Mac Pro 2009でCatalina 10.15.xがアップデートされない

会社のMac(Mac Pro 2009)に入れていたCatalina 10.15.2がいつまでたってもアップデートされず、システムのソフトウェアアップデートを見ても「最新のバージョンです」となってしまいXcodeがアップデート(10.15.4以上が必要ですエラー)できず困っていた。

結論でいうとCatalina Patcherを使って最新の10.15.7を再インストールすることで復旧した。

どういう不具合かよくわからなかったけど、治ってしまったのでヨシ案件。

二次弊害としては、Time machineもおかしくなっていてCatalinaを入れた直後の状態に戻ってしまった。(保存データは最新なのにアプリケーションの状態が戻っている)
Transmitのブックマークが吹っ飛んだこと以外は大した問題ではないけど、ちょっとつらかった…。

そしていつもどおりこの件を検索してもなーんも情報がでてこないので、迷人対策用に投稿。
一応は他に手はないのかと色々と試してみたものの、手動でパッチを当てようとしても当たらないし、xcodeもどうあがいても10.15.4を入れろと求めてくる。
Twitter検索で唯一ひっかかった「softwareupdate –fetch-full-installer」の方法で10.15.4を指定しても、ダウンロード後に「使用しているシステムに対応していない」というエラーがでてきてしまったので、諦めて再インストールした。
再インストールしか勝たん。

Mac Pro 2009 EarlyにAMD ATI RX580を突き刺した

AMD ATI RX580
中古品のため主流のメモリ8GBではない4GBモデル

2022/10/11追記
検索でRX580 EFI化をよく見るのだけど、Open CoreでMac使う場合、ブートメニューもNVRMリセットも起動プログレッシブバーも表示されるので、昔ほどEFIのメリットは存在しないと思う。強いていうならWindowsとのデュアルブートのときを気にされているのかもしれない。その場合はconfig.plistのScanPolicy=19859203で対応できる模様。
詳しくは情報を提供されているBlog様をご参照ください。
Boot MacOS / OPENCOREのPICKER画面を設定する

PhotoshopのCC2020をアップデートすると、目に見えて表示速度が遅くなった。
どのくらい悪くなったかというと、Photoshopを開いた状態でChromeなど他のウィンドウをアクティブにするとPhotoshopの表示がグレー一色になる。(低負荷モード?)
なのでVScodeでコーディングしながらチラ見というのが不可能になって、さすがに仕事に支障がでるレベルだったので換装することにした。

現在のMacOSはNvidiaのドライバーを一切アップデートしない仕様になっていて、古いHigh SierraではギリギリnVidia Driver Updaterが動作するため更新されている。
そのため古いMac Proと新しいMacOSの組み合わせで使う場合、グラフィックボードはATI Radeonシリーズを買うほうが安定する。(トレンドなのはATI 560か570、580が安価。現在RX580は新品で1.84万相場)

ただどちらにせよEFI BIOSが書き換えないとOptionでのブートドライブセレクターが使えないため、WindowsをデュアルブートしてMacを使うのはそろそろ年貢の納め時かなーという感じがする。

ヤフオクでお安く(1万円)で買ったRX580とPCI-E6×2をPCI-E8に変換するケーブル

RX580は入力電源150Wが必要だが、グラフィックボード側のポートは8ピン1つとなっている。
MacProのグラフィックボード用の6ピン1本の出力は最大75Wのため、6ピン2本を1本に束ねて8ピンにして入力する必要がある。

もし現在は何もグラフィックボードに外部電源を挿していない状態なら、MacPro/G5用のミニ6ピン×2の8ピンが一番スマートだと思う。

現在外部電源を使ったグラフィックボードを使っている場合は、さらにミニ6ピンを1本追加し、PCI-E6×2をPCI-E8に変換するケーブルを購入することになる。(ちなみにヨドバシの方が安い

PCI Express用電源変換ケーブルPWV09

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あと古いグラフィックボードではDVIが2つあったのだが、最近はDVI×1+HDMI+Displayportみたいなのが多いので、購入前にはディスプレイとご相談すると良い。

古いMacProを無理やりお使いの方の役に立てば幸い。

Windows10(Mac Pro 2010)でBluetoothがコード43で動かなかった

※結局ハードウェアエラーでした。CMOSリセットで復帰した。(2020/05/26追記)

ここ最近はリモートワークしていた都合上MacOSばかり使っていたのだけど、エロゲしよーっと思ってWindows10を立ち上げるとログインパスワードを入力することができなかった。(Bluetoothのキーボード)

色々調べるとデバイスマネージャーで「Apple Bluetooth」の項目が「問題が発生したのでこのデバイスは停止しました。(コード43)」と表示されていて動作していなかった。

色々調べるとデバイスアンインストールあとにBootcamp再インストールで復旧するという記事もあったのだが、結局直らなかった。
Bootcampも当然アップデートされていないのでドライバー関連のアップデートができず詰んでしまった。一応、製造元「Broadcom」「BCM2033 Bluetooth 2.4 GHz Single Chip Transceiver」のドライバー再インストールでイケるという記事もみかけたのだが、やっぱりこれも動作しなかった。

結局解決方法はBluetoothデバイス(USB)を差し込んだ

結局以前の自作PCで突き刺さっていたBluetoothデバイスを使用することでBluetoothは使うことができるようになった。
さすがに10年前のPCでWindowsは新しくなっていくわけだし、いい加減足切りされているのかなーと感じる。

2020/05/26 追記

週明けにMacOSを立ち上げたらBluetoothがオフになっていた。
PRAMリセットしても直らなかったので、CMOSリセットしたら無事復帰
結局ハードウェアエラーだったっぽい…。

お名前.comのDNSゾーン設定でWebサーバとメールサーバはXserver、サブドメインで別のサーバ(Shopifyとか)を指定する場合の記述方法

なんかここ最近地味にハマってたというか、いつまでたってもこのドメインのDNSゾーン設定が苦手だったので備忘録。(なぜかさくらインターネットでの設定例は多いのだけどXserverがなかったので…)

結論から言うと、そもそもXserver上でドメイン管理した場合のDNSゾーン設定方法のページがあるので、変に曲解せずにそのままお名前.comのレコード設定にも同じ設定を記入すればよかった。

Webサーバの設定(AレコードとCNAMEレコード)

Xserver(企業本体サイトのWebサーバ)とShopify(ECサイト)を指定する場合のDNSゾーンの記述方法はそれぞれ以下のとおり。

TYPE NSとホスト名の「hogehoge.jp」お名前.comのレコード設定では自動で挿入される。
Aレコードは通常「www」は総略しても問題ないはずなのだが、何故かXserverだと上手く機能せずしかたなく空欄と「www.hogehoge.jp」を2つ指定した。
AレコードのVALUEはIPアドレスを入力するので、Xserverのサーバ設定にIPアドレスが書いてあるIPアドレスを指定する。

次にCNAMEでサブドメインを指定する。

  • ホスト名は任意の名称を入力(サブドメインに指定したい文字列)
  • TYPEは「CNAME」を選択。
  • TTLは原則変更しない。
  • VALUEはShopify指定である「shops.myshopify.com」を指定。

VALUEはshopify上のユーザードメインでないことに注意。
どのユーザーもみんな「shops.myshopify.com」を指定すれば良い

メールサーバの設定(MXレコードとTXTレコード:SPF)

メールサーバは原則的にMXレコードを指定するが、ここでVALUEにIPアドレスを指定することはできない。というのが一番ハマったのだ。(Xserverは何を指定すれば良いのかわからず)

結論でいえばXserverのDNSゾーン設定に書いてあるとおり、

  • ホスト名は空欄。
  • TYPEは「MX」を選択。
  • TTLは原則変更しない。
  • VALUEはホスト名と同じドメインを指定する(hogehoge.jp)

Valueで変にXserverのホスト名を設定する必要はなかったことに気づけなかった。

TXTレコードでSPF設定を行う場合は、

  • ホスト名は空欄。
  • TYPEは「TXT」を選択。
  • TTLは原則変更しない。
  • VALUEはXsever指定の記述を行う「v=spf1 +a:sv1234.xserver.jp +a:hogehoge.com +mx ~all」

VALUEのsv****はXserverのサーバ情報にある「サーバ番号(仮にsv1234)」、+a:以降のドメインは使用するドメイン(ここではhogehoge.jp)を指定する。(オレンジ色の部分がユーザーで変動する)

これでメールの送受信ができてドメインが指定通り見れるか確認する。
何のことはない作業なんだけどドメイン反映までのタイムラグがあって非常に苦手だ。

Mac Pro 2009にMac OS 10.15 Catalinaをインストールした話

新しいMac Proが発売されましたね。
現在愛用している銀色箱筐体ことMac Pro 2008-2012までのシリーズを彷彿とさせるデザインに、各種システムに拡張性がある将来性の高さ。ゴミ箱もCoolでしたけど新しいMac Pro 2019は最高に良いです。

買えるなら。

買えるわけないだろボケ―。なんだあの値段。
どこかのBlogで「昔のApple所有者はAppleオーナーと呼ばれていた」というのは、まさにそれでWindowsと比べて明らかに値段が高かったのを思い出した。

さりとてMac OSとiOSは年々バージョンアップが進み、とうとうHigh Sierra(10.13)ではiOS 13をUSB接続してもSafari開発ツールでiPhoneを参照きなくなってしまった。
Xcodeでエミュレートすれば良いとはいえ、できれば実機で確認がしたい…。
そんな悩みを悶々とした結果、「新しいMacPro(チーズ削り器)がでたなら、ゴミ箱(2013)がトコロテンで安く売られるはず。そっちを買うか…」と思っていたら転売屋によるピラニア会場の真っ只中だった。_(:0」∠)_

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Mac Pro 2010 Midに OS MojaveでWindows10をインストールできない

結論からまとめてしまうと、Mac Pro 2010でMojaveをインストールしている場合、Bootcamp自体が起動しない。そのためWindows10をインストールしたとしてもBootcampサポートツールが使えないため動かすことができない。
Appleのサポートページでダウンロードが可能だが、何故かWindowsで実行すると、「このハードウェアで実行することができません」と表示された。(よくよく見るとダウンロードしたファイルがことごとく違ったのかもしれない。正しいファイルはこちら

実は前回同じMacにWindows10を入れたから問題なくできるだろう。とたかをくくって始めたが思った以上に苦戦したため、備忘録として記録する。

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「macOS High Sierraをインストールするには、ファームウェアのアップデートが必要です。」エラーでFWが更新できないとき

タイトルは検索用。迷人の助けになれば幸い。

Mac Pro 2009/2010で無理やりHigh SierraやMojaveを動かしている方は、新規にOSをインストールするときに、OSインストール画面ではじめに「macOS High Sierraをインストールするには、ファームウェアのアップデートが必要です。」が表示されることが多い。(以下FW: FirmWare)

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HHKB BTを購入した

職場の仕事用に数年ほど前にHHKB-Lite Macを購入した。
HHKBって何だよという方は、「Happy Hacking Keyboard」というマニア向けのキーボードと思ってくれれば良い。
HHKBは使い慣れるまでは打ち間違えが多かったが、一度なれてしまうと自宅のフルサイズキーボードが逆に打ちづらくて仕方なく感じるほどだった。

しかし自宅のキーボードを買い換えるには、今ひとつ決め手にかけていたことと、職場の物をProffesional版に変更するには2万円以上かかるため購入は先延ばしにしていた。
ただ先延ばしにしてはいたが、いつか買おういつか買おうという感じで定期的にAmazonや他の使用者様のレビューを見ては心が揺れていた。

Bluetooth版のHHKBが出たのはそれこそ2年ほど前だったと思う、しかし発売された価格は3万円であったことと、チャタリング(多重打ち)がいくつか報告されていたので、やはり買うなら普通の方かなーと思っていた。

そんなこんなで今回の購入に踏み切った決め手だが、
「HHKB BTを購入して、使う頻度が高いであろう土日だけ自宅で使えばいいのでは?」
と思いついたからだ。
よく愛用者が持ち歩いているというのを見て、「確かにケーブルを抜かずにひょいっと持って行けるなら煩わしくはないのかもしれない」と思ったのだ。

いやしかし3万円…。
キーボードに3万円である。
阿呆なのか?

https://www.instagram.com/p/Bs0CZ7jH5Ly/?utm_source=ig_web_button_share_sheet

阿呆なのである…。

PFU HHKB Professional BT 英語配列/墨 PD-KB600B

使用感とかレビューは「いかがでしたか?」があるようなレビューサイトでさんざん書かれているので、興味があれば探して読んで見てもいいと思う。

あえてボクの感想でよければ、HHKB Lite Macだと左下にFnキーがあって、右下に十字キーがあるが、あれが無い分十字移動とFn操作がおぼついていない。
ただそれもそのうち無意識に小指でFnキーを押して移動するようになるのだろう。HHKBは使っていくことで考え抜かれた設計思想に感動し、唯一無二の存在になることをボクは知っているためそこは心配はしていない。
打鍵の音はLiteと比較するなという話だが、とても静かでむしろ心地よい。

イカガでしたか?聞くまでもなく買ってよかったですよこの野郎。

ちなみに一番買ってよかったと思うことを誰も紹介しないのであえていうと、
机の上が超すっきりしてカッコいい&掃除しやすくて最高でーす!
ってこと。HHKBに興味がある方には迷わずどうぞというレベル。
オススメDeath。

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Mac ProにBootcampでWindows10がインストールできない

「エロゲもしたいPSO2もしたい…そうだ!MacProにグラボを載せ替えれば!」

エロへの執念、岩をも砕くという喪男の話。

Mac Pro mid 2010にWindows10を入れたい 後編

前回の続き(Mac Pro mid 2010にWindows10を入れたい 前編)。

長いのでもし「Mac Pro Mid 2010にWindows10をインストールしたい」で辿り着かれた方向けに要約手順を最初に。

  1. USBインストールメディアを作成する(WindowsPCで作成するとインストールメディア作成ウィザードがあって楽ちん)
  2. bootcampを起動し、最新のサポートソフトウェアをAppleからダウンロードのみ実行する。
  3. bootcampを投げ捨てる(重要)
  4. ディスクユーティリティを起動し、SSDなりにパーテーションを作成
  5. Apple File Systemの警告が出るので、パーテーションを作成で進む
  6. フォーマットの種類はexFAT(別HDDの場合はGUIDパーテーション)を選択し、パーテーション(名前をWindowsとかわかりやすいもので)を作成する
  7. MacOSを再起動し、optionキーを押してbootドライブの選択で、USBを選択して起動
  8. 6で作成したボリュームをインストール先に選びインストール
  9. Windows10がインストールされておしまい。

bootcampを使わないためか、OS X High Sierra bootcampバグとも言える、「Windows側からのMac OSで起動」ができない!(mac os ブートセクターが見つからない不具合)が、回避されて起動もできる。良いことしかない。

つまり必死にbootcampでインストールしようとて2日かかったアホだった。
Mac Pro Mid2010でbootcampを使った場合、どんなに頑張ってもWindows10はいれさせん!って怒られる。
しかたないのでWindows8からバージョンアップを目指そうとしてたが、インストール中のハイパー不具合、「このディスクにWindowsをインストールすることはできません。選択されたディスクには、MBRパーティションテーブルがあります。EFIシステムでは、GPTディスクのみにWindowsをインストールできます。」が表示されてなんにもできない。
フォーマットしようが、FileVaultオフ(元からだった)でも、とにかくこれが通せんぼしてインストールに進まない。

2020/06/29 追記
この投稿の訪問者が多いので、上で解決しないようであれば下投稿もご確認ください。
Mac Pro 2010 Midに OS MojaveでWindows10をインストールできない

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