今週末に図書館で借りていた本を返却しないといけないため、時間を見つけては本を読んでいる。深夜特急2,3は読み終りそうだけど、「2050年世界人口減少」は手がつけれそうにない。
「料理人」は一番期待して読み始めたけど、様々な人が評価している「物語が進むにつれ進行していく状況が怖い」という感覚が一切わからなかった。わからなさすぎて「アレ結局、この本ってどういうところが評価されたのだろう?」と検索してしまったほどだ。
サイコパスのような料理人が雇用主の家を料理で魅了し乗っ取り、いつのまにか主従関係が逆転するという話だがとくにそれが秀逸とも思えなかった。
おそらく現代社会ではありふれた現象で、有能な人は頼られ魅了し少なからずの依存先となるのをよく見る。信頼がいきすぎれば心酔し依存になることを肌感覚で見慣れてきてしまったため、「よくある話じゃないかな」と感じたのかもしれない。
深夜特急も面白いのだけど、読んで気持ちが高ぶって旅に出ようと思うことはいまのところない。そういう意味では村上春樹の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」は、読んだ時にちょうど主人公と同じ年齢だったため、ボクも旅にでよう!という気持ちにさせられたし、実際に青春18きっぷで旅にでたほどだ。
まずは今年の目標の一つ「本を毎月読む」を、初月の1月だけでも完了できてよかった。