#171008-09 五浦海岸と大洗磯前神社へフラフラと

土曜日は雨だったため、上野美術館でボストン展示会を見てきた。
午前中に自転車の清掃や注油なども行って翌日の準備は万端。


DAY.1

日曜日は日立までの予定にしていたため、ノンビリと10時半くらいに部屋を出た。
鹿島神社で要石を見忘れていたこともあり、往路で行くか復路で行くか悩んだが、往路でいくことにした。

そして待っていたのは、利根川CRの強風向かい風50kmという地獄だった…。
だからボクはこの利根川CRが大っ嫌いだ。
いついっても強風向かい風で景色もずーっと代わり映えしない苦痛…。
ひたすら耐えて走った。

やっと強風区間が終わったと思ったら、ところがどっこい今度は風向きがかわって北風で向かい風。
全く進まない…。1日中、風に嫌われた日だった。

また来ました。鹿島神宮。

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15時くらいに到着すると思っていた鹿島神社についたのは、日暮れに近い16時半だった。
本殿でお参りし、境内の森に入っていく。要石と御手洗は奥にあるのだ。

要石がなぜ見たいかというと、双界儀で登場したからだ。
双界儀はスクエア(まだエニックスと合併してない頃が出したPS用ゲーム。3Dアクションゲームで、日本を舞台とした陰陽五行説を設定にした和風現代ファンタジーものだ。
ちなみに多くの人には凄まじく不評で、難易度が狂ったように高いことおもあって、ファミ通の点数もボロクソだった気がする。
だがしかしボクは自分の人生において、一番好きなゲームと言われたら迷わず双界儀と答えるほどに大好きだ。スクエニがとちくるってリメイクか続編をだしてくれないだろうかと真剣に願ってやまない。絶対ありえないが…。

ゲームでは抜かれる要石だが、ちゃんと実物は埋まっていた。
というか予想よりも遥かに埋まっていた。
見えるのは埋もれている石の天辺数cmだけだった。

その後せっかくなので、御手洗も見に行った。
こちらは写真を撮影したあと、茶屋があったので団子を食べる。
団子は予想よりも美味しくて感動した。

きびだんごをまさか鹿島で食べるとは……

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そのあとは一路、宿泊先の日立市を目指して走り続けた。
結局、ホテルについたのは21時だった。(ホテルBHプラザ)

電話予約の際に、自転車で向かうことを告げていて「輪行袋にいれることなく部屋に持っていってください」といわれたのだが、実際は「輪行袋に入れろ」といわれた。
話しが違うのでは…?ということとなり、別のホテルに泊まることに。(ホテル テラス ザ スクエア
こちらはフロントにも地下倉庫どちらでもお預かりしますとのことだったので、お願いした。

マッサージ付椅子が設置されたお部屋を用意してくれたりと手厚い対応でしたが、唯一の不満点はコインランドリーがなかった。
しかし室内設備は豪華で駅も近く、フロントの対応も親切で言うことはないのだが…結局手洗いして就寝。(室内に消臭スプレーはあった)

ちなみに駅前はよく探していないがかなり閑散としていて、繁華街まで少し歩く必要がありそうだったので、コンビニで夕食を済ませた。
(ある意味いつものこと)


DAY.2

朝7時に起床し、目的地である五浦海岸をナビにセットして、その後経由地で大洗磯前神社をセット、そして自宅をナビにいれると、全部で200kmを超えていた。まさかの2日目の方が距離が長いという現実に少し憂鬱になった。

とりあえず次の日は仕事なので、なるべく早く帰れるように、五浦海岸を目指す…がまたしても向かい風。
結局片道30kmを2時間かけて到着した。(間に朝食等をコンビニでとっている)

写ルンですを買ってきていなかったため、コンビニへ行くも売っていない。
運良くホームセンターがあいたため駆け込み購入。
海岸に向かう。

五浦海岸は岡倉天心の六角堂は一見の価値があるというのをTVで見て以来気にはなっていて、5月の東北旅行の時はこの付近にたどり着いた時は夜だったため素通りした。なのでやっとこれたということになる。

五浦海岸と岡倉天心の六角堂。やっと見にこれました。

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やはり実際に見る景色は格別だ。
写真を何枚か撮影し、来た道を戻る。
実は今回の旅行は、五浦海岸の六角堂も目的の一つだが、本命は大洗磯前神社の方なのだ。

妙に渋滞が多い街道を走って大洗を目指す。
磯前神社についたのは結局13時半だった。

2年ほど前の冬。
はじめての青春18切符を購入し東北・新潟を鈍行で旅をした。

それは初日の水戸で乗り換えいわきに向かっていた時のことだった。
ウトウトしていたがふと目がさめたボクは、今どこだろうと窓から外を見た。
電車は海沿いを走っていたので、しばらく冬の太平洋を見ていると、突然波打ち際の岩肌の上にたつ鳥居が見えた。

冬の荒れた海のせいなのか、鳥居は何度も波に打たれていたが、ひどく写真を撮影したい!と思うほどに美しい光景だった。
しかしどこともわからぬ駅で降りて、次の列車が何分後なのか、はたまた駅から歩いて何分かかるかもわからない距離だったこともあり、その時はまたこようと心に誓い、そのままいわきに向かった。

そして5月の東北自転車旅行の際に、常磐線(水戸~いわき間)の線路から見える海沿いを遠回り気味に走ったが、何故か見つけることができなかった。

不思議に思って付近を探すと、「大洗磯前神社の海の鳥居」というのが有名だとわかり、その写真を見た時に「これだ!」と確信した。
しかし問題だったのは、その場所だった。
常磐線の車窓から見えるような距離ではないくらい離れている。
もしそれが見えるなら、千里眼というレベルの距離だ。
車窓からみたはずなのに、一体なぜ…。
その確信を得るために、どうしても大洗磯前神社の海の鳥居を見に行きたかったのだ。

呼ばれて来ました大洗神社

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さて結論から言えば、2年前の電車でみた光景がそのままそこにはあった。
つまり余計謎が深まっただけだった。
しかしやはり絶景だった。

一心不乱に写真を撮影して満足し、神社の方でお参りもした。
大洗磯前神社の主祭神は大国主様。
因幡の白兎のお守りがあったので購入した。

そして時間は15時になっていたので、必死に自転車を漕いで帰路を走った。
何故か大洗につくまでは向かい風だった風が、いつの間にか追い風となっていた。
おかげで早いペースで100kmを走って帰ることができた。

今回の旅行も目をつむれば思い返すことができるほどに印象的な風景が多く、大変満足できた。
やはり自転車の宿泊旅は良いものだ…。

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