#081124

自分のためにだよ

いつものようにtumblrを見ているとアメリカでそこそこ上手くやってるシステムエンジニアで民主党支持の方が、「トランプが勝利した今のアメリカの空気感」みたいな内容をhatena.blogに投稿されていた。(tumblrではよくあるのだけどReblogしたつもりでできていないことがある。これも同様にまたどこかにいってしまった)

内容はかざりっけがないながら上手くまとまっていて、選挙内容に不満があるという内容ではなく「本来民主党が味方につけるはずだった20,30代のリベラルを、政策アピールで引き込むことができなかったのがハリスと民主党の敗因。その人達がトランプに票をいれてしまった原因と対策を、次回の選挙までに民主党は考えるべきだろう」といった内容だった。もうちょっと書くと「トランプの掲げた政策を実行すると物価があがってしまい、主だってトランプに入れてた低所得者層死ぬけど大丈夫そう?」といったもの。わかりやすさとアメリカの現状みたいな空気感も感じれる現地の人の感想という良い文章だった。

で、これがどうも一度投稿されたあとに大幅に加筆修正されて読みやすくなっていたようで、そのことに気づいた人が「前の文章は箇条書きで素っ気なかったですが、わかりやすく書き直してくれてありがとう。でも忙しい中でこんな誰の得にもならないことをしてくれて不思議でした。どうしてこんなに親切なんだろう?」というコメントに「そんな人間いるわけないだろ。これがAIってわからないとか馬鹿?」等の実にhatena.blogらしいコメントがついていた。

そして、届かない場所でこんなことへ返信みたいなことをするボクも無意味だ。
ただボクはこの投稿者がどうして1セントの得にもならないことに労力を割いたかがわかる。この話をダラダラと広げようと思ったけど少し文章を書いたけど、雅じゃないので消した。

結論だけ書くと、おそらく「自分のため」に書き直したんだと思う。ボクも定期的にこのBlogの過去投稿を校正しつづけているので気持ちはわかる。
流れ続けるSNSと異なりblogはその場所があり続ける限りは残ってしまうため、誰かの目に触れてしまう。(SNSもtumblr等で古い情報にアクセスは可能だが)

連想して思い出したのは、スティーブ・ジョブズが「過去の偉人が繋いできたバトンを自分が落としてしまうような焦燥感があった」という話。
より良き世界、よりよき社会を目指す行動は小さなことの積み重ね。どんな小さいことでも、より良いことへができない人は大きなことなんてできもしないという当たり前の話だ。
この投稿者はアメリカでそこそこ成功してーとあるし、文章からもそうなんだろうと感じれるから、当たり前のように小さなことでもより良くの意識があるんだろう。

もう一つは心の豊かさに依る。
人は心が豊かな状態になると親切心から分け与えるという行動ができるようになる。
「ボロは着ても心は絹」、「武士は食わねど高楊枝」と昔からこの手の言葉は標語として受け継がれている。

そのどちらかじゃないかなーと推測。

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