#030225

GQuuuuuuXを見てきた

アニメが好きなわりにガンダムはVガンダムでシリーズ視聴は止まってしまっていた。以来、新作がでるたびに気にはなるけれど、こじらせすぎて見なくなっていた。前作「水星の魔女」も相当話題だったので見ようと思ったものの重い腰は椅子に根が張っていた。

新しいガンダムはTVシリーズ前に劇場版が公開されていたようで、公開開始から好調でSNSでとても話題になっている。去年からじわじわと考えていることに、「面白そう」だと考えたらやらない理由を探すよりとりあえず体験してみようと思っていた。
ちょうど「孤独のグルメ 劇映画」を安く視聴するために入ったpontaパスがまだ1月以内だったので、1100円で視聴できる。いくなら今だ。

最寄りの劇場を調べるとレイトショーで席がある。余談だがpontaパスを使えば安いものの、そもそもボクは自分が放送大学生なので大学生の価格で視聴できるのを失念していた。1,500円で視聴できますやん……。
ポップコーンとコーラゼロを購入し準備は万端。
ボクの映画視聴にこのセットは欠かすことができない。


元GAINAXのカラー(XAPA)制作×サンライズということもあって、ボクのようなこじらせてガンダムを敬遠してた身でもとても面白いと感じることができた。ガンダムを見ているのに「トップを狙え!」もしくは「エヴァ」を見ているようなというそんな感覚だ。会話のテンポがそう感じさせるのかもしれないし、ガンダムをそこまで見てないせいもあるだろう。
主人公の女の子「マチュ」が乗るGQuuuuuuX含め機体デザインは山下いくと氏。GQuuuuuuXのデザインが好きなだなー、久しぶりにガンプラ買ってみようかなーと思ったら定価の3倍価格で売られている。そういえばガンプラは転売ピラニア会場だった。縁がなさすぎてすっかり忘れていた。
映画全体の感想は、TVシリーズも見たいと思うほどに面白かったし、ちゃんと見に来れて良かったなーという気持ち。拗らせていたら機会を失うところだった。良くないね。


今日のスト6

2P側のOD足刀→かかと落とし(引き大K)キャンセル昇竜SA3の精度がひどすぎて笑えない。対戦中にミスってリーサル逃している現実が悔しすぎた。
トレモでキーディスを確認するとかかと落としのキャンセルで失敗が多く2P側の昇龍拳コマンドにノイズが多すぎるので課題。

微妙になんとかしたいなーと現在の悩みはPWSのオプション部分のボタン。Function設定していると結構な頻度で押すため、今のボタンだとちょっとシンドい。(ストロークが長すぎる)ボタンをちょっと探してみようかな。

#200125

劇映画 孤独のグルメをレイトショーで見に行った

「監督(松重豊)・脚本(松重豊)は主演の松重豊を降ろしたがっている」

作品の熱心なアンチこと松重豊さんが監督・脚本を手掛けた「劇映画 孤独のグルメ」が1/10より公開されている。

『この間“オワコン”という言葉を知りまして、この番組にピッタリだなと思って』『お客さんが終わってもいいと思っても仕方ないくらいマンネリもマンネリで。どこへ向かえばいいんだろうという気持ち』(シーズン6前の松重豊インタビューコメント)

昨年から自室のBDレコーダーが毎週かかさず孤独のグルメ再放送を録画し続け、特に見るものがない時は筋トレのかたわらについつい再生していた。そのため劇映画のCMも何度か目にしていたものの、いつかAmazon Primeに着たら見ようかなという気持ちでいた。
ところがYoutubeでチー牛速報さんが動画でとりあげられていたのを気になって再生してしまい、冒頭のコメントが妙に心の琴線にふれたため映画を見に行こうという気持ちになった。

早速最寄り映画館の空席を調べると、自宅最寄りはそこそこ盛況だった。ところが会社から近い大きな劇場では一番大きなシアタールーム上映にも関わらず3席しか埋まっていなかった。しかもなぜか通路側。中央はがら空きだ。

おいおい待てよ。つまり最高に貸し切り気分でポップコーン食べながら映画チャンスじゃないか。と思いさっそく座席を購入しようとするとTCXルーム(プレミアムシアター)のためレイトショー価格にならなかった。それならとpontaパス(旧auスマートパス)に加入し、auマンデー(1,100円)を適用で回避。
pontaパスは月額550円ほどが必要だけれど、ローソンで無料クーポンや割引クーポンで回収できるため損はしない。映画目的であれば一月の解約でも良い。


年末恒例のTVシリーズ拡大版と異なり、しっかりとした映画脚本

TVシリーズの「孤独のグルメ」よりもクリエイティブが随所にこだわって作られていた。また画作りもTVシリーズとは異なり、映画らしさを感じることができたのも良かった。なんというか勝手に先入観から「劇場版といっても、おそらくこういう感じだろう」というイメージが良い意味で蹴り飛ばされ良さが上回っていた。

ギャグあり、人間ドラマあり、何度も展開が変わり続けながらも「スープ探しの旅」という屋台骨があるせいか起承転結しキレイに着地する脚本。広げられた風呂敷も丁寧に畳まれていき見終わったあとに「あれどうなったんだろう」が何も残らなかった。
さらに「孤独のグルメ」といえばの食堂シーンも、主演に演技だけにとどまらずその場に居合わせたお客さん役の方みんなが美味しそうに食べていた。この辺りは去年放送していた「それぞれの孤独のグルメ」の流れを感じる。

年末恒例のTVシリーズ拡大版では五郎はクライアントの無茶振りで振り回されながらも各地で食事を楽しむイメージがあるけれど、劇場版では五郎自らの意思で様々な場所へ赴き、問題解決と食事を楽しんでいた。そこに人間ドラマが絡み合っている。
とはいえどそこで見疲れをすることはない。孤独のグルメは深夜に流し見するのに丁度よい肩の力を抜いてぼーっと眺める作品。そこが劇場版になっても変わらないように思える。
だからめちゃくちゃ面白かった!と興奮するのではなく、「良い映画だったなー」としんみり見終わることができた。
そしてとてもお腹が空いた。あと美味しい炒飯が食べたくなった……。

松重豊さんには、この先も変わらず最前線で作品アンチとして主演を演じて頂きたい。

『エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語』の視聴感想

2/23が終わる少し前、ふと隙間のような時間がうまれた。
よく見ているVTuberの配信予定もなく、日付が変わるまで3時間ほどある。そんな空白の時間を何をして過ごそうかと思ったとき、「そういえば映画を最近見ていない気がする」と思い立ってAmazonのレンタル映画を物色した。

Amazonのサイトをひらくと、休日100円シリーズがあり、その中に「エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語」があった。
フェラーリが好きなので「エンツォ」という名前が気に入ったことと、「レーサーになりたかった犬」という犬の話のようだったこと、さらに日本では未公開という点が気に入ってレビューをさっと見て視聴することにした。

開始数秒でぐったりした老犬の独白から始まるが、物語は犬が主人公のデニーに里親から引き取られるところからはじまる。

犬(エンツォ)の声はケビン・コスナー。
映画はデニーにスポットを当てた画面構成(通常映画構成)と、犬からみた人間(見上げる視点)の画面構成でできている。
エンツォ視点ではケビン・コスナーが「私が人間ならば〜できるのに」といった家族の一員としての犬の感情ともいうべきセリフで物語が紡がれる。

映画のタイトルからレーサーになりきる犬なのかな?と思っていたが、これはなんとも邦題に齟齬があるようにも思える。言葉が難しいが、この邦題は最後のシーンだけを抽出したようなそんなイメージがある。正しくは原題の「The Art of Racing of the Rain」を訳して、「雨のレースで行うドライビングテクニックのように人生の苦難は乗り切れる」というのが作品を見たあとの感想になる。(映画を見てもわからない副題は日本では売れなくなるため、わざとだというのは理解している)

この映画は英語副題のように、安易な売れないレーサーが犬を迎えて成功していくサクセスストーリーではない。主人公のデリーが人生の不条理にぶつかり、家族も大きな困難にぶつかっていくけれど、デリーは雨のレースを得意としているため、困難に立ち向かう力がある。という人間ドラマがテーマの作品だ。それを犬のエンツォ視点で描いている作品。

最後が感動しますというレビューを見て少し期待していたが、海外のレビューサイトが正しく、犬が好きなら面白い作品だが、そうでないならば展開が読める退屈な映画というのが正しい。

ボクの感想としては犬が大好きなので「エンツォカワイイなー」と終始ほっこりした。また明確に敵らしい敵が存在せず、登場する人物の誰もが良い人だらけの世界のため、緊張感に肩肘張ることはなく、何も考えずぼーっと視聴したことで、ゆっくりとした時間が過ごせて良い映画だったなという感想。
誰かにオススメはできないけど、たまにはこんな映画も悪くないという映画だった。

何も考えたくない日の終わりに見る映画としてはオススメ。

エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語(字幕版)

Super Size Me 2 Holy Chicken

数日前、Amazon PrimeVideoに「スーパーサイズ・ミー 2」の文字とパッケージが目に留まった。これはみなければと忘れないうちにとウォッチリストに登録するところまではいつも通り。ボクはウォッチリストに入れると、そこで満足してしまい放置してしまうことが多い。しかし前作「スーパーサイズ・ミー」はとても良いドキュメンタリー映画だったこともありこれは外さないだろう!と再生ボタンを押すことにした。
その結果、思いがけず充実した90分間を過ごすことができた。

スーパーサイズ・ミー:ホーリーチキン !

スーパーサイズ・ミー:ホーリーチキン !

Morgan Spurlock
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監督のモーガン・スパーロックが自身を使ったドキュメンタリーとして話題(アカデミー賞候補)になった「スーパーサイズ・ミー」は賛否両論あるが、ボク自身は素晴らしい映画だと思う。

前作「スーパーサイズ・ミー」は、自身を被検体にしたファーストフードが及ぼす悪影響のドキュメンタリー(マクドナルドを毎日3食30日)だったので、今回はどのファーストフード店で食べ続けるのだろうと考えていたら、まさかの自身がファーストフード店を新規立ち上げする話だった。

「スーパーサイズ・ミー」は皮肉とユーモアたっぷりに、「アメリカの肥満増加問題はファーストフードの悪影響である」という暗いアメリカの現実問題を、絶妙な塩梅で明るいコメディタッチにしたドキュメンタリーだった。「スーパーサイズ・ミー2」と題うった今作も前作同様にアメリカのファーストフードを取り巻く悪雲にフォーカスした内容だが、前作と同じくコミカルな明るさと面白さで肩肘張らずに見れる素晴らしい作品に仕上がっていた。
ドキュメンタリー映画(映像)というと事実だけを暴いて重くのしかかる現実を突きつける作品が多いが、モーガン・スパーロックはそこを重視せず、あくまで事実という課題に対して改善策は皆で考えれないだろうかというスタンスなところがとても好感が持てる。

例えば作中では、チキンが健康的な食材で今では牛肉を超えて消費されていること。さらに各ファーストフード店でも、チキンを使ったメニューを用意していることから始まる。一方でチキンをグリル(網焼き)することで油を落とすヘルシーメニューと、クリスピー(フライのイメージは重いため別の言い方でヘルシーに聞こえるように)の比較ではクリスピーメニューの注文数が遥かに高いことも紹介している。(グリルはほとんど注文されないようだ)

人々はヘルシーを志向するのに、実際の注文は欲望に忠実なフライメニューとなる。
そこで顧客の良心が傷まないようにと、フランチャイズ各社はメニュー表記に「フライ」という言葉ではなく「クリスピー」という言葉に置き換えた。これを健康ハローというらしい。
しかしそう言われるとボク自身も野菜が入っているからヘルシーでは?という認識があることに気付かされる。(例えばはなまるうどんにレタス1個分練り込まれているとか)

「スーパーサイズ・ミー2」はそういった「フランチャイズが悪い」ではなく、消費者のニーズに沿った結果が今の見せかけのヘルシーブームを産んだことにフォーカスされている。その映画を通して伝えたい内容がわかるのはこの映画の最後の方となる。

日本版の映画サイトがないあたり、おそらく国内上映されていない映画だが最近見た映画ではピカイチで面白くぜひオススメしたいと思ったので投稿した。
ドキュメンタリー映画ってこうあるべきだと思う。
人生は気づきがあるから面白いのだ。

余談だが同じ系統の「ファウンダー」もボクはおすすめしたい。
こちらはマクドナルドができるまでというノン・フィクションに近い話だが、とてもおもしろかった。
おそらく「ファウンダー」を見た後で「スーパーサイズ・ミー2」を見るととても楽しめると思う。(劇中にマクドナルドの外観や店作りに対する考察があるため)

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(字幕版)

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(字幕版)

マイケル・キートン, ニック・オファーマン, ジョン・キャロル・リンチ, ローラ・ダーン, リンダ・カーデリーニ, パトリック・ウィルソン, B.J.ノヴァク
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