AlterLockの購入と取り付け

GWの東北旅行の準備を着々と進めている。
去年まで自転車旅行などの長距離移動時の鍵は必ず2つ体制だったが、夏の京都旅行以降にどこかで1つ無くしてしまった。
往復200km圏内の近場であれば特に不自由はなかったが、さすがに長距離となると盗難で全てが終わってしまうため不安が大きい。だから鍵はとても重要だ。
そう思ったので前と同じ鍵をAmazonでカートに入れて注文したあと、「そうだ、AlterLockがあれば鍵は別に1つでも問題ないのでは?」と考えなおし購入した。

ついでにCATEYE OMNI3 AUTOも購入。
以前から走行中、トンネルの侵入でいちいち尾灯をON/OFFするために立ち止まるのはとても煩わしいと感じていた。(とくに上りの途中など)
ブルベ界隈で、尾灯の定番商品ともいえるOMNI5にセンサーによる自動点灯/消灯機能がついた製品がでるという噂は去年耳にしていたので発売を密かに待っていた。
OMNI3 AUTOは、OMNI5と同様に単4電池2本で100時間駆動というロングライフの安心感と、万が一の電池切れも単4電池はコンビニがあれば入手できるため有事の際も対応可能という2つの心強さが売りだ。
これがいつのまにかAmazonで販売されていたので、ブレーキシュー前後とあわせて購入。

キャットアイ(CAT EYE) テールライト OMNI3 AUTO TL-AU135-R 36mm x 75mm x 21.9mm

盗難対策への安心は重量わずか60g(AlterLock)

個人的に自転車からあまり離れない人には、AlterLockは無用な長物だと思う。
コンビニに駐輪していたら盗難されたという話はよく聞くが、コンビニに入ってわずか10分で盗難されるのはよっぽど運が悪いとしか言いようがない。しかしそれよりも長時間同じ場所に停めていたら盗難にあったという方が圧倒的に多い。しかしそんな人がAlterLockを買ったから安心か?と言われると、これもまた疑問だ。
例えばボクは長距離を移動する際にホテルへ宿泊する時も、室内に持ち込めるかどうかを一番に気にする。食事をする際も極力、食事中に自転車が見える場所におけるかどうかを気にする。
たとえ乗っている自転車がボロボロだろうとそうでなかろうと、大切な物なら盗難に気を使うのは当たり前だと思う。言ってみればロードバイクというのは道端に数十万円が置かれているようなものなのだから。

AlterLock(オルターロック) | スポーツ自転車(ロードバイクなど)・盗難防止・振動検知アラーム・GPS追跡

AlterLoackはそんなロードバイクの駐輪時の盗難に対して、常に気を使っている人の助けになる商品だと思う。
腹痛でトイレに行く。落ち着いて食事をする。そんな最中でも心の中では、ロードバイクがその間に盗難されてしまったらどうしようと不安がつきまとう。
温泉中は無理かもしれないが、少なくともスマートフォンが手元で見れる状態ならば、自転車の状況がわかる上にもし誰かが手を触れるなどといった振動があれば盗難アラートが鳴る。さらに万が一の盗難時はGPS追跡ができるというのはとても心強い。
明日1日遠出してみて安心性と心のゆとりを確かめて着たいと思う。

実際の取り付け後(赤いランプは充電中のみ点灯)

ボトルゲージ後ろに取り付けたが、黒いフレームのためか思いの外目立たない。
ちなみにこの自転車フレームはボコボコで価値が0とまで言われている。実際3箇所もフレームに傷が入っているので価値も何も危険な物に乗るなと言う感じかもしれない。

すり傷どころかカーボンの断裂剥離を修復もしているフレーム

はじめにリアフォークが追突によって折れたが、相手の保険でカーボンドライジャパンで復旧してもらった。
次に伊豆に行った時、疲れからボトルをフロントホイールとシャフトの間に落としてしまい、フロントフォークにボトルの破片が刺さり傷が入った。これはフォークを交換した。
3箇所目は、ちょうどAlterLockの取り付け位置のシートポストだ。仙台からの帰り、上野から自宅へ戻ろうと輪行バックを肩から下げて乗り込もうとした時、乗車入り口でひっかかり落とした。その衝撃でフレームと接触していたスプロケットがシートポストに食い込みガッツリ傷が入った。「もういい加減これはフレーム交換コースかな…」と思ってしょんぼりしながら近場の自転車屋の店長さんに伺ったところ「FiberFixっていうテープで補強すれば行けなくもないと思いますよ」といわれたので、貧乏なボクはその手を使った。

FiberFix 2.5×100cm 1P 2.5×100cm

ちなみにまーったくおすすめはしない。
まず元のフレームに2重とはいえ厚いテープを巻き付けて補強するから、その部分が他の箇所よりも膨らむので見栄えが悪い。ボクはシートポスト部分だったため、ファイバーパテで整形してエアロフレームっぽい形状でごまかした。
それがこの自転車が全体的に塗装されている理由だ。

あれから2年たち、相も変わらず色々な場所を旅している。
ボロボロでフレームに価値がなかろうがなんだろうが、ボクにとっては5年も一緒に旅をしている大切な相棒だ。
だから盗難されたら凄まじいショックで落ち込むに違いない。だからできる限りの盗難対策はしたい。持ち物の大切かどうかの価値は、対外的な普遍の評価(金額等)よりも持ち主準拠の評価(思い入れ)でいいと思う。

AlterLockは、高い自転車じゃないから盗難対策は要らないという方や、盗まれたら盗まれたでいいやという方には無縁な商品だ。
それでも大切な自転車が万が一の盗難に備えたいと思う人にはおすすめできると思う。ちなみに大切な自転車ではなく、高級な自転車だから盗難対策したいという方はAlterLockよりもau損保の新サービスの方が良い。

すぽくるという保険が、保険額によっては購入時の価格全額保証してくれる。しかも購入からの年数は問わないという物だ。
自転車の金額に寄るということだが、気になる方は入るのも良いかもしれない。
盗難に関してはAltreLockで防げそうな気がしたので、ボクは入っていない。

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