モニターアームって必要なの?と思っていた人の話

エルゴトロン LX モニターアームを購入した

Amazon Black Friday恒例の人気商品といえば、エルゴトロン LX モニターアームと言っても過言ではないと思う。年に一度だけこの商品を33%割引と安く購入できる。

とは言えど……そもそもモニターアームって必要なのだろうか?と思っていた。
もちろんディスプレイ下がスッキリするというのはメリットだろう。自由に動かせるのもメリットだろう。
いや、それでもそれに15,000円……?
もちろんディスプレイが2台あるならばモニターアームは有用だ。しかし自分のデスク上はスピーカー配置によるスペースの都合でシングルモニターのため、ことさら必要かなーという気持ちを抱えたままだった。

そんなボクがどうして購入に踏み切ったかというと、PUNK WORK SHOPがそこそこ大きいため、ディスプレイ→キーボード→アケコンと並べるとディスプレイが遠く感じたためだ。もちろんキーボードを横に置くとかも考えたが、ディスプレイアームでその問題が簡単に解決できるのであれば、その解決策を試してみようと思ったわけだ。


Amazon Black Friday 終了日、安いディスプレイアームで良さそうな製品をYoutubeのレビュー動画をみながら探していると、エルゴトロンが後からアームを増設可能と紹介されていた。現時点でディスプレイアームは各社から色々出ているものの「エルゴトロンに近い」と紹介されるほどに誰もがエルゴトロンの商品を認めている。さすがAmazonレビュー数16,000超えは伊達ではない。買って失敗ではないし、最悪リセールも可能。それだけ価格に見合った商品と言えるだろう。
ボクが唯一気になっていたのは、その「デュアルディスプレイになったときに使えなくなるのが、勿体ないな」という小さなササクレのような感情だった。
それがあとでもアームを増設可能ならば、今買っても無駄になることはない。(エルゴトロンのデュアルディスプレイ対応は純粋に2つ買うような価格に近いため)であるならば悪くない選択だと考え購入することにした。

左が標準ディスプレイスタンド。右がモニターアーム。

元のスタンドを外すのにやや難儀しつつ取り付け設置。
取り付け後はとくに印象がそこまで変わらず、「まぁそうだよなー。モニターアームつけたからってなんかスゴく良くなった!って感動はないよねー」と思っていた。

明確に「あ、これは良いかもしれない」と感じたのは、アーケード筐体のように、ディスプレイを手前に寄せた場合。これがゲームセンターの筐体のように感じれてとても良かった。
ディスプレイが近くなったことで見やすく、手前傾斜に調整したことで見下ろす形になり没入感があがりより集中できる。(いやそれなら全画面表示しろというツッコミはある)

ディスプレイアームで世界が変わった!というほどの効果はないけれど、ディスプレイの位置が自由になるのはそれなりに良い買い物かもと思った。

机に幕板があるためにクランプが挟めないの解決策

自分のデスクもそうだったけれど、木製デスクの場合、内側に幕板がある構造だとディスプレイアームのクランプが完全に固定できない場合が多い。
無理やりつけることもできるけれど、自分の場合は4cmの隙間で無理やり挟んだ。
ただ気持ち的に「なんか不安……」というのが拭えなかった。

解決策はデスクに「穴をあける(数mmの支柱が通る穴をあけて挟む)」と「デスクを買い替える」になるのだけど、「ディスプレイアームだけのために……」という気持ちがぶつかる。
こんな悩みのケースは多いはずと思い調べてみると、「幕板の高さ分の当て木をあてることでしっかりと固定すると良い」とあって、「あっ!なるほど!なんで思いつかなかったんだろう」と思ったけれど、おそらく無意識で「さすがに幕板ごと挟めるなんてことはないだろう」という先入観があったためだ。

幕板の高さを測ってみると4cmほどで、ちょうどツーバイ材2×2(38mm×38mm)の端材が部屋に転がっていたのでノコギリ切断して当ててみるとわずかに隙間があった。2mmならばとアケコンの下敷きに買った100均の滑り止めが余っていたので挟み込んだ。当て木が滑ることもなくなって一石二鳥だ。

もちろんこれはエルゴトロンはクランプ許容量の調整できるため行えた解決策。購入するディスプレイアームによっては使えない対策であることだけは注意。
エルゴトロンの最大挟み込みサイズは60mmとあるので、ギリギリで運が良かった。