東北旅2019 準備編 #02

Continental Grand Prix 5000TL 海外通販の罠
(Mavic Kysrium PRO UST + 5000TL)

少し前のこちらの記事「Continental Grand Prix 5000 TLを安く買いたい…」で書いたが、これが本当に出発前に届くのか不安でしかたなかった。
26-29日に到着と表示されていたのを信じたのが悪いが、結局29日に届いた。17日に注文したので12日で到着した計算となる。
やはり海外通販は気長に待てる時にするものだと思った。

GWに入った27日には川崎東郵便局で通関手続き中となっていたが、次の日はそこから進展していなかった。
そのため29日も教習所で配達状況を確認していたが、教習が始まる前に最寄り郵便局から持ち出しとなっていたので安心した。そして部屋に帰ってきたら宅配ボックスに入っていたので早速開封。

本当にMavic Kysrium PRO USTに5000TLは取り付け可能なのか?

すり減ったYKSION PRO USTを取り外し、見るからに信頼できそうな見慣れたブラックチリパウンドのタイヤを装着……


……できない。(;´Д`)

硬すぎるとかそんなレベルを越えたキツさ。
本当にこれハマるの?
嘘でしょ?
チューブレスとチューブレスレディーは違うんだぜ!HAHAHAHA!とかそういうオチじゃないよね?
たしかYs Blogでハメてる写真あったよな…と検索するとやっぱりハマってる。
しかしTwitterではそもそも写真がでてこず、Ys Blogともう一店舗の写真のみ。

ここからチューブレスタイヤのハメ方、簡単なハメ方を検索しまくるが、やはりポイントは履修済みのことばかり。

  • バルブの反対側からタイヤははめていき、最後にバルブの位置でハメる
  • ホイールの中心の溝にタイヤを落としてはめる(ワイヤー直径を稼ぐ)
  • なるべくタイヤレバーを使わない(ビードを傷つける可能性があるため)
  • 軍手を使うと楽(これはやったが通常の軍手はだめだった。ゴムなら良いかもしれない)

何回見ても、何回検索しても基本的なことしかでてこない上に、そもそもKysirum USTに5000TLをはめている動画ではなく、チューブラー用のホイールに5000TLをハメている動画ばかり。

まじでMavic USTのチューブレスレディは直径が少し違うのでは?と疑いたくなるくらい全然入らない。
あとちょっとが入らないなんて生易しいものではなく、そもそも片端のワイヤーすら入ろうとしない。あきらかにサイズが合っていないとしか思えないレベル。

その後、親指に水ぶくれを作りながらなんとか片側は入れることができたが、そこからどうあがいても入れることができない。4スポーク分ほどの周径がどうしても上がろうとしないのだ。
これはたまたまこのタイヤが悪いのかと、もう一個も開封し後輪側をはめようとするが、やはり同じように4スポーク分の周径でとまる。

自転車屋へ泣きつく

近場に引越されてきた自転車屋さんは、先日チェーンルブを買いに行った際にとてもお急がしそうだった。そんな中、他店で購入どころか安いからと海外輸入して買ったタイヤを持って「はまらないんです」と泣きつくのは不義理にもほどがあった。

タイヤレバーはだめだといわれていたが使ってみた。
ビビっていたのもあるが、嵌めようとしてもそもそもレバーが3スポーク以上となると入らない。そしてそこから入れていこうとしても反対側から外れていく。
文字通り手が3本なければ無理な状況だった。

それから2時間、合計3時間格闘した。
限界だった。
両手は潰れた水ぶくれで血まみれになり、握力はなくなった。
「もう無理だ…」
せめて入れるコツだけでも聞けないかと、恥を忍んで自転車屋さんに電話すると、「時間をあけるので、ちょっと持ってきてください」と言われた。
感謝を何度も伝え、すばやくホイールバッグにつめて向かった。

タイヤに問題はないのだが…キッチリ作りすぎている問題だった(ホイールの内径625mmピッタリ)

まずは店長さんが基本的なことを確認。
「入れ方も問題ないみたいですし…これはなんで入らないのかわからないですね。最近別の方の同じ組み合わせの時は、すんなり入ったんですが」
と挑戦してもらうが、やはり入らず。
「これ入ろうとしてませんね……いやこれはキツイわ…」
とタイヤのサイズを測ってもらうと625mmでホイール内径ピッタリ。
「うーん、タイヤとしては完璧なんですが、オーバー分(ホイールのリム外側)がまったく考慮されていないような仕上がりですね…たぶん走ってると伸びることも計算にしてるんだと思うんですが、でもそれだと入らないですよね、これ」

結局二人がかりでハメこむことに成功した。
(片側がはずれないように必死で押さえつけた)
その後コンプレッサでビードは上がりエア抜け等もなかったが、旅先でパンクした時が恐ろしくて仕方なかった。
走ってゆるくなるのがどのくらいの距離かがわからないのが怖すぎる。

ちなみに最近バルブ部分がシーラントで固くなっていたのが気になっていたが、
「これバルブ交換したほうが良いですね、交換しますね」
「Mavicの純正バルブって1800円くらいしますよね(震え」
「バルブシステムだとそうですけど、この先っぽだけは共通規格で決まっているので130円くらいですよ」
と言われた。
あぶない。危うく1800円のバルブユニット買うところだった…。
ついでにせっかくなのでフレ調整をお願いし、感謝と整備代金を払って退店した。

店長さんが言われるには
「ハズレロットの可能性が高いですけど、625mmという規格通りではあるので、厳密に言うと間違いではないから不良品とも言い切れないんですよね。うちで購入していた場合は交換に応じれるんですが」というのがズーンと響いた。安物買いの銭失いというわけではないが、手を怪我して大変な思いと不安を買い込んでしまったのは失策だった。

というわけでもし5000TLのご購入を検討されている方がいれば、現時点では最寄りの自転車店で買われることを強くオススメ。
本気で規格不良品かと思った(;´Д`)

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