#250924

過去のキャンプで、一番「あぁ、これは良いな……」と感じたのはどこでキャンプをしたときだろうかとよく考える。そしてだいたいいつも真っ先に思い浮かぶのは、初めてのソロキャンプという補正も加わる「グリフ前日光」になる。やはりどの経験でも初めての補正は強い。
グリフ前日光は鹿沼市の山奥深くの川沿いにある静かなキャンプ地。その日は利用者が3組と少なかったこともあるけれど、設営後にすぐに降り始めた豪雨により雨天キャンプとなったことがとても良かった。

雨がテントとタープを叩く音。
タープの端から落ちる雫の音。
テントとタープで雨の中から空間を切り取っているような感覚。
他のことでは得られない、なんとも言葉にできない充足感を与えてくれた。

その時の投稿でも紹介した、「その時私は思ったのです。完全なる雨具、それは “家” なのではないかと…」という誰かのつぶやきは、今でも雨が降ると考える言葉だ。
家という完全な雨具よりも、雨と自分の境界を強く感じる雨天キャンプの不自由さと閉塞感が恋しく思えるのははどうしてなのだろうか。

とはいえどわざわざ雨の中バイクで出かけてキャンプをしたいとは思わない。
もし車があれば雨の中でキャンプをする回数は多いかもしれない……現実的な問題は駐車場代が出せるほど資金に余裕がないから無理なのだけれど。

カテゴリーTALK

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください