10essence

「あなたを構成する10の要素を教えて下さい」らしい。
noteのお知らせでみかけたので、ふと自分のはなんだろうと思い投稿。

「100の質問」とか「◯◯◯手さんに45の質問」「踏んだ人はかならずやる」「回覧」とかいう言葉を思い出したけど、海外発祥のネタなので純粋に自分の半生見直し啓発系っぽい。


#01 PIECE OF MIND 366 / エミイ Eディーン

誰かにとっての優れた本は、誰かにとっては取るに足らないくだらない本

この本はボクがまだ仙台に住んでいたころ、駅前の書店で平積みされた新書コーナーで目にして購入。 1年間366日毎日の誕生花、誕生石、生まれた人、亡くなった人とともにその日その日を穏やかに過ごすための考え方が書かれている。

今で言うところの意識啓発本に近いが、どちらかというと当時流行っていた「心のチキンスープ」シリーズのように、「人生は辛いことが多いけれど、良いこともあるよ。楽に考えて生きていこう」みたいな寄り添う感じの本。

何度目かの引っ越しの際、本を減らそうと整理して処分したものの、やっぱり手元に置いておきたくて探して再購入。 ボクが無人島に持っていく本はコレ。

絶版してるし初版以降重版もされていないので売れなかったんだろう。
本との出会いは一期一会ということも教えくれている。

#02 MAZDA RX-7 FD3S RZ III型

欲しいときに手にいれることの大切さと消えゆく熱量

毎週ヤンマガで頭文字Dの追いかけをすれば、スポーツカーに乗りたがらない人は居ない。
そう思うくらいにはミーハーなので、ボクもわりと無理してフルローンで購入した。

当時はまだ最終Ⅴ型がでたばかりだったので型落ちしていた III型は割とお安めだったし、ガソリンもまだハイオクが104円とかそんな時代。 今だともう買いなおすこともできないし、手に入れるのも大変そうなので当時無理して買っても良かったなーと思う。

オタクのロマン実績「スポーツカーに乗って爆音でアニソンを流しながら、電気街(大阪でんでんタウン)に行く」は解除済み。 わりと人生を一番謳歌していたのはこのころな気がする。

#03 RICHO GR

カメラの形をしたモノで写真を撮ることでしか得られない感覚

雑誌で佐藤可士和氏のカバンの中身見せてください。みたいな特集で、GRを必ず入れてるんですよーというのを見て欲しくなり、その足で家電量販店に行き衝動買いした。(初代GRデジタル)

ボクは今も昔もあまり写真を撮らないというか、写真を撮りたいという感情が起伏しない。さらに写真を撮りたいと思ったときにカメラを持っていないことが多い。 GRのコンパクト・軽さ・堅牢性はカバンにとりあえず入れていくかという選択肢を加えてくれた。

ちょっとの外出から旅にでるときまで、追加で積み込む荷物の大きさや重さは重要だ。GRの一貫した「ちょっと持っていくか」という気にさせる気軽さのようなプロダクトデザインはボクにとてもあっていた。

個人的に写真を一番撮影していたのはflickrが無料だったころ。
Yahooに買収されてそこから宗教的な理由でつかわなくなってしまったが、売り払われたこともあって、また何かカメラを買ったら戻りたい気持ちはある。

GR4がでるまで待とうと思っていたらGR3HDXがでてしまったがちょっとほしい。
口に出したら叶う理論でいえば、Leica M11-PとAPO-SUMMICRON-M F2.0/50mm ASPH.の組み合わせが欲しい。
もっとも落としたりナンやりで悲しむ未来しか見えない気がする。

#04 GLOBAL 文化包丁

気づけば半生を共にしている包丁

20のころに神戸三ノ宮にある東急ハンズで購入した包丁。
当時郵便局関連の仕事をしていたころ、いつものように三宮でビリヤードでもして帰るかーと思い、店が開くまで時間つぶしに東急ハンズをウロツイていたら包丁のショーケースに目が止まり、デザインに一目惚れして購入。

購入を決めて、店員さんに注文した際にショーケースをあけながら言われた一言が忘れられない。

「ご職業は料理人か何かですか?これ出たばかりですが、ご同業者にもよく売れてるんですよ」
「そんなところですねー(滝汗)」

いえ、夏だしコンビニで豆腐買って、切って冷奴にして食べるかーと思っただけです。
料理なんて全くしません。という出会いから今に至る。
数年前に研ぎ直しで送ったら新品みたいな切れ味で戻ってきて驚いた。
六本木直営店に持ち込みもできるみたいだし、今年はお願いしようかな…。

#05 Uglydoll / Uglydog

写真に唯一無二性を加える存在

きっかけは好きな歌手の霜月はるかさんが、自身のデフォルメキャラクター「にわとり」のぬいぐるみを一緒に撮影しているのを見て、「それ面白いなー」と思ってはじめたのがきっかけ。
いまはヌイフォトみたいな言葉ができてしまったので、恥ずかしくはないのだろうけど、昔はわりとおじさんがぬいぐるみ遊びしながら写真を撮影するというシュールな光景を作っていたので片身がわりと狭かった。
instagramはじめたころにはすでに持っていたよなーと掘り返すと、2012/4/4の初投稿画素の写真だった。となるともっと前から一緒にいる。
(購入履歴をgmailで探すと2011年だった)

軽いので自転車旅のお供にちょうど良くて色んなところにでかけて、いろんなところで失くしてきた。(愚か)記憶している限りだと、東京〜実家の自転車帰省で静岡超え中に初めて紛失。2回目は冬の東北旅行中。あともう一回どこかでも失くしている。
なので現在4世代目。
もう同じ色はebay含めて売っていないので、いよいよ無くすことができない。
といいつつ去年のGW東北旅行でうっかり鶴の湯温泉に置き忘れたので、慌てて取りに行くことになったが……。
タグを埋め込むべきだと真剣に思ってるモノノ一つ。

#06 カードミステリー / ヨースタイン・ゴルデル

ソフィーの世界の作者が描く不思議な世界を旅する親子の話

ソフィーの世界は学生時代話題になった本で、図書館で借りて読み、そこから哲学書を読み漁るきっかけになった。
ヨースタイン・ゴルデルの本はどの本も哲学的な側面があるためとても好きだが、個人的に一番好きな作品はこのカードミステリー。
ゴルデルの作品は「アドベントカレンダー」もそうだが、空想の中で旅をすることが多い。空想の世界の中で主人公は次々と現れては消えていくキャラクターに、現実世界で見落としがちだったり、当たり前と感じてしまっていることを「どうして?」と尋ねられる。主人公は尋ねられたことがきかっけとなり考えはじめるというのが定番の流れ。

色々なことに疑問を持ち、自分への問いかけ考えさせることの大切さを教えてもらった本。

#07 Pinarello Quattro 2013 Di2

気に入った自転車でどこまで旅に出れる

はじめてロードバイクを買いに行ったとき、店内で整備中のPinarelloの自転車を見てかっこいいなーとおもってはいたが、30万以上と聞いて流石に無理だと10万円のTrek 1.2 2011を購入。それから毎週自転車で出かけ、日が暮れるまでクタクタになるまで走り回る生活が始まった。

QuattroはDi2専用モデルが存在し、当時はまだ機械式が主流とこともあってメーカー在庫がだぶついたので在庫一掃セールで安く売られていた。
こんな機会がないと買う機会はないと飛びついて購入した。

それからは関東から中国地方までを国道一号線に沿って帰ったり、茨城から太平洋側の道沿いに青森へ行ったり、軽井沢を越えて長野(ホイール破損によりリタイアあと、長野リスタート)の木崎湖から北陸沿いに京都へ行ったりと色々な場所を旅した。

自転車の旅はたどり着けるのだろうか?という不安が走り始めから、走っている最中、どこまでも付きまとう。そして終わりが見え始めたときの、「旅が終わってしまう」という突然の喪失感。人生の縮図のようなものを味わうことができた。

ボクは自分の自転車の旅を美談のように「辛かったけど良かった」と思うことは一度もない。
どの旅も「大変だったけど、楽しかったし、綺麗だった。行って良かった」と思うことばかりだ。
照りつける日差しの強さも、うだるような暑さも、降り注ぐ雨の冷たさも、切り裂くような風の冷たさも。あの時、「行こう」と決断できてよかったと思う。
そしてそう思わせてくれた自転車だ。

#8 Ducati Super Sport S 2018

始めるのに遅いことはない

バイクは個人的に自分の人生で乗ることがないと思っていた。
それがゆるキャン△で「キャンプがしたい!」となり、「あーでも自転車で積載していくのは大変すぎる……」(できなくはない)からの「ならバイクか!」で免許を取ることにした。
人間の「自分は絶対〜しないよ」はたやすく変わる。

もともとはDucatiのMonster 400isを買おうと思っていたのだけど、色々回り回って何故かこのバイクを購入していた。
「大型免許取ったら迎えに来るからね!」と約束していた黄色いMoster 821を捨てて、隣のSuper Sport Sを購入した酷いやつだ。漫画でやったら切り刻まれて送りつけられてることだろう。DVDだったら割られてる。

これまた日本全国津々浦々旅を継続中。
今年もどこへ行こうかなーと未だに楽しさ継続中。

#9 パソコン関連(とくにApple製品)

DOS/Vは作る楽しみ。Appleは使う楽しみがある

今どきDOS/Vは死語なんだろうか。Disk Operating System / Visualの略だ。
WindowsはDOS/Vという概念が強いくらい古くからパソコンを使ってきた。
自分の人生の傍らには常にパソコンがあり、スマートフォンが全盛期の今でもやっぱりパソコンを触っている時間の方が長い気がする。

Apple製品は今でも憧れがあるが、G4 Cubeを初めてみたときの衝撃が忘れられない。
結局それからいつか欲しいなーと思っていたMacを初めて買ったのは、Macbook Pro Core2duo 13inch 2012(当時10万)だった。

広告業に身をおいているとMacはなんだかんだで触る機会があったが、intel MacでDOS/Vとの垣根が良い意味で崩れたように思う。(それまでは別の種族としてTCPでつながってた)

使っているもので自分の将来が変わると強く思わないが、少なくとも自分が好きなモノを買い、使うことを選べなかったら今の自分の仕事はなかったと思う。

副題の話だけど、WindowsはバージョンあがってOSとしては洗練されているけど、何か自分好みに使うというカスタマイズ性が低くなっているように思う。
それこそ昔のWindowsはMacOSにできてWindowsにできないことなど許されない!!といわんばかりにカスタマイズができたと思うが、今ではそういった要素は鳴りを潜めている気がする。

逆にAppleは相変わらずOSデザイナーが愚かなことをして、「また消しやがったこいつ!」と憤慨することもあるが、ひょっこり新しくなって戻ってきたりするし、ターミナルで無理やり言うことを聞かせたりと使う楽しさがある。
欠点はApple製品はハードウェアを自由に自分で作ることができない点だろう。あと高い。
Hackintoshがあるのは知っているが、そのうちApple Siliconでしか動作しないようにするだろう。手綱を握ってるのは、あのAppleだぞの気持ち。ハードウェアとソフトウェア両開発できる強さよ。

#10 音楽

人生はいつも音が鳴っている

ボクは音楽をとても愛している。
初めてカセットテーブのウォークマンを買ってもらい、外でも音楽が聞けると知ったときの感動を今でも覚えている。当時のウォークマンのカタログコピー「音楽を持ち出そう」は名コピー。

なんだかんだでどのときでも音楽に対してはこだわりがあったように思える。
MDウォークマンがでたときも「CD品質の音がこんな小さな端末で」と興奮して買ったし、MDに関しては初任給が出たあとわざわざ新幹線で秋葉原まで行き、フロントトレーローディング式のデッキを買った。もちろん送料がもったいないから持って帰った。
購入するとき値段に悩みつつも「スロットインは味気がない!やっぱこの機構が欲しい!」という意味不明なこだわりが炸裂してハイエンド機を購入。病気だ。

ちなみに今現在のオーディオ環境に何一つ不自由はないのだけど、もしUD-501が壊れてしまったら、KEF LS50 wireless IIを買うかも……の気持ち。
NX-505高すぎる…。

おまけ

上で出したもので販売があるものリンク。
アフリエイトを挟むのは無粋なのでまとめた。

GLOBALの包丁がとくにそうだけど、今売られている商品と自分が持っている商品は同じようで少し違う。今の包丁の方がところどころが少し丸くなっているが、ボクは角張ったナイフみたいな初期の形が好きだ。(値段もすごい高い。昔6,000円だったのに…)

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