とどのつまり、痩せない原因は自分の基礎代謝≦接種カロリーという悲しい現実だった。
そんな簡単なことに気づくまで3年も掛かったのは自分の学の無さによるものだろう。
無知であることは自身の原因にたどり着くまでに膨大な時間を必要とさせる。
良い本なのでダイエットをしている人は図書館で借りて読むと良いかもしれない。
ここでざっくりと噛み砕いたことを書くのは簡単だが、本は読み手の思い込みや読解力に起因するので、もし「運動しているのに痩せない!」「ダイエットが続かない」というお悩みを持っているならおすすめ。
「今日は1,000kcal運動したからたくさん食べれてもノーカウント!」なんてのは存在しなかったんだ。ちゃんと脂肪クンになって僕の中に居続けた。
……晩ごはん、お前だったのか。僕の体重を増やし続けてるのは。
許せねぇよ。
というか一番の勘違いは、いわゆる総消費カロリーという曖昧な変動値を基準にして食事をしていたのが大きい。だいたいのダイエットアプリはこういうのを総消費カロリー基準(基礎代謝+消費カロリー)で甘めに設定しているが、総消費カロリー基準だと維持はできても痩せづらい。
ダイエットをする場合は基礎代謝よりも下げるほうが確実。(最悪でも増えはしない)
接種カロリーって以外と数値の足し算なのに、「鍋にするから野菜多くて低カロリー」みたいなどんぶりしがち。いわゆるクレジットカードネタで言うところの「項目に見覚えはあるのに、請求額に見覚えがない」と似てる。
欲望を抑えることは難しい。
閑話休題。
そんなわけで、この日は退社が22時を超えていたこともあり、帰宅後に自炊するより何か食べて帰るほうが残カロリー計算でも都合が良さそうと考えた。
お金はかかるがコンビニでご飯購入は、カロリー表記があるから計算もしやすく、ダイエット成功に近いかもしれない。
好物でもある蒙古坦々麺に冷凍野菜をトッピングというのも魅力的に思えた。
そんなことを考えながら家路を急いでいると、以前雑誌でも目にし、通るたびに豚骨の匂いが気になっているラーメン屋が視界に入った。(関東で食べれる本場の味!という触れ込みだった)
「とんこつラーメンか……ラーメン一杯なら800kcalほどで残カロリー計算内だな」
そう思いついたこともあり、こんな時でもない限りもう何年も通り過ぎているラーメン屋に立ち寄ることもないだろうと、機会を得たと考え店に入る。
店内ではカウンターを指定されたので手近な席に座る。
ただこのとき店員がイラついたような言葉だったのが気になった。
その後注文の時も「順番に作るから待て」のような言い方、従業員への言葉使い、奥の酔っ払った客へのうんざりとしたような対応。大変なんだろうと思いながらも、そんなに気持ちよく食べれる店ではないなと感じた。
実際、味もボクの舌には合わなかった。
ボクは博多ラーメン=バリカタみたいなあの食べ方がそもそも好きではないので、普通で注文したものの、この茹で加減でも麺とスープがマッチしていない。
スープがどちらかというと淡白で麺に味が入らないのか、麺だけを食べているような味。
麺もこだわりの九州取り寄せ小麦粉云々のメモ書きを見たものの、マルタイの即席ラーメンとの違いがわからない。どちらかというと小麦の味が強すぎるので、スープが負けているのでは……?それともハリガネやバリカタ文化から考えるに、本場の博多ラーメン好きは関西で言う「ソースが食べたいから粉もんを食べる」と同じで、「小麦粉が食べたいから博多ラーメンを食べる」ということなのだろうか。
それにしても注文したとき、先に4杯の注文があったにせよ、20分ほど待った。
博多ラーメンって湯で時間は短く、さっと出て、ぱっと食べるものだと思っていた…。
よくわからないこだわりと店の空気の悪さで、替玉することなく退店。
店の外には酔っ払いが居着いてるせいで回転率が悪く並んでいる人がいる。
まだこれならいつもの久留米ラーメンでも食べに行けば良かったなと、少し後悔。
それでも知らない味を食べる経験を得ただけ良かったと思うことにした。
そんなションボリグルメ記録。