Mac Pro 2009にOpen Core Legacy Patcherを使ってMacOS Monterey 13.6を PCIe / NVMe M.2 SSDにインストールした

やったことを書くと一行なのに、途方もなく苦労したので同じような苦労をしている方向けに記録を残すことにした。
一応検索エンジン向けに大きくハマった、以下2項目は別記事にして探しやすいようにする。

心底苦労した。とくにMetalが有効にならないのせいで20回近く再インストールするはめになった。
Open Core Legacy Patcherは便利で手軽だが、特定環境では心底厄介なことになる。
結局9月の3連休はそれで丸つぶれだ……とほほ。

インストール環境
・Mac Pro Ealry 2009 / 機種ID Mac Pro 5.1
・Intel Xeon X5680 Single
・AMD RTX580 / 4GB
・RAM 48GB
・NVMe M.2 SSD 1TB

余談だが、NVMeはMacOSに潜在的な不具合があるらしく起動時に結構な頻度でカーネルパニックを引き起こす。(nvme: “Fatal error occurred. CSTS=0xffffffff”みたいなやつ)
何度か再起動すれば問題なく使えるし、NVMeの当たり外れみたいなものみたいなので、気になる人はちょっとお高めのNVMeをご購入したほうがいいかもしれない。
ボクはお試しということもあって、1TB 8,500円で購入した。
貧しさがすべての原因。

NVMe M.2のPCIe変換カードは昔は玄人志向が最安値だったけど3,000円近かったので見向きもしていなかったけど、流石に1,000円以下で買えるようになったのなら!と今回決行。
DiskSpeedTestを念のためはしらせてみたら、 Read 1,506MB/s Write 1,231.6MB/sとまずまずの数値。実際起動も早いので費用対効果は高め。(起動すれば)

システムディスクとして認識されている

Mac Pro 2009でCatalina 10.15.xがアップデートされない

会社のMac(Mac Pro 2009)に入れていたCatalina 10.15.2がいつまでたってもアップデートされず、システムのソフトウェアアップデートを見ても「最新のバージョンです」となってしまいXcodeがアップデート(10.15.4以上が必要ですエラー)できず困っていた。

結論でいうとCatalina Patcherを使って最新の10.15.7を再インストールすることで復旧した。

どういう不具合かよくわからなかったけど、治ってしまったのでヨシ案件。

二次弊害としては、Time machineもおかしくなっていてCatalinaを入れた直後の状態に戻ってしまった。(保存データは最新なのにアプリケーションの状態が戻っている)
Transmitのブックマークが吹っ飛んだこと以外は大した問題ではないけど、ちょっとつらかった…。

そしていつもどおりこの件を検索してもなーんも情報がでてこないので、迷人対策用に投稿。
一応は他に手はないのかと色々と試してみたものの、手動でパッチを当てようとしても当たらないし、xcodeもどうあがいても10.15.4を入れろと求めてくる。
Twitter検索で唯一ひっかかった「softwareupdate –fetch-full-installer」の方法で10.15.4を指定しても、ダウンロード後に「使用しているシステムに対応していない」というエラーがでてきてしまったので、諦めて再インストールした。
再インストールしか勝たん。

Mac Pro 2009 EarlyにAMD ATI RX580を突き刺した

AMD ATI RX580
中古品のため主流のメモリ8GBではない4GBモデル

2022/10/11追記
検索でRX580 EFI化をよく見るのだけど、Open CoreでMac使う場合、ブートメニューもNVRMリセットも起動プログレッシブバーも表示されるので、昔ほどEFIのメリットは存在しないと思う。強いていうならWindowsとのデュアルブートのときを気にされているのかもしれない。その場合はconfig.plistのScanPolicy=19859203で対応できる模様。
詳しくは情報を提供されているBlog様をご参照ください。
Boot MacOS / OPENCOREのPICKER画面を設定する

PhotoshopのCC2020をアップデートすると、目に見えて表示速度が遅くなった。
どのくらい悪くなったかというと、Photoshopを開いた状態でChromeなど他のウィンドウをアクティブにするとPhotoshopの表示がグレー一色になる。(低負荷モード?)
なのでVScodeでコーディングしながらチラ見というのが不可能になって、さすがに仕事に支障がでるレベルだったので換装することにした。

現在のMacOSはNvidiaのドライバーを一切アップデートしない仕様になっていて、古いHigh SierraではギリギリnVidia Driver Updaterが動作するため更新されている。
そのため古いMac Proと新しいMacOSの組み合わせで使う場合、グラフィックボードはATI Radeonシリーズを買うほうが安定する。(トレンドなのはATI 560か570、580が安価。現在RX580は新品で1.84万相場)

ただどちらにせよEFI BIOSが書き換えないとOptionでのブートドライブセレクターが使えないため、WindowsをデュアルブートしてMacを使うのはそろそろ年貢の納め時かなーという感じがする。

ヤフオクでお安く(1万円)で買ったRX580とPCI-E6×2をPCI-E8に変換するケーブル

RX580は入力電源150Wが必要だが、グラフィックボード側のポートは8ピン1つとなっている。
MacProのグラフィックボード用の6ピン1本の出力は最大75Wのため、6ピン2本を1本に束ねて8ピンにして入力する必要がある。

もし現在は何もグラフィックボードに外部電源を挿していない状態なら、MacPro/G5用のミニ6ピン×2の8ピンが一番スマートだと思う。

現在外部電源を使ったグラフィックボードを使っている場合は、さらにミニ6ピンを1本追加し、PCI-E6×2をPCI-E8に変換するケーブルを購入することになる。(ちなみにヨドバシの方が安い

PCI Express用電源変換ケーブルPWV09

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あと古いグラフィックボードではDVIが2つあったのだが、最近はDVI×1+HDMI+Displayportみたいなのが多いので、購入前にはディスプレイとご相談すると良い。

古いMacProを無理やりお使いの方の役に立てば幸い。

Mac Pro 2009にMac OS 10.15 Catalinaをインストールした話

新しいMac Proが発売されましたね。
現在愛用している銀色箱筐体ことMac Pro 2008-2012までのシリーズを彷彿とさせるデザインに、各種システムに拡張性がある将来性の高さ。ゴミ箱もCoolでしたけど新しいMac Pro 2019は最高に良いです。

買えるなら。

買えるわけないだろボケ―。なんだあの値段。
どこかのBlogで「昔のApple所有者はAppleオーナーと呼ばれていた」というのは、まさにそれでWindowsと比べて明らかに値段が高かったのを思い出した。

さりとてMac OSとiOSは年々バージョンアップが進み、とうとうHigh Sierra(10.13)ではiOS 13をUSB接続してもSafari開発ツールでiPhoneを参照きなくなってしまった。
Xcodeでエミュレートすれば良いとはいえ、できれば実機で確認がしたい…。
そんな悩みを悶々とした結果、「新しいMacPro(チーズ削り器)がでたなら、ゴミ箱(2013)がトコロテンで安く売られるはず。そっちを買うか…」と思っていたら転売屋によるピラニア会場の真っ只中だった。_(:0」∠)_

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「macOS High Sierraをインストールするには、ファームウェアのアップデートが必要です。」エラーでFWが更新できないとき

タイトルは検索用。迷人の助けになれば幸い。

Mac Pro 2009/2010で無理やりHigh SierraやMojaveを動かしている方は、新規にOSをインストールするときに、OSインストール画面ではじめに「macOS High Sierraをインストールするには、ファームウェアのアップデートが必要です。」が表示されることが多い。(以下FW: FirmWare)

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