし……と保留していた。
あとバッグの容量がほとんど書かれていないので、収納性があるといっても小さすぎてほとんど入らないのかもと思っていた。

店舗で実物を見ると予想より良さそうだった

そして忘れた頃、ふと持病の病院近くにSHINICHO ARAKAWAのショップがあったので、待機時間で実物を見にいくことにした。
そこで実際に手にとって見ると、今使っているスケッチ8よりも収納性がありそうだったことと、腰につけてみるとしっくりときて気に入ってしまったので購入することにした。

早速、日光へ出かける際につけてでかけたが、思った以上に快適でとても気に入った。
というのも最近長距離ツーリングに行く際、一度ショルダーバッグを外してパニアケースにいれたら、背中の開放感が快適すぎてクセになった。とはいえど近場のツーリングでは必要出しと思っていたところに、ウェストバッグタイプの1day touring bagである。
背中の快適さは当然のことながら、柔らかい素材が腰にフィットし、さらに荷物の重量がバイクに分散されるので快適だった。

この日は財布、traveler’s note、タオル2枚のみだった上に、お土産を買うことができず収納力のキャパシティを体感することはできなかったが、日光を往復してもまったく問題ないくらい快適だったので、これからは愛用したい。

収納性の紹介

もし同じようにこのバッグに興味がある人に向けに収納写真等を撮影したので、興味がある方はサイズ感等の確認に。

バッグの横幅は1.5Lペットボトルサイズ

バッグ本体部分は幅30cmで高さが約25cmほど。
ウエストベルトには取り外し可能な2つの小さなポーチがついている。
こちらはベルト裏にあるマジックテープで取り外しが可能。

ベルト裏と小型のポーチはマジックテープで固定されている

右腰側にくるポーチだけは外側に小さなプッシュボタン式の小物いれがついている。
またどちらのポーチも中に1つだけ仕切りがつくられている。

サイズはGRのような小型のカメラ(本体サイズW110mm × H61mm × D34mm) がすっぽりと収まるほどに大きい。
バッグ全体が耐水を謳っているため、ポーチのファスナー部分は雨の浸水対策がされている。このファスナーは完全に開いてしまうと、やわらかな素材のためポーチの後ろ側を手でもたないとファスナーを片手で締めるのは難しいと感じた。

あとプッシュ式の小物入れはかなり小さく、小さな目薬くらいしか入らない。
あくまでおまけと見たほうがいいだろう。

外側のフラップを2箇所をバックルで外して開けた状態

一番外側のフラップを開くと、フラップの内側にマジックの止め輪がついている。
こちらは取り扱いショップのレビュー投稿にもあるが、あまり固定力は強くないためペットボトルのようなものは止めない方がいいと思う。横から落ちることになりそう。(つまり酒瓶は固定できない)
もしくはメチャクチャ工夫して、ネットのようなものを酒瓶をつつみ、横ずれをしないようにこのマジックテープでとめればワンチャンスあるかもしれない……。

このバッグは下側にもフラップがあるので2段階に展開するが、その下側フラップにはポケットが2つついている。写真のようにモバイルバッテリーやTraveler’s note(パスポートサイズ)は収納できるが、このフラップはこれも2箇所のバックルを外すと下側に垂れ下がるため、ものを入れていると下に落ちる。出先でこちらを開く予定があるなら何も入れない方がいいだろう。

上下フラップ展開時
参考までにタオルを挟んだ(左フェイスタオル・右バスタオル)

下側のフラップの内側には、縛ることができる紐がついている。
マジックテープよりキツめに拘束することができるが、500mlのペットボトルサイズしか固定できる余裕はない。
一応ボクはここに日帰り入浴用のタオルを袋にいれて固定したが、落ちることはなかった。

収納がいたる場所に設けられている

下側のフラップをあけなくてもアクセスができるポケットには、財布や小説などを入れてチャックができるポケットと、スマートフォンやカメラなどを収納できるチャックなしのポケットが用意されている。上側フラップをあける必要があるが、長財布などの取り出すことが多いものはこちらに入れるのが良いと感じた。(実際ボクは小説が入ってる場所に長財布を入れて使った。マスクや小銭入れはサイドポーチ部分に収納)

メイン部分のファスナーをあけると内側にはまた小分けポケットがある
ためしに手持ちの書籍をいれてみた。GR分の110mmまでは収納可能

メイン部分のバッグは本当に収納性がある。
さすがに写真のように書籍をいれると腰が死ぬが、このくらい本がはいるスペースがあるので、一泊分の着替えを圧縮袋にいれて持っていけばお土産も持って帰れそうで、饅頭箱などは余裕で入るだろう。

収納性は抜群に高いと感じるし、文字通り1泊ツーリングに対応できる最高のバッグと感じた。

おまけ(ワンショルダーにもできる設計)

クッションで身体を代用

バイク用のワンショルダーバッグと同じく、このバッグも3点式ワンショルダーとして使うことができる。どうもバイクを降りたあとは3点ワンショルダーとして使うことも想定されている。そのままバイクに乗ったときのバタつき防止用の3点固定なのもありがたいが、個人的に肩部分がずしっときたので、バイク乗車時はウェストバッグで使うほうが好みだ。

総じて全く不満がなく、「こんな最高のバッグ、どうして話題にもならずあまり売れてないんだ??」という不思議さに頭をひねるバッグだった。
バイクに乗車したときも文句なしにカッコよいし、素晴らしいんだけどなぁ……。
もし興味を持った方はぜひお試しください。

天神浜オートキャンプ場に2泊3日でソロキャンプに行った話

7月の半ばごろ、4連休はどこに行こうかと悩んでいた。
キャンプは今年の2月にして以来なので、どこかでキャンプをするのも良いかなーと思ったが、前ほどお酒を飲まなくなったこともあって、どこかキャンプへの意欲が薄れていた。
お酒を飲まないのは、なんでもない時にお酒を飲んでも気分が晴れずただ悲しいだけのお酒だったからで、飲む理由があれば飲むのも良いと思っている。
そういう意味ではキャンプをして焚き火を見ながらお酒を飲むのは理由になるため、それもありなきがした。
そうと決まればキャンプ地探しだ。善は急げとGoogleMapで探しはじめた。

そういえばもしキャンプをはじめようと情報を探してこのblogに訪れた人がいたらお伝えしたいことがある。それはキャンプはどこでやっても良いわけではなく、きちんと予約をして場所を決めて行う必要があるということだ。
ボクは自分がキャンプを始めるまでは、旅をして「今日はここでキャンプしよう」みたいなことを想像していたが、そんなことは許されないので、きちんとキャンプ場として定められた場所で行う必要がある。

そしてそんな「ここでキャンプしていいですよ」という場所はだいたい他のキャンパーが大勢いるので、現地はまるでキャンプの集合住宅のような様相となる。山の中でひっそりとというキャンプ場はレア中のレアで、そんな理想的なキャンプ場はだいたい予約でいっぱいだ。
COVID-19でキャンプブームということもあり、なかなか思い描くような理想のキャンプをするのは難しいということはお伝えしたい。

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エンジンオイル交換を自分でする準備(調査・購入)

バイクの売れ行きが好調なせいかディーラーにエンジンオイルの予約を入れるとほぼ2ヶ月後になると案内された。
土日を指定したためだろうと思うけど、さすがに……さすがに?と、かなりもんやりとした気持ちを抱えてしまい、もうそれなら自分で交換しようと道具をリストアップした。
(今年の1月に新車保証が切れたこともあり、もう壊れてもディーラーが責任取らなくていいからなのかなーとか邪推してしまう……)

愚痴というわけではないが、Ducatiを購入される方が自分で整備しててもBlogなどを書かれる人が少ないのか記事が見当たらない。
結局海外フォーラムを検索するのが一番というなにかだった…。
あとエンジンオイル交換するときにゆるめるネジ関連のトルクくらいマニュアルに記載してほしいよね……。

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QuadLockのレバー色を変える

バイクのスマートフォン固定用器具はQuadLockを使っている。
厳密にはRAM-mountの頭をQuadLockにして使っている。
バイクを降りてスマートフォンを外したとき、バイクの見た目をあまり損なわないコンパクトさがお気に入りだが、唯一取り外しレバーが青色なことが気になっていた。

1インチ ボールアダプター QLM-BAL

QuadLock 1インチ ボールアダプター QLM-BAL

RAM MOUNTS アーム部 標準アーム アルミ 約93mm RAM-B-201U

RAM MOUNTS ベース部 ブレーキ/クラッチリザーバー用ベース RAM-B-309-1U

そこでこれを分解してプラモデルの塗装などで赤色に塗って使用していたが、どうしても接触部分にひねり込んで入れる関係上塗装剥がれがおきていた。

再塗装かなーとおもっていたら、知人が「赤色のレバーを販売しているのをメルカリでみたよ」といっていたので調べると、どうも本国の方ではレバーだけをカラーバリエーションとして販売しているようだった。

ヤフーオークションの方で個人輸入している方が安く売っていたこともあり、黒色を購入。付け替えることにした。

というわけで分解。レバーを厚く塗っていたがやはり剥げた。
外したときのように取り付ける。アルミバネの取り付け位置は写真のとおり

もう何度もやっていることなのでさっさと取り替える。
過去に何度かマウントを外そうとしたら取りこぼし、サイドカウルをはずすはめになったため、慎重に作業する。

黒色にしたことでハンドルとの一体感がでたのでパット見だとマウントがどこにあるかわからなくて良いと思う。

ヤフオク ”QuadLock レバー”