前回の川越半田屋ライド時に、なんとなく後ろ側のブレーキに違和感があるというか、のびることはあっても締まることってある?と、そこまで疑問を感じることなく六角レンチでブレーキワイヤーをゆるめて走った。
帰宅して洗車したときに、そういえばと思いだして後ろブレーキをひいたらブレーキが戻らなくなっていた。というかブレーキ自体に問題はないが、ブレーキワイヤーが引っかかっているような感じだった。
目視で場所を追っていくと、フロントレバーからトップチューブに入ったあたりのワイヤーがサビていた。そういえばコンポ組み直した時以来ワイヤー交換していなかったから3年たっていたのかと気づき交換をすることにした。
問題としては気に入っていたSpecializedのバーテープが去年から販売中止になっていたことだ。というか心のどこかでそれがあるため、交換するとバーテープを探さないといけないめんどくささが衝突して先延ばしにしていたのだ。
いっそリザードスキンは興味があったけど値段がなーとモンヤリ。
物は良いらしいんだけど7,000円かーという気持ち。
(今Amazonでみると4,500円だった……そっちでも良かった)
結局、元Specializedでサガン愛用という「それは間違いなさそうだなー」というSUPACAZが3,400円だったのでそちらを使ってみることにした。
後でわかったことだが、SUPACAZについているバーエンドはFizikの安物とことなり六角レンチでしめると中が膨張する機構のやつだったので取り付けた。(Pinarelloだと純正がそれ)
ワイヤーセットはAmazonのレビューを見るとDura-Ace品がそこまで評判がよくないこともあって普通のものにした。
Lizard Skins DSP BARテープ&プラグ V2バーテープ 3.5mm
SUPACAZクッシュバーテープ ブラック(ブラックプラグ)Super Sticky Kush Classic Black
シマノ ロード用SUS ブレーキケーブルセット ブラック Y80098019
ちなみに専用工具があるとワイヤー関連は切断が楽なので自分で整備されるなら購入をおすすめ。製品名はアレだが、アウターワイヤーがスパッと裁断できて切断面がつぶれづらいので、切断後に画鋲などで穴をほじって広げるといった苦労がなくなる。(使用時は思い切ってすぱっと切断すること)
それと中々この商品を紹介している人がいないが、リアブレーキワイヤーを抜くときにシマノが出しているチューブライナーを取り付けて抜くと、再度フレーム内を通す時にめちゃくちゃ楽。新しいフレームはわからないが、古いフレームはトップシート内が人外魔境になっているのでうまくワイヤーがでてこない。
そこでインナーワイヤーをフレームから抜く前にチューブライナーを取り付け、そのままインナーワイヤーを前から引っ張れば、チューブライナーがトップチューブを貫通する形ができあがる。新しくインナーワイヤーを入れる時はチューブライナーを通し、出口に出たらチューブライナーは抜けば良い。作業時間が大幅に短縮される。
なんでこれ誰も説明しないんだろうってくらい楽。
おかげでボクはそれを自転車屋で聞くまで、「毎回ワイヤー交換めんどすぎて辛い……」となっていた。目から鱗が落ちるとはこのこと。225円で楽をしよう。
ゴッドハンドワイヤーカッター 日本製 GH-BWC-150-CN サイクリングニパ子ver
SHIMANO (シマノ) チューブライナー 1800mm x1本 Y80098100
その他の交換方法は割愛。
手順を書くと
- ブレーキのワイヤーを固定しているストッパーを六角レンチでゆるめる(ワイヤーの末端処理カバーがしてある場合は、その手前で切断しておく)
- バーテープを剥がす(もしその下にアウターワイヤーがハンドルとテープで固定されている場合はテープも剥がしてワイヤーをフリー状態にする)
- 後ろ側のフレームに入るまでのアウターワイヤーを引き抜き、代わりにチューブライナーを取り付ける。(もしかしたらフレームの出口に止水用のチューブがついている場合があるので、それも取り外す)
- インナーワイヤーを車体から抜く。(ブレーキをひいた状態でワイヤーを押せば隙間から出てくる)
- アウターワイヤーは外したものを基準にカッターで同じ長さに寸断しておく
- 新しいインナーワイヤーをとりつける。(4から1を逆の要領で行う)
- おしまい
バーテープのまきつけについては色々な動画を参考にして行うか、もしくは失敗してもそこまで大事にならないので(尺がたりなければ巻き直せばいいし、余るならもうちょっと巻く間隔をせばめればいい)、失敗を気にせず作業してみるのが大事。