前回のタイヤ交換は40,989kmで行い、今回は53,794kmで交換。
自分の乗り方だとPirelli Diablo Rosso 4は12,000km以上は走れるようだった。
交換するタイヤをどれにしようかと検討していると、MICHELINのPOWER 6が昨年発売されていることに気づいた。前モデルのPOWER 5よりもタイヤ中央のブロックパターンが大きくなって、好みなデザインになっている。


価格はDiablo Rosso 4よりも5,000円ほど高く、8,000kmで交換したという記録がいくつか散見できたのでコストとタイヤの寿命で比較してもDiablo Rosso 4の方がお得だ。
しかし違うタイヤも使ってみたいと思ったので、今回はPOWER 6に交換してみた。
前後タイヤ料金 + 交換工賃 + 廃タイヤ処分代金で合計75,000円。
POWER 6 の乗り心地
ミシュランのタイヤは今回が初。
交換時にバイク屋さんの説明では、「Pirelliの山型のタイヤだとタイヤを潰すよりかパタンパタンと倒れるスポーツ性が売りですが、MICHELINはタイヤを潰してじんわりとグリップする感覚です。そのため感覚としてはスポーツタイヤというよりかはツーリングタイヤに近いですが、コーナーでのグリップ性が高いため安心して攻め込めるという感じです」とのことだった。
交換した日は雨が降ってウェット路面だったにもかかわらず、もう何百kmも走ってきたタイヤのような安定感があった。ただボクはMICHELIN初すぎて、どこまでアクセルをひねると滑るかわからなさすぎたためギクシャクした走り方で帰宅した。
明けて翌日、タイヤとホイールをなじませるべく南房総まで高速を使いやや蛇行気味に走行。その後は山間の道を走ってみる。Diablo Rosso 4の「倒そうと思ったときには倒れ始めている」みたいな操りやすさとは異なり、POWER 6は操作に対してしっかりとグリップして曲がってくれる。これはバイク操縦に自信がある人ならより楽しめるタイヤに感じる。
ボクはまだまだ操縦に難があると感じているので、下手なりにでもバイクが傾いてくれるDiablo Rosso 4の方が乗り味は好みだ。
ツーリングタイヤといえばPirelli Angel GT 2は使用したことがある。あちらと比較するとPOWER 6はどうか?と聞かれた場合、タイヤの硬さというか乗り心地の面でかなり異なる。
Angel GT 2もPOWER 6も規定空気圧 2.5kg/cm2で入れたけれど、Angel GT 2は乗り出し含め常に硬さを感じていた。タイヤが潰れにくいというのもあるけれど、耐摩耗に特化させていることを感じる。
POWER 6はタイヤが潰れながらしっかりとグリップする感覚があるので、そこは明確に異なる。またそのポヨンポヨン潰れているおかげで路面のギャップに対してタイヤが吸収しているのを感じる。MICHELINのあの白いポヨンポヨンしたキャラクターに納得ができる乗り心地。
POWER 6のタイヤデザインはかなりカッコが良く、見慣れたバイクが不思議とかっこよく見える。これで耐摩耗性がDiablo Rosso 4と同じくらいなら文句なしだけれど、そうはいかない気がする。
耐摩耗性はまた改めて交換時に投稿予定。目視確認する範囲では、おそらくDiablo Rosso 4と比較してもだいぶ短そう。新品のDiablo Rosso 4は山型形状の恩恵があり、深い溝の奥にスリップサインがあるため心理的に長く使えそうと感じる。しかしPOWER 6はそこまで溝は深く感じれない。見慣れたDiablo Rosso 4と比較すると浅く感じるので8,000kmも持つのか不安にすらなる。希望として1万km耐えてくれれば良いなーの気持ちで乗ろう。
余談1:GW旅行時、ひそかにパンクしていた
GW帰宅したときにタイヤのスリップラインが消えるどころの騒ぎではないほどにすり減っていたこともあって、今回のタイヤ交換までバイクに乗っていなかった。
タイヤ交換に行こうと思ったらリアタイヤの空気が抜けてぺちゃんこになっていた。
近所のガソリンスタンドまで押して行きことなきを得たけど、パンクしたタイヤのバイクを数百m移動させるのは骨が折れた……。
タイヤ交換時にそのことを伝えると、モロに眼の前で釘が刺さっていた。
ちょうど交換しようと思っていたので良いけど、新しいタイヤで釘が刺さってパンクは涙がでることだろう。
余談2:ブレーキパッドを交換してもらおうと思ったけど必要なかった
まだ3mm残ってますよといわれて未交換。(6年目)
リアブレーキを注文していたのだけどタイヤ交換に間に合わず。
届いたらチェーンと一緒に交換してもらおうと思う。
というか54,000km乗ってブレーキパッド交換不要なほどパッドがすり減ってないなんて、どんだけブレーキつかってないねん。
パッドの交換パーツ
ブレーキ型番は899 PanigareやMonster 1200(ノーマル RとSは異なる)と同じなため、対象となっているかを確認。
フロントブレーキパッド
- Ducati管理 No 61341021A
- Brembo管理 07.B809.21(brembo型番)
リアブレーキパッド
- Ducati管理No 61340951A
- Brembo管理No 07.6949.50
リアブレーキのBrembo 管理番号で調べても上手く買える商品がでてこないため、RKのブレーキパッド適合表から逆引き。するとSuper Sport S 939 18-20は RK 878MAX が対応品となり、これはPanigale 1192と同じ。そこから逆引きしてPanigale 1192のリアブレーキ交換対応できる bremboの純正交換部品は 07.6949.10 だった。
現在は新型番の107.6949.21が販売されているためこちらを注文。
ところがAmazonで1週間以上たっても入荷しない。いそぐこともなくなったので気長に待つことにした。
ちなみにRKの適合表が正しいかどうかはちょっと怪しくもある。
チェーン交換適合表では525 XXWとあるが、実際は520XXWが適合品だ。(Ducatiディーラー車検交換時の項目確認)
ちょっとほんまかいな感はある。
brembo(ブレンボ) ブレーキパッド オーガニック 1ピン ピストン径:同径 2POT:32mm/34mm用 107.6949.21
アールケー(RK) ブレーキパッド メガアロイ BMW:RS1200GS ’13~’17(フロント)など バイク オートバイ 二…