投稿しようと思っていたが塩漬け気味になっていた投稿。
ボクが現在持っている寝袋はモンベル ダウンハガー800 #3のみのため、気温が0度以下になるとつらくなる。そこでまだ暖かいうちにもう一度キャンプに行こうと思った。
しかしコロナの影響か、それともAmazonで安くキャンプ用品(中華模倣品)がで買えるせいかは不明だが、キャンプ予約サイトの『なっぷ』に登録されているキャンプ場はどこも予約でいっぱいだった。
そうなるとあとはGoogleMapに表示されるマイナーキャンプ場にひとつひとつ電話して確認するしか方法が無い。休憩時間や帰宅後にGoogleMapをグリグリと動かしていると伊豆の方でいくつかキャンプ場があった。
伊豆なら温かいだろうし悪くない選択肢に思えたボクは、いくつかのキャンプ場に電話し、今回は「河津七滝オートキャンプ場」に行くことにした。
前日の20日夜、9月末に買い替えたテントのムーンライト 2型を試せるとウキウキしながら用意していたら、買い換える前のステラリッジ2型と比較して目に見えてバッグがパンパンになっていることに気づいた。重量以上にやはりステラリッジ2型は小型であることが良かったようだ。
色々と用意して翌日に備えたつもりだったが、翌日にバイクへ積載完了するまでにはそれなりに時間がかかり、バタバタとせわしなく昼過ぎの出発となった。
これは慢心以外のなんでもないことだが、「伊豆まで200kmもないのだし2時間ほどでつくだろう」なんて何の根拠もない思い込みでいたし、ナビゲーションのTOURING SUPPORTERSも「16時頃にはつきまっせ」と表示されていたから慌てずゆっくりと過ごしていたら時間の流れは早かった……。ねんのためにキャンプ場に「17時までには付きますが大丈夫でしょうか?」と連絡したところ「20時までは管理棟に在中しているのでお気をつけてお越しください」とのことだった。
まーさすがにそんなに遅くならないでしょーと最寄りランプから首都高速に乗り込み、渋谷から中央道に入ろうとしたら渋谷前で渋滞して進まなくなった。
即落ち2コマ漫画かよ。
結局、渋谷から出口設定していた沼津までほっとんど渋滞の連続だった。
パニアケースをつけていたため、かなり余裕がありそうな広さを見つけたときだけすり抜けを行い(精神が異様にすり減るからあまりすり抜けをしたくない)、沼津についたのは日が沈みかけた17時過ぎだった。
渋滞していた原因らしい原因(事故・故障車両)がなく、車間距離詰めすぎで起こっているブレーキ渋滞が頻発しているように思えた。そのためかふっと渋滞してる区間をすぎると一気に加速できる長い区間がうまれている。もうちょっとゆとりのある運転をみんながすれば良いのにね。
東名高速の沼津インター出口で降り、そのまま道沿いに南下していくと右手側にハイオク130円の看板があり給油しようかかなり迷った。しかし「これはもしや、このあたりはガソリンが安い地域なのでは?」と判断しスルーしたが、実際はそんなことはなく普通に安いお店(ENEOS Dr.Driveセルフ沼津インター給油所)だった。次に沼津に来ることがあったら絶対あそこで入れよう。
ガソリンスタンドを見送った後、ナビの指示通りに伊豆縦貫道に入り、一路目的地を目指した。
都市部から離れれば離れるほどガソリンは高くなる傾向が強いため、できればある程度栄えてる市街地付近で給油したいと思っていたら、136円の看板が道すがら見えたのでコレ幸いと給油する。(出光興産サガミシード株式会社伊豆中央道給油所)
給油所から出るとすぐ左手に「道の駅 伊豆」が見えたので食材調達のため立ち寄る。
道の駅はどこも17時前後でしまることが多いため開いてるかは不安だったが、なんとか間に合ったようだ。
選ぶ時間はあまりかけずアジの干物とウィンナーと野菜をいくつか手にとりレジにいくと2,000円だった。なんとも豪華なものを買ってしまった。(ウィンナー800円、干物が860円)
忘れないように道の駅スタンプも押して出発。
道の駅を出るころにはほとんど日が沈んでしまったため、薄暗くなった縦貫道を走り続けた。
途中2箇所の料金場ではETCが使えず、小銭が必要だったのことが一番の難所だった。
なんというかこれ上手く回避できる手段を考えたいと思った。
パーキングチケットを挟み込むクリップ、100円玉5枚と10円玉10枚、50円玉5枚くらいをグローブで取り出せるよう専用の小銭入れ対策は、バイクを乗るなら必要だなーと定期的に思う。
何故かコレ明確な答えみたいなアイテムがない。
なんかで作れないかなー……。
はじめてのムーンライトの設営
結局キャンプ場には18:45頃に到着した。
受付後に使用料(通常は4,000円でバイクの場合は2,500円)を支払い、すでにゆっくりされている他キャンパーに心の中で謝りながら、バイクで場内を移動する。
受付で渡された案内図に従ってフリーサイトエリアに到着すると、指定されたサイトは通路に近い出口横のサイトだった。もしかしたら受付順に奥側に案内されるのかもしれない。
通路沿いのため電灯が気になったが、逆に暗闇の中で設営するよりは幾分楽だったので良かったと思う。
早速ムーンライトを設営しようとバイクからサドルバッグをおろし、テントを取り出し広げ、ポールをつなげる。すると驚くほど簡単に仮設営が終わった。
ステラリッジがループにポールを通さないといけなかったので、その時間がすごく短縮された感じがする。(現行のステラリッジは同様のフック式)
問題は地面が固くてペグダウンに苦労した……というか石が程よく埋まっていて大変だった。
今回ペグハンマーを100均の軽いトンカチにしたがコレは正直失敗だった。
過去数回のキャンプは柔らかい地面だったため、打ち込む力はさほど必要ではなく、打ち込む道具があれば良いと思った。しかし今回のように硬い地面にペグを打ち込むには力を入れてハンマーを振るう必要があった。そうなるとヘッド部分が小さいトンカチでは不向きで、やはりこれは高くても専用品を買うべきかもしれない。
幸い天気がよかったため、タープを打ち込むのは大変そうだと考えテントだけの設営にした。(ペグを打ち込むがめんどうだった)
河津七滝オートキャンプ場には、価格が少しやすめなこちらの砂利のフリーサイト(B)と、すのこがひかれたサイト(A)があった。すのこの方でテントを固定するイメージがわかなかったのでボクはフリーサイト(B)にした。
キャンプ場には多くのバイクキャンパーがいたので、値段が安くて良いキャンプ場のため人気なのかもしれない。
サイトを見た時は気づかなかったが、キャンプ場内は小川が流れており、山の静けさと小川のせせらぎ、満天の星空が見える良いキャンプ場だった。
もっと早く着ていれば小川で釣りもできたようだったのでもったいないことをしてしまった。
一息ついたあとバイクでコンビニに向かい酒を買い込む。
どうでもいいや。ダイエットはまた明日からだ。自分に優しくしよ。と言い訳を重に重ねてKIRIN一番搾り500ml、SUNTORYハイボール濃い目500ml、ストロングゼロ500mlを2本買った。ユルセサスケマタコンドダ。
サイトに戻ったあとは着火剤と持参していた要らない請求書の残額案内封筒を燃やす。
「燃えてしまえ。ボクの残りの請求額ごと」と暗い気持ちになりながら薪に火をつける。
前回のキャンプで壊してしまったSOTOのガストーチがないため、着火には少し不安があったが、ガストーチがなくてもマッチと着火剤だけで薪に火をつけることができた。
どちらかというと着火剤が有能に感じる。
キャンプ場で売られていた薪の値段は忘れてしまったが、600円ほどだったように思える。そこまで高くはなかった。
太い薪ではなく幅10cm×3cm〜5cmほどの板で束ねられていた。
そのため火がつきやすかったのかもしれない。
今回はFire Safeとキャプテンスタッグ キャンピングセカンドグリル M-7572と安いBBQ網を組み合わせて使ったが、これは最高だった。Fire SafeにはGril M1という専用品があるが14,000円ほどする。それにくらべてM-7572はAmazonで700円未満。高さの調整はできないがだめになったら買いなおせばいいし、ビジュアルも悪くなかった。
M-7572に、直接食材を乗せてもいいが焼き網があったほうが良いと考えたため100均で買った安い網を持ってきたが、これまた大正解だった。
M-7572はコンパクトなため焼く面積が少ない。そこに網をのせることで拡張されて大きな物も焼ける。(このあと端にアジを乗せた)
キャプテンスタッグ キャンピングセカンドグリル M-7572
適当に買ったソーセージとシシトウを味付けをせず食べる。バタバタと出たため調味料を忘れていたのを焼き始めて思い出した。キャンプするときに用意せずにともさっと持ち出せる袋を作って、忘れ物を減らしたいと思う。
現時点では用意の時間コストが高い気がしてる。(帰ったあとの片付け含む)
失敗したとしても次になんとかしようと試行錯誤するからキャンプは楽しいのだ。
なんて考えながら酒を飲み、焚き火を眺める。
いつものチルタイムを楽しんだあと、今回も使うことのなかったiPadを片付け、寝る準備をした。次は置いていこうかな……。
ムーンライトの居室は想像よりも広く、とても快適だった。
今回パニアケースはバイクにつけたままだが、大きなサドルバッグを居室内にいれても十分なスペースが有り快適。とても気にいった。
せまくない空間に満足しながら寝袋に入り、スマートフォンでホロライブの配信を見ていたらいつのまにか眠りについていた。
キャンプした次の日は、だいたい7時に目が覚めることが多い。
やはりこの日も7時に目が覚めた。
周りも同じなのか外が少し騒がしくなってきたが、イヤホンをつけて二度寝した。
とくに急ぐ用事もないし、明確にキャンプあとにどこか行きたいという目標を設定していないため8時まで寝た。
8時頃テントから出たあと、今回は持ってきていたメシ袋で米を炊いてカレーを食べることにした。ただ時間を適当に計ってしまったこともあり、出来上がったご飯は60点くらいのお米だったが、カレーをかけて食べればだいたいのものに不満はなくなる。
次は時間をちゃんと計りたいと思う。
ご飯を作りながらテント類の片付けをしていたため、9時45分には出発した。
目的地はとくになかったが、知人いわく近くに良い温泉があると聞きそこに行くことにした。
千人風呂 金谷旅館で歩けるお風呂に入り、下田からは東の海沿いを走る
千人風呂は木造の大きなお風呂だった。
ヌル湯がとても気持ちよく、さらに高温湯でゆっくりし、普通の温度にもゆったりとつかることができてとても良かった。
混浴のため、途中カップルの女性が入ってきたので多少気まずさがあったが、とても良いお風呂だった……。
入浴料は1,000円でタオルレンタル等は別料金。
温泉後は伊豆最南端の下田に向かう。
道の駅下田でスタンプを押し、ご飯を食べようと思ったが中々価格が高く尻込みしてしまう。
海沿いにやすいお店があるだろう。と海沿いの道を走りながら昼食を探したがどこも高そうだった。
天気は快晴だし、道は渋滞もしてなかったため気持ちよく走ることができた。
絶好のツーリング日和。
道を走りながらどのルートで帰ろうかと悩んだが、伊豆スカイラインを通過するのが一番早いというナビ案内だったのでナビに従うことにした。
1年ほど前に伊豆スカイラインはグループツーリングしたことがあったが、バイク操作にまだ不安が多いころだったので、そこからすれば幾分は運転にも余裕がでてきた。
以前結構肌寒かったことを思い出し、早めにジャケット内側に防風インナーを装着してから乗り込んだ。
ゆっくり走っている車を追い越しながら快適に走ることができてとてもよかった。
日が沈むには時間があったため、景色を見る余裕もあったし、自分のペースでとても楽しく走れた。
ただ伊豆スカイライン出口あと箱根高速までの地獄の箱根新道はフル渋滞12kmで辛かった……。坂道のためエンジンを切って、進む時はクラッチを切って進むというトロトロ移動でをYoutubeをみながら1時間ほどかけて過ごした。
その後はいつもどおりの渋滞に巻き込まれながら帰宅した。
西側はいついっても渋滞が難儀だなーという印象だけが残る。
そんなキャンプツーリングだった。