Ducati SuperSport 939 LEDバルブ換装

バイクや車を買ったあとの定番カスタムにバルブ換装(ヘッドライト)がある。
純正品よりも明るい商品が多いため、夜道も安心ということもあり手を付ける方が多い。さらに様々なメーカーから明るさ(輝度)を売りにした商品も多数出ており選びやすいということも後押ししている。
しかし自分が乗っているバイク Ducati SuperSport 939 は設計上の問題で、購入したLEDバルブが取り付けれないという事例が多く上がっていた。

取り付け可能な商品はSUPAREE H11

今回交換した商品がSUPAREE H11 車検対応品
2年ほど前に、整備ブログをアップされている方がこの商品に換装したということを書かれていた。そこでAmazonでチェックはしていたのだけれど、特にヘッドライトの明るさに不満がなかったため記憶に留めただけだった。

しかし5年以上乗っているとヘッドライトが暗くなっていることに去年気づき、純正バルブ(39040201A Philip製 12V / 55W)で交換しようか、それともLEDを試してみようかと悩んだ。ディーラー純正注文の場合、交換費用込で片側1万円くらいというのは事前に聞いていた。少し悩んだものの「簡単なのでご自身で行われるのが良いと思いますよ」と聞いていたので、もし交換で光軸がズレたときだけ調整をお願いしようと自分でLEDバルブへ交換することにした。


LEDバルブとフロントフォークのクリアランス問題

SUPAREE H11はLEDフィンの高さが2cmのためフロントフォークに干渉しない

どうしてSuperSport 939に多くのLEDバルブが適合しないのかという問題は、フロントフォークとバルブのクリアランスにある。この辺りは海外メーカーならではという感じの設計で、純正ハロゲンバルブでクリアランスに問題がないからという感じの設計で余裕がない。
LEDバルブは特性上高熱になってしまうため冷却機構が必要。この機構がどうしてもでっぱってしまいフロントフォークと干渉してしまう。
具体的に接触しない長さは3cmほどらしい。爆光定番のスフィアライトは放熱機構が余裕で3.5cmのためハンドルが回らなくなる。ディーラーの方で取り付け実績はあるらしいけれど、かなり放熱フィンを削る作業が必要だったとのこと。(干渉する部分を削ればイケるらしい)

交換方法

バルブコネクターのツメ位置
  1. キースイッチがOFFの状態を確認し、バルブのコネクタ左右のツメを外す。その後コネクタを引き抜く
  2. バルブを反時計方向に回してロックを解除し引き抜く
  3. 新しいバルブを差し込み、時計方向に回してロックする
  4. コネクタを差し直す

以上。
もし光軸がズレた時はディーラーに持っていくなり、自分で調整しよう。(マニュアルに書いてあるとおりに)SUPAREEのサイトではハロゲンと同じ場所が光るので光軸調整不要と書いてある。

また使っていて壊れた等は追記する予定。
同車種の方でLEDバルブをお探しの方に役立てば幸い。

光軸の調整

ちなみにとんでもない爆光で何度か対向車からパッシングされた。
ハロゲンそのままだとかなり上向きになっていたっぽいので調整。

手で回るのかと思っていたけど全然そんな回る気配もなく、8mmのボックスレンチで回す必要がある。しかし調整スペースが狭いため小さなボックスレンチが必要だった。

調整方向は時計方向に回す(締める)と下がり、反時計方向(ゆるめる)と上がる。ラチェット1回分をキコキコしてもそこまでメチャクチャさがるわけではなく、気持ち下がるくらいだったので壁に照射しながら調整しよう。
お役に立てば幸い。

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