先日の九十九海岸へ行ったときに、後輪からの異音が気になった。
ホイールの音のようにも聞こえるし、ギアの調整不良のようにも聞こえた。
しかしホイールは購入したばかりとなると、ギア調整の不調が怪しいので、再度マニュアルを熟読しながら行った。
R8050のリアディレイラー調整(RD-R8050)
まずはリアディレイラーからだが、怪しいのはローとハイのストッパーボルト。
結論から言うと、またボクは調整のやり方を間違っていた。
マニュアルではローボルトを調整する際に、左リンクに当たる位置でとある。
この左リンクをてっきりチェーンの左リンクと勘違いしていた。(そもそもチェーンの左リンクってなんだ)
さらにシマノのマニュアルではこの部分の(左リンクとは何かといった)図解がない。
そこでインターネットで調べると、半月板みたいな部品があるという記事は見つかるも、R8050ではその半月板の部品が見当たらない。しかしディレイラーの調整ボルト付近をよく見ると、突起物のような物をみつけることができた。
左の写真がロー側の調整ボルトと突起。右側がハイ側の調整ボルトと突起の位置。(分かりやすいように白く先で囲んだ)
ロー側とハイ側でボトルに対して2つの突起が接近していたので、これに近づける調整をすれば良いようだ。リンクの意味がわかればなんてことはないが、わからないとこれに気づくのは至難だ。(そもそもわからなければショップに依頼しろということなのだろう)
R8050のフロントディレイラー調整(FD-R8050)
今回一番苦戦したのがフロントディレイラーの調整。
R8050では、従来の6770/6870とはことなり、ハイ側の位置調整を調整ボルトで行い、ロー側の位置調整は電子制御で行う(STIの左レバーの操作)
フロントディレイラーは取り付け後、特に問題なく変速していたので気にしていなかったが、どうもチェーンがロー側プレートに接触していたようで傷が多かった。
はじめにマニュアル通りアウター・トップのギア比にし、アウター側のガイド位置を調整ボルトで1mm間隔に調整する。
次にインナー・ローのギア比でインナー側のガイドを同じく1mm間隔に調整しようとすると、調整数値-5あたりからそれ以上内側にガイドが移動しない。
ここでずいぶんとハマり、最初のアウター・トップのガイドプレート位置の調整がおかしいのかと四苦八苦した。
結論は、フロントディレイラーの取り付け位置が間違っていた。取り付け位置を元々の6770と同じ位置にしていたが、マニュアルを見ると、アウター側のディレイラープレートと、アウターリングを1-3mmの幅で調整と書いてある。これがすでにずれていて1cmほど空いてしまっていた。
しかしマニュアル通りの3mmの間隔に調整するとチェーンを噛み込んで回らないなど、四苦八苦した。だが最終的に正しい位置で変速できるように調整ができた。(最初はピナレロのフロントディレイラーの金具が古いためにR8050に対応できていないのではと考えもした)
固定するボルトの位置でディレイラーの稼働範囲の調整もできたので、ここは上手く手探りの調整が必要な箇所だったようだ。
その後、ステムとハンドルのズレを修正するなど、細かい調整を行って作業を完了させた。
マニュアルをきっちり読み込めていなかったせいで、いい加減な調整になっていたのは、性格がにじみ出たようなミスだった。
不具合に気づいたおかげで旅行前にきっちりと調整できたことは良かったと思う。これでお盆休みの準備は万端だ。
あとは旅行の工程を考えないとホテルの予約が大変そうだ。
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