#050425

牛代の水目桜

桜が咲くころ、静岡県島田市にある川根町は賑わいを見せる。
大井川沿いを走る大井川鐵道が定期運行でSLを走らせていることもあいまって、毎年さくら祭りを開催する川根町は観光客で溢れる。さくらとSLの組み合わせでノスタルジー溢れれる写真を撮りたい人から、町全体が桜で化粧されたような風景を撮ろうとカメラを片手にした観光客を多く目にする。
牛代の水目桜は、川根町から山道を進んだ先。山間の茶畑の中に1本ひっそりと咲いている。

初めてみたのはtumblrだったように思う。
それ以来毎年のように目にするものの、どこの桜かわからなかった。(Tumblrはタイトルがない写真が定期的に流れてくる)
気になり調べてみると「牛代の水目桜」ということがわかり、桜を見るついでに何度か訪れていた川根町の道の駅川根温泉の近くにあったことがわかり、ボクはまたしても膝から崩れ落ちた。どうして訪れたとき周辺に興味を持たなかったのか……。3回も過去に行っているのに、温泉と道沿いの桜だけで満足していた。

週末は天気が良かったことに加え、先週交換したバッテリーの調子を走って様子見したかったため、どこかへ出かけようと思ってはいた。頭の中で「いつまでも関東で暮らしていけるわけではないのだから、見に行きたいと思っていた場所はとりあえず行くべき」と「GW間近で出費が予想されるのに、遠出するとかバカなのー?」という理想と現実が掴み合って殴り合う。
結果、いけるときに行くの理想が勝利した。

VLOG

MUSIC:Epoch / Ryu Itou

二輪定額割で東京〜島田金谷は片道¥2,440。ETCツーリングプラン:東名・中央道ワイドなら¥3,900で往復。(島田金谷手前の藤枝ICで降りる必要がある。2025年版)ミニなら¥2,500と安いが沼津からは距離があるため地獄の一号線は辛い。諦め。

ボクにしては早く動けたほうな9時出発したものの、当然のように渋谷〜海老名は慢性渋滞。ゴメンネメーディースーン。
足利SAで休憩後、出発しよう目線を上げると富士山が雪化粧している姿が見えた。

日中最高気温が20度予報だったため、冬ジャケットのインナー抜きできたけれど、新東名は標高があるためやや肌寒かった。これは日が沈んだ帰りで死なない……?とこのとき思ったが、ちゃんと帰りに無事凍えそうになった。気のせいだと思いたいけれど、新東名は毎回寒さに震えながら走ってる気がする。呪われてるのか?
途中パニガーレ様が爆音撒き散らしながら「制限速は俺の中では置き去りにしてきた。俺のスピードには耐えられないからな」と言わんばかりに抜き去っていった。
パニガーレに憧れはないけれど、Ducatiの高級ライン(パニガーレ・ストリートファイターV4、Xdiavel)のテールランプの特徴的なカッコよさだけは羨ましく思える。
え、積載性?カッコいいバイクに積載性を求めてはいけない。

その後はお決まりみたいになっているけれど、富士SAの天神屋でお昼ごはん。
最近、静岡県はボクの中で天神屋があることがステータスみたいになっている。前回も静岡おでんを食べて美味しかったので、今回もおでんを頂こうと具材を選んでいると他のお客さんがおでんに黒い味噌と何か粉をふりかけていた。
「それが地元スタイルか……」とせっかくなので真似をしてみると、あまりの美味しさに一瞬でドハマリした。黒い甘味噌と出汁粉と青のりがおでんの出汁に加わって病みつきになる味。確かにこれは毎日でも食べたい。


富士SAを出るとすぐに藤枝IC。ツーリングプラン対象の最終出口のため高速を降りる。まずは目的地の牛代の水目桜へ向かう。
川根町は桜トンネルに行く人がメインで混んでいたが、水目桜も観光客で賑わっていた。(渋滞になるほどではなかった)桜手前で渋滞になっていたけれど、バイクならヒョイっと避けて空きスペースに停めれば良かったようだ。(駐車スペースの渋滞はあった)

写真でよく見ていた茶畑の中に立つ姿は、道路から登れる丘の上から撮影できるようだ。その山も私有地のようだが、手すりも設置されているため観光客向けに配慮されていた。
茶畑の中にある桜に近づくこともできるけれど、ボクはよく目にする写真と同じものを撮影してみたかったので、丘の上から撮影。
そしてGRだと望遠がないので同じ画が撮影できなかった。
なので、blog掲載写真ではあまりしないのだけどPhotoshopでトリミング。

快晴ならもう少しキレイに撮れたのかもしれないけど、個人的には初めて写真でみたときに感じた、周りに桜の木がない中で場違いさを吹き飛ばすような圧倒的な存在感を一目見たかったので満足した。
桜はカラー写真の方がキレイだと思うけれど、儚さは白黒でも表現できるので白黒撮影。
そんなにないと思いつつ、このBlogで牛代の水目桜に興味を持った人がいる可能性は0ではないと思い、カラー版も掲載。


寸又峡温泉 露天風呂美女づくりの湯(町営)

いつもであればそのまま川根温泉に入るのだけど、せっかくなので知らない温泉へ行きたいと思い、行っていなかった寸又峡まで足を伸ばした。とはいえどこの時点で3時を過ぎていたため、そこそこギリギリだった。

道中行ったことがなかった「道の駅 奥大井音戯の郷」でスタンプだけ押印。
そういえばTVアニメ「ゆるキャン△ シーズン3」の舞台だったことを、施設内のポップアップスタンドで思い出した。はからずとも聖地巡礼。

寸又峡への道を急ぎながら、なんとか16時半に寸又峡温泉街に到着。
せっかくなので名高い夢のつり橋を見て見ようかと思ったけど、駐車場から往復70分はかかり、17時にゲートが封鎖とのことだった。これはもし見るならここを目的にして訪れようと思う。

駐車場近くにある「翠紅苑」も日帰り入浴可能だった。(700円で19時まで)
町営の方が安いだろうーと思ったので向かったけれど、利用料600円 + 石鹸類各100円だったのであまりお値段はかわらなかった。
寸又峡温泉は「アルカリ性単純硫黄泉 PH8.9」で。町営露天風呂はPH9.1らしく浴槽底もツルツルになるほど。5kmほど奥の源泉から引いて加温し、これがかけ流しだー!とドバドバと排水溝にあふれるままに流れていた。
電話予約すればバレルサウナも利用できるようだ。


今回のオチ

さて帰るかーとナビを入れると、「行きと同じルートで帰りましょう」と県道473号線を指定してくる。「いやじゃいやじゃ、県道362号線が良い」と指定しても無理だった。通行止めか?と思ったけれど、その情報がないためナビなしで進んだ。
すると途中で雨が降り始めるわ、対向車は一切来ないわでかなり不安になるも、なんとか山を降りたら、雨が本降りに。
雨雲レーダーを見ると「待ちきれなかった」といわんばかりに自分の頭上付近にだけこぶし大の雨雲が浮かんでいた。許せねぇよナァ?

高速を走れば振り切れそうだと思い、気乗りはしなかったもの入口が近かったので新東名へ乗り込む。案の定濡れて冷えやすくなったウェアが走行風で冷えていき、さらに標高による気温低下が起こり外気11度となり死ぬほど寒い。
さすがにこれは死にますわーと最寄りの清水PAで休憩。またしても天神屋に吸い込まれ、流れるようにおでんを購入。温まる。もはや静岡県民といっても過言。

これでまた帰れる!と外に出るとザザぶりだったので、無言で休憩所へUターン。
雨雲が通り過ぎるのを待つことにした。
その後は積極的にSAに立ち寄り雨雲を避けて帰宅。
やっぱりこの季節はもう少し防寒対策を仕込もうと思った……。

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#230325

バイクに乗らなすぎた

LEDバルブに交換したあと一度も走っていなかったので夜の明るさを見たくて走りに出かけた。
週末から唐突に暖かくなり、春の訪れを感じるような自然(菜の花やオオイヌノフグリ)を目にしたので写真をいくつか撮影。
GR III HDFのポジ調はボクが撮影しても良い感じの写真になってくれて良いね。
(掲載写真は全て無加工)

SUPAREE H11の夜間走行の感想

あんまり明るくなった気がしない……。やっぱり光軸がズレているのかな。
あと目が悪くなった可能性が捨てきれないのだけれど、ハロゲンのときと比較して車のサイドミラーが見づらくなった気がする。光軸調整してみよう……。

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#220325

初めて叙々苑に行った話

友人が唐突に「1年間休職して旅に出ようと思うんだ」と言ってきたので、「素晴らしい。ぜひとも実行するべき」と全力で肯定した。
何でも相当腹に据えかねる嫌がらせを受けたらしく、ブチギレたようだ。
そして「一度飲みながら相談させてくれ」ということだったので、週末に飲みに行くことになった。

新宿近辺で探しはじめたとき、はじめは焼肉屋で探した。食べログ2024名店100とかで人気店でめぼしい店に連絡をしたものの予約が取れなかった。
次に焼き鳥屋で探したものの、こちらも中々予約が取れず。
1件だけ新宿三丁目に予約不可という店があったので、そこに当日行ってみようという話になった。

結論として店に足を運んだ僕たちを待っていたのは「本日休業」看板だった。中に人がいたので確認したところ土日祝は営業していないそうだった。しょんぼりである。
そこで「もうそれなら一度くらい話のネタとして叙々苑に行ってみよう」となった。
過去に何度か新宿で食事はしたことがあるけれど、だいたいの店がしょんぼりする味で割高な料金のためボクは新宿で飲むのがあまり好きではない。


GoogleMapで検索すると、叙々苑ビル(幽玄亭)のほかいくつかの店舗が表示されたものの、流石に歌舞伎町店は避けようという話になり、それならば駅近にしようと新宿東口店に向かう。
叙々苑新宿東口店はビルの7階にあったため、エレベーターに乗り込んだ。

エレベーターのドアが開いたとき、想像していた雰囲気とは異なる高級感に多少気後れした。
まるで結婚式とかの二次会会場のような白いスーツと和服のスタッフが入口に常駐されている。
予約をしていないけれど大丈夫だろうかと確認すると、快く席へ案内された。
広い店内は吹き抜け構造になっていて、1Fではハーブの生演奏がされていた。ハーブの生演奏なんて初めて見た。

座席に座りメニューを見ると、確かに高い。薄切ロース肉1枚 ¥2,200は震える価格だ。
平均的に一番安いメニューが¥3,300〜で、上カルビや上ロースだと¥4,400〜という価格設定のようだった。(もちろんその上のメニューもある)
しかし友人もボクも高級肉は脂が強すぎてお腹を壊すという特性があるため、一番安い赤身ロースとカルビ、叙々苑サラダ、ライス、日本酒小徳利を注文した。

叙々苑サラダは、昔スーパーで売っているドレッシング商品がとても好きでドバドバとかけてはサラダでダイエットやーとやったことがあるけれど、パッケージ裏のカロリー見たらとんでもなかったのを思い出す。
あの時、いつかお店の味も堪能してみたいと思ったことが20年越しに叶った。
夢見た叙々苑サラダはなんとも不思議なサラダだ。ぷっくりと厚みがあるレタスのように柔らかい葉野菜に、あの叙々苑ドレッシングの味がする。しかし見た目ではドレッシングがかかっているように見えない。霧吹きでドレッシングがかけられているのか……?
ただ味は申し分なく美味しい。(¥880)

肝心のお肉はカルビから。
普段なら焦げるほど焼くけれど、流石に……?と表面に焼き目と少し焦げるくらいで口に運ぶ。なるほど。これは叙々苑が高級焼肉と言われる理由がわかる気がした。
肉の脂が上品で口の中に残らない。しかし肉の豊かな味わいが口の中に残るためごはんが進む。

次はロース。
こちらは高い赤身肉はこういう味だよというのを裏切らない。ご飯の上に着地させ一緒に食べると幸せの味がする。カルビの味で驚いたこともあったので、ロースも期待したけれど、こちらで驚くには上ロースより上を注文する必要があるかもしれない。

つけダレは4種類用意されている。ねぎダレ、焼肉タレ、レモン、辛味噌タレ。
カルビもロースも6切れずつだったため、それぞれ3切れづつ、どちらも3種タレで楽しんだ。

お会計をしようと店員を呼ぶと、サービスのアイスが提供されるようだった。
コースでもないのにそんなサービスが……ということは座席チャージ料があるのだろうかとも思ったけれど、お会計は1万だった。(2人で)
提供されたホスピタリティと味の品質からすると割安感があって、意外と行って良かったと感じた。ドリンク類が良い値段(ビールが¥1,000とか)している物が多かったので、それなりに気が済むまで飲み食いすると、相応の金額を取られるのだろうと思った。

こんな機会じゃないと行かないから、せっかくだしと行ってみたら良い経験だった。
その後は酒だけを飲みに別の店へ向かった。

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#010225

昼食の約束したつもりで目的地に向かっていたら、友人から「明日の話じゃないか?」と言われ、何故か前日の会話なのに自分が土曜と日曜を間違って会話していた。
京浜東北線の各駅停車に乗って向かっていたこともあって、それならと途中下車してUターン。ひどく疲れているのかもしれない。
どうせなら行きつけのラーメン屋に行くかと上野駅で降りる。

訪日客でごった返す上野はいつも以上に人が多く、比例して道路にもゴミが溢れていた。定期的に友人との会話で「ゴミ箱がなくなりすぎてイラつく」と聞く。
ボクはテロ対策で安全を優先したいというのを理解するため、「仕方ない」と納得してしまっているけれど、不便さの方が気になるとそういう苛つきになるだろうと理解もする。

テロ防止でゴミ箱が減り持ち帰りを促したい行政の考えは理解するが、現状のように訪日観光客が多い状態だと「ゴミ箱を用意しない方が悪い」とポイ捨てされる問題を解決できないから、今後は社会問題になると思う。

運営費が掛かるとは思うが、テロ対策が行われた公営施設としてのゴミ捨て場を設置してほしい気持ちはある。AIのロボットか障害雇用で遠隔操作できるようにしたロボットを乗せた無人のゴミ収集車が定期循環して回収し続ければ良いと思うが、このあたりは利権最前線だからメスが入りづらそうだ。
テロ対策としてもAI監視システムをステーションに置けば良いと思うものの、犯罪を犯したい・テロ行動した方々の熱烈な「人権違反!差別!」というアピールで死ぬ未来しか見えない。監視されると怪しい行動ができなくて大変デスヨネ。

これ以上仕事を増やしたくない・現状維持でなんとか定年退職したいというお役所気質を解決できないため、LUUPよろしくロビー活動で無理やり公金チューチュー事業として計画する必要があるだろう。お金を稼げるスキームではなく単純に慈善事業だから実現が難しそうだし、事業計画を考える人が少なそう。


そんなボクではパーフェクトな解決策を思いつかない問題を考えながら歩き目的のラーメン屋に到着。考えながらといったもののラーメン屋が見えた頃には、「今日は2倍盛りか3倍盛り、どちらにするべきだろう……あとつけ汁はどの味にするべきうか」という幸せな悩みにすり替わっていた。

ところが普段は並んでも数人の店舗前には長蛇の列ができていたのを見て閉口した。いつもは人気の隣の店の行列がはみ出してるのかと思ったら、そうではなかった。なんたる悲しみ。
他のラーメン屋もどこも長蛇の列ができているのを見ると、訪日観光客が列に加わってしまって長蛇を形成してるのだろう。
どこか良い店はないだろうかと探すもののどこも大混雑の様相だった。

ご飯は半ば諦め歩きながら撮影。どこでもそうだけれど、歩いているとふと横目に入る細い路地裏にはどんな日常があるのだろうと想像するのが好きなためよく撮影する。

御徒町駅に到着すると改札前に秋葉原駅にもあるミルクスタンド「酪」が目に入った。もうお昼はこれでいいやとうぐいすパンと牛乳を注文。牛乳に悩んでいたら「これがオススメだよ」と言われたので「ではそれで」と特に気にせずに購入したら大山乳牛だった。思いがけない故郷の味。

今年の休暇の旅行はどこへ行こうかな……そんなことを思いながら帰路についた。

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#250125

表参道の路地裏をブラブラと

持病の薬が減ってきたのでいつもの病院へ。
血液検査を待っている間に表参道の路地をブラブラと歩いてると、和風な佇まいのおはぎ専門店「タケノとおはぎ」が気になったので入店。季節の移ろいにあわせて日替わりのおはぎを提供しているとのこと。和菓子の練り切りをおはぎでというコンセプトらしい。
白あんでフキノトウのように見えて綺麗だなと感じた「蕾のとき」をお茶と合わせて注文。店内は狭く他にお客さんもいなかったので店員の方が積極的にお話してきてくれたこともあり、茶飲み会話を楽しんだ。話の中で「最近できた紅茶とパン屋さんがすごく美味しくてオススメです」といわれたので、病院のあとに行くことにした。

紅茶専門のお店でパンだけ買って退店というのも……くわえて最近サンドイッチとコーヒーの相性をお店が考えていたことを思い出し、せっかくなので店内で紅茶と一緒に食べることにした。ただ普段紅茶を飲まないためどの紅茶が口にあうかわからない。とりあえずメニューの一番上がベーシックなはず……とミルクチャイを注文。まろやかな味を想像していたら、表面に振りかけられていたスパイシーな香辛料が摩訶不思議な味に変え、いままでに飲んだことがない不思議な味に困惑した。
そしてシナモンロールのような果実が混ぜ込まれたパンはとても美味しかった。あとやっぱり紅茶との相性も良かった。


黄昏時、表参道から渋谷までブラブラと路地裏を歩く。この時間はモノクロ撮影よりもポジフィルム調で撮影したほうが良いと判断し、そちらでも撮影。

気になったお店に入ったり、気になったら足を止めて撮影する。
GR III HDFがとても気に入っているので、街歩きしようと思うときはGR Iのときより持ち出すことが増えた。やはり小型であることは良い。GRはこの小ささと手軽さが好きだ。

余談 APPLE WATCH購入時、Paidy分割が1/29まで12回払いが可能

APPLE STORE 表参道に行ったときに、Paidy分割支払いで12回が利用可能です。と案内されていた。だいぶ悩むけれど、結局通信キャリアの問題が解決できないことにはなーの気持ち。
povoがAPPLE WATCH対応してくれれば一撃です。(ため息)

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#221224

dacō?神楽坂がオープンしたので行ってみた

年末だしと理容室を予約すると「15:00から予約可能です」とのことだったので、それならばと時間つぶしもかねて12/19にオープンした「dacō?神楽坂」に立ち寄ることにした。
神楽坂の店舗につくと行列ができていて、「あぁそうだ、そういえば人気の店だったんだ」ところっとその認識が抜けておちていたことを思い出した。どうして並ばずに買えると思っていたのだろう。

まだ神楽坂のお店はオープンしたてということも十二分にあるけれど、並んでいることが当然みたいなオペレーションに見えた。一見するとあまりにも非効率的に見える。しかしさすがにもう系列店を数店舗も設計した上で最新のお店でこれなのだから、意図的に客の行列を作って演出しているのだろう。つまりせっかちに買いたい人は行っては行けない。並んでいることを楽しめる必要がある。

ボクはもちろんシンプルに苦行だった。並んで買う必要があることをすっかり忘れていた。Fassion Press掲載写真見て「福岡店でしか買えないI’m donuts? 抹茶が買える!?」と上機嫌にステップして行ったらこのザマである。結局30分ほど並んで購入した。

ちなみにこのドーナッツ?は購入時が最大美味しそうゲージで秒単位で目減りしていく。時間が立つにつれぽってりとした独特のフォルムは形状を維持できなくなるため、店内で食べるのが正解だろう。カウンター席っぽいところは空いていたので次に行く場合は食べて帰るつもりで行きたい。

その後は東西線神楽坂駅を目指しながらGRで撮影。

ぼんやりと温かみのある写真がとても好みだ。
日中の日があるうちは温かいけれど、日が落ちると一気に気温が下がる。
もうすぐ今年も終わりだね……。

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