エンジンオイルの交換とDiablo Rosso 4を12,000kmで交換した

Diablo Rosso 4のライフ(耐摩耗性能について)

タイヤのインプレ!と鼻息を荒くしたblogや動画は出てくるけれど、何km走行してスリップサインがでましたという情報がそのあとでないのがバイクのタイヤでよくある話。

というわけで結論。Pirelli Diablo Rosso4は28,000km → 40,989kmでスリップサインがでたので、12,000〜13,000kmは持つ模様。Angel GT2は17,500kmほど持ちました

中央はもう少しいけそうだけど、コンパウンドが異なる横側でスリップサイン出現

Rosso 3と比較してもRosso 4は持ってくれたと思う。値段比較しても数千円だったので、それならまたRosso 4でいいやと交換。購入作業店は前回と同じくお近くの信頼できるバイクタイヤショップに依頼。工賃含め65,000円で前後交換。(ウクライナ・ロシア戦争で2割ほど値上がりしたんだとか)

前回の交換後、東北旅行を2回行い、今年の夏は実家に帰省しつつ出雲大社・温泉津温泉に行ったりと高速道路走行で長距離が多めだった。そのためタイヤの真ん中を酷使したが、意外と中央はスリップサインが出ず溝が残ったのは好印象。
また今年からお願いしますの気持ち。

エンジンオイルとフィルターの交換

いつもと同じく5,000kmで交換した。(今回はちょっと越えた)
前回5月にオイル交換したとき、オイルフィルターがやや漏れているような感じがしたので、10,000km以上の使用は危険なのかもしれない。それなら2,300円だしと今回も交換にした。

エンジンオイルは何故かまたアミダトレーディングさんが安くプラケースのものを売られていたので購入。ただプラケースは残ったオイルを保存するには密封性が不安だったので、前回交換時に買っていたスチールケースに移し替えた。

あいかわらず1回規定量に入れただけだと2.5Lほどなので、エンジンを少し動かして再確認。しばらくすると循環オイルが戻ってくるがあきらかに減るので、残り0.6Lほど追加して充填完了。エンジンの掛かりも良すぎて気持ちも良い。

翌日ちょっと用事があったのでディーラーに行った際に整備関連で質問したところ、現行機種ではオイルストレーナー(14mmヘキサで開封:40Nで締め付け部分)は、何かしらエンジンに異常を感じた場合でなければ、オイル交換毎に整備しなくても良いとのこと。
現在のMonster+とかScramblerとかあきらかにマフラー外さないと緩めれないような構造なのはそのためなんだとか。
Super Sportはそういう面でいうと素人メンテがしやすいように思える。

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Ducati Super Sport 939 のクーラント(冷却水)を交換した

クーラントは通常3〜4年で交換らしく、前回の車検時に次回交換しましょうとは言われていた。ただ交換費用がそれなりに掛かるのと、動画で見るとそこまで難しくはなさそうだったので、ディーラーは忙しそうだしということもあって自分で行うことにした。(ディーラーが忙しいから自分でやるという選択肢は間違っている気もする)

Youtubeでは洗浄に水道水を使う方もいるのだが、水道水に含まれるカルキがどこまで悪さをするか未知数なのと、そんなわからないリスクを考えるくらいなら精製水で安心を買う方が良いと考えた。(2L 350円だし)あと何故かクーラント必要容量は1.1Lのはずなのに1.5Lほど入るので、4L用意しておくと幸せになれる。

クーラントはDucati純正はENI antifreezerという商品だが、国内で取扱いがない。そして個人輸入すると割と高い。流石にそこまで純正にこだわる必要もないと思い、ボクはelfが大好きなのでレーシングではないオーガニッククーラントにした。(購入した時はケース損傷とかでアウトレット品があって合計2,000円ほどだった)
この辺は好みなので安定のWAKO’Sでも良いと思う。(値段が誤差だった)
必要量は1.1Lなのでelf MOTO COOLANT ORGANICでは微妙に足りないので2つ必要。

クーラント排泄ドレインボルトにはワッシャーがあり、このサイズが10mm x 14mm x 1mmとなっている。Amazonでも購入できるし、もしボクと同じくDucati製品がいい場合は部品ID:85250241aで購入。(リンク先はDucati 姫路)

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作業項目

作業手順は以下となる。

  1. 左のカウルを外す
  2. 先にラジエーターキャップを外す(クーラントの内圧低下させるため)
  3. クーラントドレインボルトを外して、古いクーラントを排出
  4. ドレインボルトを締めて、精製水をラジエーターキャップの注ぎ口から注ぎ込む(何故か1.5L入る)
  5. ラジエーターキャップを締めて、しばらく暖気運転(10分ほどらしい:精製水でうがい)
  6. クーラントドレインボルトを外して精製水を排出
  7. 3〜6を2,3回繰り返す(ボクは精製水が足りず2回で終了
  8. ドレインボルトに新しいワッシャーを取り付けて締める。(トルク:10N)
  9. ラジエーターキャップからクーラントを注ぎ込む(何故か1.4L入った)
  10. エンジンを始動させて、クーラント循環(エアー抜き)
  11. キャップを締める
  12. 車体右側についているリザーバータンクにも規定量になるまでクーラントを注ぎ込む。(黒いカバーは2箇所の4mmヘキサネジで外せる)
  13. エンジンを始動し104℃まで水温が上がったあと、冷却ファンが稼働しエンジン温度が低下することを確認。(アイドリングだったからか一気に90℃まで冷却された)
  14. カウルを戻して作業完了
ラジエーターキャップの位置
クーラント排出ボルトの位置

よくわからない点

クーラント排出のドレインボルトのトルクって本当に10Nなのか

海外フォーラム見るとそれらしき項目が10Nとあるので10Nで締めた。
ディーラーが忙しいのは良いんだが、トルク値くらい教えてもらえないんだろうか……。
気になる方は海外フォーラムを参照して……

https://www.ducatisupersport939.net/threads/torque-values-posts-with-tables.19056/

たぶん、Threaded pin nto horizontal head fastenerの項目

クーラントが1.4Lほど充填して満水。
エアー抜きすると大量に溢れ出す。

Ducati Super Sport 939のクーラント交換をしているYoutube動画もBlogも見つからない。
なので備忘録としてこのBlogを今投稿している……。

色々なバイクの動画(とくにDucati車)を参考に作業したが、9番のクーラント充填で1.4Lが入るのがまじで意味不明。

というかその後にエアー抜きしようとエンジン始動するも、エアーが抜けてるなーと思っていたら、バッシャバシャと大量に溢れ出した。さいわい大きめのウェスで付近を覆っていたので大した問題にはならなかったが、結構盛大に溢れ出した。

その後落ち着くまで待つと今度は減った状態で安定したので、満水まで追加して蓋を締めた。
溢れ出してる時点でエアーは抜けていたので、蓋をさっさと締めるべきだったのかがわからない。

その後アイドリングで冷却が機能していることは確認できたので、交換自体は成功しているようだ。

リザーバータンクって追加で注ぎ込むものなのか?

動画をみても誰もリザーバータンクに追加で注ぎ込む人がいない。
しかしエンジン始動して循環後、リザーバータンクに入っているようにも見えない……
なんでなん???

ELFのクーラントは蛍光色で見づらいとはあったが、さすがに入ってなさすぎん???となって追加で注ぎ込んだ。溢れたらまた考えよう……。(12番の項目)
これは右のサイドカウルを外さなくても、ジョウロかなにかがあればうまくできた。
ボクはたまたまクーラント注ぎ用に買っていたろうとが使えてよかった。

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総論(感想)

Ducati Super Sport 939はメンテナンス性は高い。
左カウルを外すだけでリザーバーキャップとクーラント排出ができるのはありがたい。
しかし誰もやっていないのでやり方がわからなさすぎる。
今度ディーラーに行ったら聞いてこよう……。

この後いつものエンジンオイル・オイルフィルター交換もして作業完了。
そっちはそっちで何故かオイルが2.6Lで満杯になって、もんやりした。
来週近場を走って様子見。

どうでもいい失敗としては、カウルのネジを新たにねじ切ってしまった。
部品をWebikeで注文したのでまた交換しよう。

追記(2023/03/21)

火曜日が祝日だったのを忘れていたので、様子見点検。
やっぱりエンジンオイルが少なかったので、暖気→追加等をしたら3.2Lほど入った。あまり入れすぎて溢れても困るのでインジゲーター中央付近で止める。

あとelf MOTO COOLANT ORGANICが凄まじく冷却してくれて驚いた。
気温15度で走行したら80度以上にならない。
今までのクーラントはとっくに死んでたいた可能性……?

Pirelli Diablo Rosso 4 にタイヤ交換した

前回のタイヤ交換はだいたい10,000kmを超えたあたりでディーラーで交換した。(2020年4月)
元々ついていたPirelli Diablo Rosso 3 からPirelli Angel GT 2 に変更。
交換時は1年毎にタイヤ交換するのあまりにもお財布に辛すぎる……という気持ちだったためだ。

それから約2年ほど走り続け、走行距離が28,000kmを超えたあたりでフロントタイヤがスリップラインギリギリ(場所によってはもう出てるとみえなくもない)になったので、今年のGWは東北を思うままに走りたいという気持ちがあったので交換することにした。

交換したタイヤは、Pirelli Diablo Rosso 4 にした。
交換理由としては、これは完全に懐都合。来年にはバイクのローン全部払い終わってるので、1年ちょっと先ならタイヤ交換も苦ではない余裕があると思いたいからだ。

ディーラーに依頼するとまた何ヶ月後かわからないし、リアブレーキのエアー抜きは去年の車検でやってもらったので大丈夫だと考え、お近くのバイクタイヤ専門店にお願いした。
タイヤ代金が前後で54,000円+作業工賃+フロントタイヤのベアリングがだめになっていたので交換6,000円でだいたい65,000円となった。
ディーラーで交換した金額とほぼほぼ同等なのだが、ベアリングが悪くなっていたのは走行距離によるものだから仕方ない。どちらかというと作業者も驚いていたが、元々入っていたフロントタイヤのベアリングが中華製だったほうが意外だった。(交換後は日本製NSKに)

ブレーキのパッドもみてもらったがやっぱり減ってなかった。
交換中に色々と疑問点を聞いてみた。

3年乗っててブレーキパッド全然減らない理由

ブレーキパッドが削れやすいのは、ブレーキディスクが歪んでいるから。
ブレーキディスクが歪む原因は、ブレーキパッドが極度に減った状態でブレーキングした時にブレーキキャリパーを削ってしまい鉄粉が発生。それがパッドとディスクの間に入って熱を持った時にディスク側が削れてしまうため。
新車のときから気をつけていればディスクが歪まないのでパッドが削れやすい状況に陥りづらい。

タイヤの皮むき(硬化剤落とし)って必要?

不要。
そもそも昔ならともかく、現代において交換した直後のタイヤが硬化剤で滑りやすいなら、それ自体が問題になってメーカーへ改善命令一直線になる。そうならないということは、交換後のタイヤが滑りやすいというのは硬化剤とは別の問題。

タイヤ交換した後のタイヤは、まだタイヤがホイールに馴染んでいない。タイヤ側は自分がホイールに組み込まれているのか、そうでないのかがわからないようなもので、人間の体だとストレッチができていない状態。
なので100kmほど様子見ながら走らせることで、タイヤがしっかりとホイールと馴染み本来の性能を引き出せるようになる。とのこと。

タイヤの慣らしに房総半島に

道に迷ってしまい、気づいたら海に着いた

エンジンオイルの交換時期も近いため、ちょっと距離乗ってWOKO’S FUEL1でエンジン内の汚れをエンジンオイルに流し込んでおきたいと思ったのでAmazonで注文したら8−12時指定したら12時に届いた。そうなんだけどー。そうなんですけどー。もうちょっと早く来てほしかった……。

エンジンオイルはロシアとウクライナの戦争のためか、シェルウルトラの並行輸入品が取り扱われなくなっていた。
仕方なくAmazonで1L 3,000円で購入。

WAKO’S FUEL1は日産OEM品の方を購入。
それなりの頻度で使っているのでWAKO’Sじゃなくてもいいかなという判断。
頻繁に使う場合はAZという選択肢もありだとかなんとか。(AZはハイオク以外というレビューがあるのでハイオク車の場合はそこまで効果がないとも。ただ値段は飛び抜けて安い)

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二輪車定率割引を使ってどこへ行こうと悩んだが、三郷〜水戸までいっても70kmだし、銚子までいっても80kmだった。結局一番安くいけそうなところは館山(103km)だったので、天気もいいし、海沿いを走ってタイヤを慣らした後に、南房総のワインディングを楽しむことにした。

二輪車定率割引はボクははじまってから積極的に使用している。
この手の既得主権に対する楔のようなものは、利用率が高くないと「やっぱりいらないやんけ」と潰されてしまう。つまり利用することがバイクでの高速道路料金を下げるために必要なことだからだ。
4/25からはツーリングプランが展開されるので、新潟・東北旅行でないと恩恵がなさそうではある。(ツーリングプランのお得感がすごすぎる)

結局この日は館山に到着後は、適当に道路の看板をみながら道を走った。
頭の中では北東東に向かっていたのだが、いつの間にか鴨川にでてしまった。
せっかくなのでと海を見ながら写真を撮ったのが、今回のアイキャッチ写真。

以下、バイク操作がそれほど得意ではない人のタイヤ感想

Diablo Rosso 3

元々バイクに標準でついていたタイヤ。
10,000kmほど乗った結論は規定空気圧2.5でもカーブで後ろ側のタイヤがクニャンと変形する感覚を感じる。そしてバイク初めてだったボクはなんかそれが不安に思ってしまったが、いまだとそれはいいタイヤの証明みたいなものだとわかった。
結局バイクは車体を倒して走行する乗り物なので、車体が倒れた時にタイヤの側面が少し潰れることで接地面を増やすことができる。それがわからなかったのでタイヤが潰れるのは変な感覚だなーと苦手だった。

運転に自信もなくおっかなびっくり乗っていた頃なのでタイヤの良し悪しはそのくらい。
今乗ったらもうちょっと違う印象を受けるのかもしれない。

Angel GT 2

約2年使用し17,500kmほどでフロントタイヤ側でスリップサイン。(後ろ側はまだ溝が残っていた)
後ろ側に溝が残る程度の走り方をしてる人の評価だからね。と腕組みしながらどうぞ。

交換時にディーラーで言われたのは、バイクが軽いからタイヤが潰れづらく、本来の性能が引き出しづらいかもしれない。と言われたが、そもそも乗ってる人が重いので行けますよ!と思ってたが、Rosso 3と比較すると本当にタイヤが変形する感覚がない。

高速道路直進時の安定感と、雨の日は安心感が強い。
ただし冬の時期は少し不安がある。タイヤにそこまで熱が入りやすいわけではないのと硬めの感覚があるため、秋冬キャンプ場からの出立時に何度か滑っているような感覚を覚えた。
グランドツーリング(緩やかなワインディングをゆっくり楽しむ)のは得意。

ライフ(耐摩耗性能)はタンデムツーリング等をしないことが前提だが、20,000kmもいけなくはないように思えた。(後ろ側はかなり余裕がある)フロントタイヤ自体はリアタイヤと比較すれば半値だし、交互に交換すればコストパフォーマンスよく使える。

やっぱり長く使えるということはお財布に優しいし、溝が削れていく様相もそこまで顕著ではないので長距離ツーリングにメインの使用に向いたタイヤ。Pirelliらしくスポーツタイヤに寄った性能ではあるが、それでもスポーツタイヤではないのだなーとRosso 4に乗り換えてから痛感。

フロントはスリップラインがややでているが、リアは交換後数ヶ月で一度パンク修理したこともあったので交換したいとはかなりの期間思っていた

Diablo Rosso 4

完全感覚バンキングできる腕があればたぶんすごい楽しいんだろうと思う。
ただそれができない初心者にもおすすめできるタイヤに仕上がっているように感じる。

Rosso 3 の後継にあたるが、Rosso 4 はタイヤが潰れる印象があまりない。(もしかしたら倒し方が足りてない……)
乗り味を比較するとAngel GT 2 のような安心感を覚えるような硬さを感じるまでではないが、Rosso 3 のようなポヨンポヨンしたような柔らかさではないという、丁度いい硬さで個人的にはとても好き。

ハンドルごしにRosso 3 は路面の情報がわかりやすいという印象だったが、Rosso 4 はある程度の情報がわかるという味付けに感じる。しっかりとRosso 3 をベースにブラシアップしたような印象。

Angel GT 2 と比較して一番の差を感じたのは、曲がりたいと思った瞬間にはすでにバイクは曲がり始めていたこと。気持ちとバイク挙動のタイムラグが少ない感じで、「なるほど。これがスポーツタイヤなのか!」と改めてツーリングタイヤとスポーツカテゴリータイヤの違いを感じた。
初心者にもおすすめできるというのはそういうところで、操作が遅くてカーブで曲がりきれないということが起こりづらく、どちらかというと曲がりすぎるみたいな方が起こりやすいように思えた。
Angel GT 2より1テンポ、2テンポほど遅く曲がろうとしても、しっかりと曲がれるのでバイクの運転が素直に楽しいと感じれる。

一方でタイヤが「もっとイケる!もっともっと!」という煽ってくるタイヤでもあるので、中々刺激的なタイヤだと思う。バイクの運転が上手い人は1ランク上で楽しめるし、運転が苦手な人も安心して乗れるいいタイヤだと思う。
タイヤを信じてバイクを運転できるって、ボクは凄く大切なことだと思う。

個人的にはAngel GT 2よりもブロックパターンがカッコいいので、これで12,000kmほど持ってくれればなーという気持ち。

そんな感じ。

Ducati Super Sport 939のバッテリー YT12B-BSを交換する

冬場という季節柄もあるが今年で4年目ということもあり、最近バイクの始動時にバッテリーが弱っているような掛かり方をするようになった。
メーターで電圧を見ると12.3Vなので定格内ではあるが、去年の車検時にディーラーよりバッテリー交換もしたほうが良いといわれていたので自分で行うことにした。
(ディーラー交換依頼だと工賃込みで4万円と言われたことと、Super Sport 939はバッテリーの交換がしやすい位置にあるため)

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はじめてのエンジンオイル・オイルフィルターの交換(Ducati Super Sport 939)

結局車検に預けていた期間は1.2ヶ月だった。
10月という絶好のシーズンはまるまると潰れてしまったことに対して思うことはあるけど、そういうのが気になるなら、Ducatiというメーカーのバイクは向かないのではないかと思い始めた。きっとお客様はみんな2ndバイクや乗用車を所有しているのだろう。

新しくなったチェーンは伸びていないこともあって走りが気持ち良い。
スパークプラグとエアフィルターも交換したので、これでまた1年は気持ちよく乗れる。
結局見積もり時に20.4万だったが、実際は19.6万と1万円ほど値下がりした。
理由は不明だが、スパークプラグとエアフィルターの交換工賃が7,000円ほど下がり、システムアップデートがあったせいか、その工賃が無くなっていた。

ついにエンジンオイルを自分で交換する

エンジンオイル交換と各種フィルタの交換・清掃に必要な工具と部品は以下となる。

  • ソケットレンチ(5mm、14mm、17mm)
  • トルクレンチ(締め付け用)
  • エンジンオイル(15w-50)
  • エンジンオイルフィルター
  • エンジンオイルフィルター交換用工具
  • ドレインボルト交換用ワッシャー(必須)
  • オイルストレーナー交換用ワッシャー
  • オイル廃棄用箱
  • メンテナンススタンド
  • ゴム手袋(手が汚れないように)
  • エンジンオイル注入用の漏斗、またはオイルボトル

購入商品はAmazonで投稿最下部にリンクしました。

ソケットレンチを持っている場合は、差込角のサイズによっては変換を購入する必要がある。
ボクが買った東日製トルクレンチの差し込み角は9.5mmで、ヘキサソケットの14mm、17mmは12.7mm角であったため変換を入れる必要があった。
ソケットレンチの差し込み角は6.35mm、9.5mm、12.7mmと種類があるので注意。

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Ducati Super Sport Sの初回車検整備費用について(走行距離が多い場合編)

厳密に言うとボクは新車購入をしていないが、先日はじめての車検のためバイクをディーラーに預けた。ちなみに点検作業期間は一ヶ月ということだった。
作業が詰まっててどうにもならないとのこと。
そんな話してる横で新車が売れていたので、多分納車が優先されるんだろう。

入庫時の総走行距離は24,603km。
購入したのが2年前(397km)だったので1年間平均で12,000kmほど乗っているようだ。
タイヤは前輪は少し溝が不安だが、後輪はまだしっかりと溝があるのでタイヤ交換はしなかった。
以下費用表。

基本の車検項目費用

Ducati 車検整備 水冷

商品・項目名商品番号金額工賃
車検整備一式SUPERSPORT¥ 42,000
継続検査代行費用¥ 22,000
システムアップデート¥ 3,000
洗車仕上げ¥ 3,000
重量税¥ 3,800
検査印紙代¥ 1,700
自賠責保険(24ヶ月)¥ 9,680
小計¥ 18,180¥ 67,000
合計¥ 85,180(税別)

税別で85,180円。つまり税込みだと93,698円。

上記にくわえてだいたいの場合、以下を通常保守交換。

  • エンジンオイル 3L
  • オイルフィルター
  • ブレーキフルード(前後ブレーキマスター・2年毎交換)

そしてボクのように長距離を走ってしまった場合は以下が追加される。

  • スパークプラグ 2本(15,000km / 毎交換)
  • エアフィルター 1つ (15,000km / 毎交換)
  • タイミングベルト 2つ(25,000km〜30,0000km / 毎交換)
  • ドライブチェーン 1つ(20,000km〜)

エンジンオイルとオイルフィルターは車検で交換しようと思っていたが工賃を安くあげるために自分でやることにした。
バッテリーも4年〜5年で交換とのことだったのでお願いしようと思ったが、バッテリー2万円 + 工賃1,200円といわれ、Amazonで見るとやすかったこともあって自分でやることにした。
その他だと、水冷液も4〜5年で交換とのことだったので、こちらは来年の点検で行おうと思う。

というわけでその他の追加見積が以下。

商品・項目名商品番号金額工賃
ブレーキフルード¥ 1,550¥ 6,000
スパークプラグ NGK MAR9A-J67040451A¥ 5,150 x 2
エアフィルター42610191A¥ 3,550
プラグ・エアフィルター交換工賃¥ 10,000
タイミングベルト73740251B¥ 9,350 x 2¥ 25,000
ドライブチェーン 20% OFF(店舗キャンペーン)BL520X-XW¥ 16,960¥ 9,000
小計¥ 51,060¥ 50,000
合計¥ 101,060(税別)

合計20万円越えた _:(´ཀ`」 ∠):_

エンジンオイル交換を自分でする準備(調査・購入)

バイクの売れ行きが好調なせいかディーラーにエンジンオイルの予約を入れるとほぼ2ヶ月後になると案内された。
土日を指定したためだろうと思うけど、さすがに……さすがに?と、かなりもんやりとした気持ちを抱えてしまい、もうそれなら自分で交換しようと道具をリストアップした。
(今年の1月に新車保証が切れたこともあり、もう壊れてもディーラーが責任取らなくていいからなのかなーとか邪推してしまう……)

愚痴というわけではないが、Ducatiを購入される方が自分で整備しててもBlogなどを書かれる人が少ないのか記事が見当たらない。
結局海外フォーラムを検索するのが一番というなにかだった…。
あとエンジンオイル交換するときにゆるめるネジ関連のトルクくらいマニュアルに記載してほしいよね……。

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041021 ツーリングで「茶寮 石尊」を目指して

ココ最近、平日にランニングをしているからというわけではないが、土曜日は一度は朝7時に目が覚めたものの二度寝をしてしまい、結局次に目が冷めたのは昼前だった。
目はさめても布団からでることができなかった。その理由はガソリン代の高騰にくわえどこへいくかによって高速料も馬鹿にならないと考え始めると、どうにもバイクに乗って出かける意欲が上がらなかったからだ。しかし窓の外は快晴でどこかにでかけたい。
そんなことを延々と布団の中で繰り返していると、discordで知合いから連絡がきてツーリングにでかけることになった。

とくにどこに行きたいというところが無かったため、ボクの「ココ行きたいねんリスト」から「茶寮 石尊」を目指すことにした。

首都高速を走り合流地点に指定したコンビニまで移動。
そこから目的地まで高速を使ったり下道でトコトコ移動し、大山坂井線を車両で登れる終点までいった時点で16時だった。
この時は茶寮は独立していると思っていたが、2つ勘違いをしていた。

1つが茶寮は「大山阿夫利神社」の境内にあること。「大山阿夫利神社」は17時に門がしまるため、17時以降は訪れることができない。
2つめは、「大山阿夫利神社」に行くには駐車場からロープウェイを使っても1時間以上かかること。そのため17時には駐車場から管理人がいなくなるため、バイク駐輪は16時以降は不可とのことだった。(後日談だが、3つめが発生している。どうもラストオーダーの時間があるため、15時までに茶寮に入店しないとだめな模様)

しょんぼりしながら下山し、せっかくなので温泉へいこうということとなり「藤野やまなみ温泉」へ向かうことにした。
向かっている途中で結構な斜度の180度バンクがあり、そこでアクセルが足らずエンストしまった。(転倒はしていない)
この時、再度エンジンをかけたときにエンジンエラーの警告灯が点灯した。

エンジンエラーの警告灯はエンジンのON/OFFで消える場合があるが、消えない場合はDucatiの正規ディーラー持ち込みで診断機にかける必要がある。(1回工賃 5,500円)
ちょうど最近メンテナンスでいじった排熱バルブシステムがもしかしてまた?と思い温泉後に確認したが動作に問題はなかった。
しかしそれだと原因がわからない……一応ディーラーに電話をすると「明日持ってきてほしい」と珍しく即日対応されたので持ち込むことにした。

結局帰り道にガソリンを入れたら何故かエンジンエラー警告は消えた。
全くの謎。

一応翌日Ducatiディーラーに持ち込み診断機をかけてみたが、エラー項目としてはやはり「排熱バルブが正常位置に回帰しない」というのがついていた。
エラーがついたあとに排熱バルブを手で何度か開閉させてみたのがエラーを解消させることにつながったのかもしれない。

ちなみにディーラーにいったついでに「この排熱バルブを自分でメンテする方法はないのか」と確認したが、「非常に熱くなる部分のためグリスも限られてますしねー」と言われた。
しかし可動部分なら耐熱グリスは存在するはずなので調べて対策しようと思う。
構造的にもそこまで複雑なシステムではなさそうだし。

Ducati Super Sportの故障しやすい箇所(排熱バブルシステム)を掃除・確認する

前の投稿で「無知が原因で、洗車したあとで走行して乾燥させなかったら、排熱バルブシステムが錆びついて壊われた(エンジンエラー点灯)」と書いたが、Super Sportは厄介なことにこの問題が起こりやすい構造になっている。

某岡山県の有名モトブロガーの人も冬季走行した際に、道路にまかれていた塩化カルシウムが原因で同箇所の排熱バルブシステムを駄目にしていた。
2021年の新型Super Sport 950も当該箇所のデザインが変更されていないから、おそらくそのまま問題抱えていると思う。
そこでもし購入を検討サれている方がいたら定期的に確認したほうが良いので備忘録がてら整備録をつけることにした。

ちなみに問題の箇所は小さなバルブ部品だけがダメになるのに、なぜかマフラー一式交換になり18万円ほどかかる。輸入車あるあるの修理費高いヤツだ。
写真は洗車したあとに思い立って整備しようと思ったので濡れたまま。

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Ducatiのタンク傷をタッチペンを使って修理する(完璧にはほど遠い出来)

人間はどうしてこんなに馬鹿なことをしてしまうんだろうと思った。
現在書いてる最中の11/21〜23の駒出池キャンプをした際に、本当にバカなことをして立ちごけをしてしまい、タンク右側面にタープの支柱ポールが接触し傷ができた。

帰宅したあとソフト99のコンパウンドセットでこすったら、「まぁまぁわからないかなー」というくらい目立たなくはなったが、やはり気になるものは気になるということでヤフオクに売っていたDucatiレッド(パニガーレ用1199)のタッチペンを購入して、初めてのキズ消しに挑んだ。

ちなみに結果から言うと上手くいかなかった。
ただ、いかないなりにも何もしないより目立たなくなった。
そんな整備記録。

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