Ducati Super Sport 939のバッテリー YT12B-BSを交換する

冬場という季節柄もあるが今年で4年目ということもあり、最近バイクの始動時にバッテリーが弱っているような掛かり方をするようになった。
メーターで電圧を見ると12.3Vなので定格内ではあるが、去年の車検時にディーラーよりバッテリー交換もしたほうが良いといわれていたので自分で行うことにした。
(ディーラー交換依頼だと工賃込みで4万円と言われたことと、Super Sport 939はバッテリーの交換がしやすい位置にあるため)

早速Amazonでバッテリーを探してみると、標準でついているYUASAのYT12B-BSが2種類見つかる。日本製(GS YUASA)と台湾製(YUASA)だ。

GS YUASA シールドバッテリー YT12B-BS

TAIWAN YUASA シールドバッテリー YT12B-BS

どちらも型番は同じため取り付けで苦労することはないようだ。
ただ値段がほぼ2.5倍違う。
日本製は16,500円前後で、台湾製だと6,500円前後だ。

余談だが、最近姫路Ducatiの通販で走行中の振動で外れてしまったクーラントのカウル固定ネジを買ったが、そちらでDucati純正バッテリーを18,000ほどで購入できる。
結局このDucati純正バッテリーが日本製なのか台湾製なのかは外観から判断することはできない。

Ducati 姫路CORSANET YT12B-BS

ネットで交換記事を探すと台湾製を購入している人が多い。
ボクは結局悩んだ末に日本製を購入した。
理由としては、自分で交換した安いバッテリーで高い本体を壊しましたという理由をつけたくないというものだ。そこまで価格差があるわけではないし。
そういう意味では姫路Ducatiの通販で買っても良かったのだが、そのことに気づいたのがネジを購入したあとだったため、送料がまたかかるというのもあれだったので今回はやめた。
ただどなたかのBlogでDucatiのバッテリーが高いのはイタリアからの輸送航空費を含んでいるためとみたので、以外と中身は日本製と同じなのかもしれない。

交換作業記録

バッテリー交換するにあたって以下を用意した。

絶縁グローブは正直素手で交換できるのであってもなくても良い。
良いのだが、届いた新品のバッテリーを持ったときにビリっと感じてしまって、安全対策を過剰にして悪いことはないと思ったので絶縁グローブを用意した。これは内側がゴムで絶縁されていれば良い。

また万能グリスはDucatiのオーナーズマニュアルの交換方法記載ページに、「交換して最後に端子部分にグリスを塗布して防錆対策しろ」とかいてあった。
自室にCREのシリコンスプレーはあったが、こちらも個人Blogの方でシリコングリス(クリーム状)のものを塗っていたので、AZの万能グリスを購入した。
ちなみにこのAZ万能グリスの用途に「バッテリーの端子防錆用に」と記載があるので安心感もある。

左サイドカウルを外す

まずはサイドカウルを外す。
サイドカウルの外し方はマニュアルよりもDucati Magazineというサイトが昔あり、とてもわかり易かったのでEvernoteで保存していたのだが、なぜかサイトがリニューアルされてWebから消失した。
なんてことを……

一応ボクのEvernoteを共有しているので、必要な方はこちらを。
前編はフロントカウルの外し方、後編はリアテールカウルとタンクの外し方をDucatiメカニックが解説してくれている。

【スーパースポーツ】メンテ&カスタムその前に! フルカウルの外し方! | DUCATI Magazine

【DUCATI】その脱がせ方でスムーズに!? ドゥカティを丸裸SSモデルのポイント公開 | DUCATI Magazine

ちなみにこの紹介されているやり方で、黒いカバーを外した後に、前側(ヘッドライト部分に2箇所)のグロメットを引っ張って抜き、後方のグロメットを抜くとあるが、マジ抜けない。
抜けないし無理やりやってへし折って途方にくれた。
実はへし折った状態でもかろうじてくっついていたのだが、接着剤でくっつくんかなーと思いながら対応を保留にしていたら案の定きれいに取れていた。
ただこれはあらかじめ解決策を用意していたので、投稿の最後で記述。

個人的にカウルを外す手順は以下になる。

  1. サイドカウル上部の黒いカバーをタンク側にある2本を取り除いて外す。(固定突起に注意)
  2. 合計6本のネジを外す。
  3. ヘッドライト側のグロメット(突起爪)を手前側に引っ張って抜く。
  4. 最後にタンク横のグロメットをバイク後ろ側に引っ張って抜く。

バッテリーを交換する

無事にカウルを外すことができると、左下側のバッテリーを目にすることができる。

交換前のバッテリー

マニュアルにも書いてあるが、バッテリーは左上と右下の2箇所で固定されている。

+端子カバーは4mmの六角ではずすことができる。
右下は六角穴にみせかけて8mmのソケットかスパナでしかゆるめることができない。
なんでここ別々にしたのか、マジで謎……トルクの問題なんだろうか。

マニュアルではロックを外してからバッテリーを引き出せ。とあるが、どうみてもバッテリーにケーブルつないだまま地面に降りるビジョンがわかないので、端子からケーブルを外した。

外すときはマイナス端子から。
バッテリーの取り外し方の基本なのでお間違えないように。
理由はバッテリーのマイナスがついたままだと、車体がマイナスなので、プラス端子を取り外すときに工具が車体にあたると通電してショートして火花がでる。
なので必ずマイナス端子から外す

ちなみにこのマイナス端子はNo2のプラスドライバーで外れるはずなのだが、マジではゆるまないしほぼなめた。
で形をよくよくみると10mmソケットで緩めれそうだったのでソケットでゆるめた。
なめたときはちょっとこの世の終わりな気分だった……。

そのあとはプラス端子を外し、バッテリーを手前に引き抜く。
バッテリーは本体の半分ほどがケースで固定されているので、そこから手前側に引き抜くイメージ。

新しいバッテリーにゴムの固定用ステーをとりつけなおす

あらかじめ交換バッテリーの端子部分にネジの固定用ナットをとりつけ、その後にバッテリー固定用のラバーステーを取り付ける。

バッテリーを取り付けるときは、プラス端子から取り付ける。
ネジにねんのためにとAZ万能グリスを塗布してから端子を締め付ける。
トルクは5nm±10%。(マニュアル記載トルク)
プラス端子を取り付けた後にマイナス端子を取り付ける。
そのあとはバッテリー固定を行う。

無事交換完了。手前のケーブルはUSBコネクター用

とりあえずこの状態でキーを差し込みエンジンをかけてみる。
燈火類(ハイビーム含む)の点灯を確認し、USBコネクターやドラレコなどをつけている場合はそちらの通電確認も行う。
そのあとはカウルを取り付けておしまい。

端子の取り付け手順を間違わなければそこまで難しい作業ではないと感じた。
これなら悩んでいるドライブレコーダーの取り付けも自分でできそうな気がしないでもない……。

折れたカウルのグロメットの修理

カウルはFRPだから接着剤でくっつけれる気はするが、振動にどこまで耐えれるかという不安があった。
以前カウルのグロメットを折ってしまったときに調べるとプラリペアという商品を見つけた。
なんとも古めかしいサイトとYoutube動画があるが、効果はてきめんのようだったのでAmazonで購入したまま1年が経っていた。

MUTOSYOUJI プラリペア ホワイト PL16W

使い方はわりと簡単なのだけど、固まるまでに5分とあるため、最初に固定するまでにちょっと手間取った。(アロンアルファで仮止めするのはありかもしれない)
このプラリペアは接着するというよりかは、溶着(溶かしてくっつける)のためより強固にくっつく。
完全に固定されたあとはカッチカチになり、「ボク前からこの状態でした」といわんばかりの強度でカウルがしっかりと固定できるようになった。

完全に癒着固定されたグロメット。 根本から折れて取れていたとは思えない強度。

もし同じようにカウルの割れなどでお悩みの方がいたら、プラリペアぜひ。
サイトでは割れたものもくっつけて塗装すると元通りみたいな使い方も紹介されていた。
古い商品のようだけど、認知度がないのかもったいない商品だ……。
すこぶる優秀なのに。

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