bar hotel 箱根香山に泊まった話

不仲極まりない両親が今年から別居した。数年前から母は足を悪くしていたので介護が必要なレベルだったのに、父とは仲が悪いため立ち行かなくなり結局介護施設に夏頃入ることになった。
そのあと父から「あいつ(母)から手切れ金として家に入れてた金を少額返されたので豪勢に使いたい。祝おう。これからの自由を」と言われたので、それならば行きたいとは思っているが行く踏ん切りがつかない『bar hotel 箱根香山』に泊まってみたいと話をしたら、「最高じゃないか。泊まろう」と話がまとまり、11月の半ばに有給を取得して旅行に出かけた。

いつものようにダラダラと自分の思い出を書く前に、「bar hotel 箱根香山」って行く価値があるか?と気になって訪れた方へ評価を書きたい。
もしあなたが以下のいずれかに当てはまるのであればお金に見合う体験を得れるためおすすめできる。

  • お酒がとても好き。(種類問わず)
  • 一度くらいBARで時間を気にせずしこたま呑んだあと、そのまま寝たい。
  • BARに行ったことがないので経験してみたい。

ちなみに主な客層を聞いてみたら、意外と20〜30代(40代前半)が多く、「BARに行ったことがないので行ってみたかった」とお客様が多いとのこと。

料金については、どのプランでも基本的にBARの利用料は含まれているため飲み物の料金はかからない。アラカルト(軽食・食べ物)だけは別料金のためディナープランにしてBAR利用もありだろう。とはいえどボクが利用した日はディナー付きプランの利用者は居なかった気がする。(近場で食事できるところはないので注意)

宿泊プランは結構値段がピンキリ。翌日がお休みの日はすんごい高いけれど、翌日が平日だと一人3万くらいに落ちる。部屋タイプおまかせ!で朝食無しならば2.3万〜と値段に波がある。しこたま呑んでバタンキューできて箱根温泉に泊まれて2.3万は結構良いと思う。
朝食はビュッフェスタイルでシャンパン・ワイン飲み放題付き。
その感想はあとで書くとして、「しこたま呑んだ翌日は朝から食欲がわかない……」というボクのようなタイプは無しを選ぶのも良い。

一部屋あたりの値段なので2人でもお得。逆に一人で行く場合はこの値段。

ホテル送迎の注意点について

もし箱根登山列車で向かう場合はかならず「彫刻の森」で降りること。決して「ホテルは小涌谷が近いからここかな」とボクみたいな愚かなことをしないように。迎えに来てくれない。謎ではある。結局タクシーが通りかかったので乗せていってもらった。遠い駅は送迎可能で近い駅が送迎不可ってなんなのぉ……。

“bar hotel 箱根香山に泊まった話” の続きを読む

笠間で栗を食べる。水戸でサウナに入る。

金曜の昼。ディーラーから車検完了の連絡があったため、土曜早めに取りに行く旨を返信し、受け取り後そのまま出かけることにした。
ただ「どこに向かうのか」という課題にぶつかって悩むこととなった。

先週は横浜に行ってそこそこお金を使ったこともあり、できればそこまで遠出にならない範囲に収めたい。ディーラーが埼玉にあることもあり、せっかくなら群馬・栃木に行こうと思った。寒くなる前に軽井沢へ再訪し、Apple Pie Labのアップルパイを食べるのも悪くない。
しかしそうはいっても11時から軽井沢に向かうのも少々時間が悪いように思えたことと、今週は関越道で大きな事故が2日間隔で起こっているため気が乗らなかった。

「バイクの調子を見たいだけだし、ちょっとフラフラ走るなら……」と茨城で一人でふらっと立ち寄れて良さそうなサウナを探してみると、「SPA&サウナ ゆるうむ」が色々な種類のサウナが楽しめて¥1,880とお手頃だった。
地図を見ると近くに笠間もあるため、栗を食べてサウナに行くプランにした。


最寄り駅前の花壇にタバコの吸殻とチューハイの缶詰が咲いていた

気になったので拾い、「確か駅改札前にゴミ箱があったよな」と持って行くとゴミ箱が撤去されていた。そりゃポイ捨てされるわけだ。
ゴミ箱がないからゴミなんて持ち歩きたくない人はその辺に捨てる。当たり前の帰結。
仕方なく付近でゴミ箱を探し捨てた。

ゴミなんて目に付く範囲にあったらあるだけ増えていく。ゴミを捨てる人は「誰かが捨てているなら自分も捨てて良い」という理屈に至るため、ゴミは極力目に付く範囲で無くすのが美観を維持する手軽で効果がある方法だろう。
「捨てる人間のモラルの問題だろう」は仰るとおりだが、そんなモラルがある人間を前提にした話はモラルがない人間には通じない。少なくとも社会的倫理感を理解するにはある程度の学が必要。「今でしょ」の林先生も言ってることだけど教育って贅沢なんだよね。


バイクをディーラーで受取り、安くない金額をお支払い。
最近エンジンエラーの警告灯がついていたことを相談していたため、診断機のエラー履歴を見てもらうと、ECU(エンジン・コントロール・ユニット)のエラーが出ていた。Super SportやMonsterでも出るときはでるらしく、無視もできるし消灯もできるけど気になるなら交換(30万)と言われる。(型番は28642811F
「6万km乗っているので、そろそろ色々なところがガタが出始めてしまうころですね…」というのもトドメとなり、受け取ったバイクで走りながらこれからどうしようかなーと思いながら高速道路に乗り北上した。

スロットルを捻れば快調に加速する。
交換したスパークプラグでエンジンは快調だし、タイミングベルトとチェーンも交換したので故障が懸念される部品はないと思っていたけれど、まさかのコントロールユニットが爆弾を抱えていると知ったことで少し心が暗くなった。
こんなに元気なバイクなのに壊れる可能性があるのか……そう思うと乗り換えの時期が来たのかと感じるようになった。

東北自動車道を走りながら思うのは、SNSでは大きな社会的問題が声高に「こんなの許されない!なんとかしないと!」という見るだけで精神を疲れさせる投稿が溢れている。
しかしそんな考えても仕方がなく、解決することに膨大な労力を有する問題を僕たちはどうすることもできない。
万に一つでも突然なろう小説のようなボクが考える最強の解決策がでてきたとしても、その解決策が実行されるのはまた別の話だ。
そしてどうしてそれが万に一つかというと、駅前のごみ問題にせよ、目の前にあるバイクの乗り換えの問題にせよ、自分の身近で起こっている問題を解決すら十二全にできない人間が、大きな問題を解決しようだなんて烏滸がましいにもほどがある。
大きな問題が気になるなら行政に嘆願するべきだし、ローカルな問題なら地域掲示板や何かで働きかけるべきだろう。
ボクたちが個人レベルでできることは目の前やせいぜい手が届く範囲でしかない。それらの問題を十二全に解決できるようになってから大きな問題に取り組むべきだ。下手の考え休むに似たり。


佐野を過ぎたあたりでふと高速下に道の駅の看板があることに目がついたのでICを降り、あまり走ったことがなかった国道50号線で水戸を目指した。
さっそく「道の駅 みかも」に立ち寄ると、レストランで蕎麦が人気のようだった。
ちょうど目的地を探しているときに旅行・グルメ雑誌で「栃木で今お蕎麦が話題」と特集が組まれていたのを目にしていたので食べてみることにした。
味は美味しいと思うのだけれど、ボクは蕎麦の良し悪しがよくわからない…。

その後はのんびりと道沿いを走り笠間を目指す。
ただ結構のんびりとあっちへフラフラとこっちへフラフラとしたためか、笠間についたのは16時手前だった。
「もうそろそろ着くから、そろそろモンブラをどこで食べるか考えるか」と調べるとだいたい15時、16時閉店だった。終わってる。(文字通り)

一応「栗のいえ」という古民家を改装したお店が18時まで営業していて、雰囲気も良さそうだったので向かってみたものの、店先には無慈悲な「予約した方以外の本日分はすでに完売しております」の張り紙。悲しみしかなかった。

「道の駅 かさま」なら前食べたLa Kuriがあるだろうと向かってみると、いつのまにかキッチンカーで色々なモンブラが提供されているようだった。
一番並んでいるキッチンカーの列にならんでみたものの、思ったより時間がかかりそうだったので他の空いている他のキッチンカー(栗ノ絲)で食べることにした。
栗ノ絲は0.5mmの極細マロンクリームが売りらしい。そして全然こちらで正解だった。とても美味しい。極細のマロンクリームは食感が柔らかで新しい食の体験だった。味もLa Kuri同様にしっかりとした栗を感じる。むしろこの細い糸が栗の繊維のような舌触りを生み出し、より栗らしさを感じる。
またモンブランの中(コア?)をスポンジかミルクジェラートで選べたのでミルクジェラートにしたがこれまた大正解だった。冷たさとミルクの味わいが濃厚な栗と調和してとても美味しい。

もう一つ行けそうと他のキッチンカーを覗いてみると、時間が遅かったせいか店じまいとなっていた。(17時で道の駅がしまるため)
しょんぼりしていると施設内レストランで栗ソフトにモンブランのような栗クリーム、その上にマロングラッセが乗ったものが売られていたのでそちらを購入。これまた美味。
許して脂肪。ダイエットはまた今度だ。


SPA&サウナ ゆるうむでゆっくりする

「道の駅 かさま」から下道で30分ほどで「SPA&サウナ ゆるうむ」に到着した。
60分、90分と時間でコースが選べるものの館内着¥300、タオルセット¥300をつけると時間無制限¥1,880円と大差がない。なんならLINE友達登録で-¥100だから特にこだわらないならそちらのほうがお得だ。

全くの余談だけれど、館内は休憩スペースが多く畳スペース含めて寝る場所があることに加え、朝9時まで営業している。(25時以降の深夜利用は+¥2,200)Googleのレビューで「バイクツーリングで仮眠利用しました」とあったので確かに仮眠施設としても良いかもと思った。

塩サウナ・ハーブサウナはややぬるめ。売りの8段タワーサウナは高温。屋外にあるハーブスチームサウナは頭のおかしい狂った熱さ。ナイトレインで例えると8段タワーサウナだけ高難易度できっちーとか思っていたら、屋外のハーブスチームサウナは深き夜Lv5だったみたいな感じ。
室内でファンが回っていて空気が循環しているために熱風で肌が焼けるように痛い。激痛。
あとはハーブスチームサウナの横にある紐をひっぱると頭上の桶が回転して冷水バケツプレイができるのは本当に面白い。セルフ罰ゲーム。やってみると結構気持ち良いので癖になる。

サウナ目的で何度も訪問したいか?と言われるとやや悩む塩梅のお店。
値段で考えると良いのだけれど、類似している千葉の「お風呂cafe かりんの湯」と比べるとあちらの方がバレルサウナとフィンランドサウナがどちらも熱くてサウナ体験としては好み。
純粋なサウナ施設というよりサウナのエンタメ施設(スパメッツァおおたか 竜泉寺の湯と似た系統)に思える。

サウナを堪能した後、せっかくなので休憩スペースでゴロゴロと休む。
いつもこの手の施設にくると悩むのだけど読みたい漫画があまりなくて、雑誌しか読むものがない。ただ雑誌は雑誌でだいたいの物は楽天マガジンで目を通しているので読むものに困る。珍しいローカル雑誌があれば読むという感じになっている。なんなら階段に飾り本で置かれていたサウナ書籍の方が興味を惹かれた。
この日は「地元を愛せ 水戸ローカル」みたいな雑誌を読んで過ごした。

のんびりしていると良い時間になったので高速に乗り帰路につく。
さすがに21時が近いと常磐道はガラガラで走りやすい。
車検あがりで元気に加速するバイクに乗りながら、まだもうちょっとだけ頑張って、また一緒に旅に連れて行ってほしい。そんな気持ちを抱かずにはいられなかった。

#111025

横浜中華街にある室内サウナHARE-TABIに再訪する

バイクは車検に出しているためせ3連休はどこにもいけそうになかった。どちらにせよ台風の影響で天候も怪しかったので、部屋で寝てそうではあった。
そこでたまには電車で横浜へ向かい、昼はサウナで汗をかき、そのあと横浜駅付近で飲むことにした。

サウナは前回の横浜中華街訪問時にも利用したHARE-TABIに再訪した。
天気が良ければ神奈川県には古民家を利用した物などもあるけれど、雨天の室内となるとカプセルホテルなどと選択肢が狭まる。
そこにHARE-TABIは予約無しで2時間利用¥2,420〜と利用しやすい価格なことにくわえ、オートロウリュウの高温サウナ、かなり冷たい水風呂、各チェア上に設置された扇風機で外気浴。
これに加えて浴室内に流れるLo-fi、アンビエントなBGMが流れているのも良いし、横浜といえば赤レンガ倉庫とイメージをそのまま感じれる室内作りも雰囲気があって良い。

前はサウナがそこまで好きではなかった。
ただ最近は近場の銭湯に併設されている場所に行ったりするようになった。ジョギングと同じで辛さの後に感じることができる開放感に通じるものがある。手軽なストレスと発散サイクル。おそらくここ最近は仕事でストレスをあまり感じていないのも、サウナに行こうと思い立つ理由なのかもしれない。

HARE-TABIは中華街にある場所柄なのかは不明だけれど、利用されているお客さんは近場の銭湯よりも心からのサウナ好きが多いように感じる。銭湯のサウナは安価なこともあって大学生がとワッチョイワッチョイしていることが多い。それが嫌いというわけではないけれど、リラクゼーションに来ているのだから静かに自分のペースでゆったりしたいという気持ちがある。

サウナといえば温泉用に買ったMOKUタオルが大活躍しているけれど、サウナハットも少し興味がある。ロウリュウされたときの熱風がキツイなーと感じやすいのでちょっと欲しい。


サウナ後は横浜駅へ移動し呑んだ。
雨の中ウロウロと店を探し呑み歩きを久しぶりに楽しむ。知らない場所でどこに入ろうかと悩みながら店を探すのは楽しいし、ボクはこの手の自分の直感で店を選ぶのが好きだ。
利用した三浦半島からの地魚を提供するお店も、古くから営んでいる地元に愛されている天ぷら料理屋も安くて美味しかった。

たまにはこういう休日も悪くない。

群馬県ツーリングで赤城山を登ったり、フタツメを食べたり

去年夏の北陸ツーリングで金沢ホテルに宿泊したとき、バラエティTV番組で群馬県のフタツメという野菜タンメンのラーメンチェーン店が紹介されていた。
番組中では「群馬県民はみんな大好き」「フタツメのシャキシャキのもやし炒めを食べたら、他のお店で食べれない」といわしめ、さらに人気のセットメニュー「唐揚げ・ライスはとんでもボリュームなのに老若男女問わず完食!」と本当かよといわんばかりの美辞麗句が並んでいたのでとても興味がわいた。
ところが群馬にしか店舗がないことも相まって、なかなか訪れる機会もなく、いつか行けたらいくかーの気持ちだった。

そんなこんなで1年近くたったとき、「群馬県にフタツメ食べつつ、赤城山を登りにツーリングに行こう」と誘われたので、二つ返事で参加してきた。


フタツメ 伊勢崎店

オススメされたパイコータンメンとからあげ(3個)・小ライスセットを注文。
TV番組では「女性でも不思議と食べ切れます」と紹介されていたものの、どう考えても量が殺人的。唐揚げという名の野球ボール3つが皿に乗っていた。かろうじて小ライスだけはちゃんと小ライスのサイズだったものの、それならいっそ唐揚げを受けきれる量が欲しかった。

パイコータンメンは、スープを飲むまで味の想像ができなかった。
あえて言葉にするなら長崎ちゃんぽん麺に豚骨の味がコクが加わった味わい。美味しい。タンメンというとあっさり塩味の印象があったけれど、くどくない独特のコクがありながら旨味が強く食べやすい。た、食べやすいがこちらも思ったより量が多い……かなり食べきるのが辛かった。


赤城山を登り日光へ

高速道路からいつも横目に目にしていた赤城山をはじめて登る。
赤城山と言えばイニシャルDに登場する「RED SANS」のホーム。原作のファンだったこともあり期待に胸を膨らませながら県道4号線を登る。なるほど、これは確かに車で走っても面白い道だろう。

もちろんバイクで走っても楽しい。
交換したばかりのミシュラン POWER 6はピレリ Diablo Rosso 4で感じていた「この辺りから危ないかも?」と感じる速度域でも「いや全く余裕だが?」と接地感とグリップ力を感じれるため安心感がある。(安全運転の速度での話)
具体的には「これ滑ったりしないかな?」と感じることがなく接地感が強い。タイヤがしっかりグリップしているためか思っている以上にイン寄りに曲がる。POWER 6のポテンシャルからすると、ボクが曲がるタイミングが早く、コーナー進入時の速度が遅い。
おそらくPOWER 6の美味しいところ、楽しいところはもっと先にある。まだまだ自分のバイク操縦の技量が低いなと感じるし、素晴らしく楽しいタイヤだと感じることができた。
タイヤのライフは不明だけれど、お金に余裕があるなら次回もPOWER 6で交換したいと思えた。

赤城山の頂上に到着後は赤城神社を参詣。(アイキャッチ写真)
参拝後に社務所のお守りを見ていると、「言の葉おみくじ」という見たことがないおみくじにに興味を惹かれた。
心に思い描いたものに対して答えをくれるとのことで試してみたところ、(ダイエットのこの先)「鍛錬」「自分磨き・必要な試練・未来への準備」というなんとも悩んでいたことへの解答だった。

最近、SBNR(Spritual But Not Religious:無宗教型スピリチュアル)という広告業界用語を知った。だいたい35歳〜一定数で発症する「スピる(スピリチュアルに系統する)」という行動に対する名称らしい。(特定の宗教を信仰しているわけではないが、精神的な豊かさを求める人々のことを指す)
突然ランニングをはじめたり、健康的になったり、最近だとサウナもそうらしい。これらを総じて「スピる」と呼称されているのをSNSでみたことはあった。
そうなっている自分からすれば、どうしてそれが発症したのかはわからない。ただ指摘されると、確かにそうかもなーと思ってしまう。

話を戻して言の葉おみくじは多いにボクに響いたというか救われた。
かれこれ4年ほどダラダラとダイエットしているものの成果がでない。というか目標設定した数値が遠すぎてたどり着けない。さらにジリジリと体重が増加してきていた。
あの手この手で色々試してみているもののどうすれば上手くいくのか、そもそもいつ終わるのかと先が見えない。それなのに増える体重の数値だけは目視できるからズルズルと滑り落ちている感覚があった。

くわえて最近は暗いニュースが多いこともあり、食事・飲酒制限をして食生活を楽しめないより好きなものを食べて、お酒を楽しんだほうが幸せなのではないか?という考えが頭をよぎっていた。

そんな「もう諦めてしまおうか……」と悩んでいたボクにぴったりの結果は目が覚めるものだった。たまたまだとも思うし、おそらくまったくの偶然だろう。
ただその偶然によって自分一人で(最近はLLMと相談しながらだけど)模索していたダイエット活動が、「そのまま鍛錬を続けたほうが良い」と自分以外の声に肯定されたことは大きかった。
まだまだ諦めるには早い。頑張ろうと思えた。

SBNR エコノミー 「心の豊かさ」の探求から生まれる新たなマーケット

SBNR エコノミー 「心の豊かさ」の探求から生まれる新たなマーケット

博報堂 ストラテジックプラニング局, SIGNING
2,200円(12/05 00:43時点)
発売日: 2025/03/19
Amazonの情報を掲載しています
食欲人

食欲人

デイヴィッド・ローベンハイマー, スティーヴン・J・シンプソン
1,584円(12/05 00:43時点)
発売日: 2023/05/30
Amazonの情報を掲載しています
赤城大沼では白鳥ボートが人気だった

大阪万博2025 | 2025 GW 旅記録

今年(2025年)のGWはどこへ行こうかと直前までかなり悩んだ。
大阪万博に行きたいという気持ちはあれど、国内のホテル価格高騰により大阪で泊まるなら1泊で2万近いのでは……と感じていたためだ。
万博会場に行ける範囲でキャンプするにしても、荷物もバイクも置き去りというのは不用心のため、どうしたものかなーと悩みながらGoogleMapを眺めていた。

万博会場の夢洲は、中央線の終点駅だった大阪港・コスモスクエアより先に新しくできた駅だ。中央線というくらいだから反対側は奈良に近いのかな?と目で追っていくと、東大阪市の長田駅で近鉄 けいなん線とつながっていた。
それなら奈良も含めて安いホテルと交通費で良い塩梅のところがあれば……とGoogleMapのホテルで探していると4/30・5/1の2泊リッチモンドホテルが1泊 ¥7,455 と表示されている。リッチモンドホテルは全国展開されていて東横INNと同じく少しお高めホテルのイメージがある。そんなホテルへ安く泊まれるのであれば悪くないように思えた。

問題としては GoogleMap で表示されるホテル予約・価格表示のため、価格リストで表示される楽天やじゃらんといった他サイトとは価格差が ¥2,500 ほどある点が気になった。周辺ホテルもだいたいその価格のためいくらなんでもおかしいのでは?と訝しむ。
くわえてその最安値を提示しているところが Agoda という見たこともない予約サイトだったため、「いや流石に怪しいのでは……?」と色々調べることにした。

色々と調べた結果、一応実在していて予約・利用実績もあるようだったことと、そこまでサイトサービスに批判的な内容も見つからなかったこと、直前の29日までは予約キャンセル保証と書かれていたのもあり、最悪Paypal経由なら返金もそこまで揉めないだろうと判断し申し込んだ。残り1部屋だったためかなりギリギリだった。(ただ返金処理が遅いというレビューがあったのだけ気になった)

ちなみに最近、件のAgodaがニュースサイトで問題となり行政より改善指導されていた。
宿泊予約サイトAgoda「部屋取れていない」など相談相次ぐ / NHK
予約後はちゃんとホテルに予約ができているかを確認したほうが良さそう。

申し込んだ後に、本当に予約されたのだろうかとホテルに電話をすると問題なく予約されていた。ついでにと厚かましくも「4/30宿泊するので、朝荷物とバイクを預けることは可能でしょうか?」と訪ねたところ、「朝9時からであればお預かり可能です。お預かり料としてチェックイン可能な12時までの4時間分(1時間 ¥100)がかかります」とのことだった。
バイクと荷物の安全が保証される安心の価格としても破格だ。二の句もなくお願いした。

その後は万博チケットを購入。両日ともにゲートが開く9時は混雑となっていたけれど、10時は予約可能だったので申し込み。平日チケットのため ¥6,000。事前パプリオン予約はめぼしいところがだいたい埋まっていた中で、初日UAE、2日目オランダが可能だったので申し込む。(イタリアは当然のごとく予約できなかったし、国内パブリオンも当然のように埋まっていた)

あとは4/29の朝9時にどうやってホテルへたどり着くか、という問題だけだった。

目次

VLOG

MUSIC:fake / Ryu Itou
“大阪万博2025 | 2025 GW 旅記録” の続きを読む

#050425

牛代の水目桜

桜が咲くころ、静岡県島田市にある川根町は賑わいを見せる。
町全体が桜一色に染まり、毎年さくら祭りが開催されるほどの名所だ。大井川沿いを走る大井川鐵道が定期運行でSLを走らせていることも相まって、この風景の魅力を一層引き立て、川根町は観光客で溢れる。さくらとSLの組み合わせでノスタルジーあふれる写真を撮りたい人や、満開の桜に彩られた風景を求めてカメラを片手にする観光客の姿を多く目にする。
そんな賑わいから少し離れた場所に、牛代の水目桜がある。川根町から山道を進んだ先、山あいの茶畑に1本ひっそりと咲いているその桜は、また違った趣を楽しませてくれる。

初めてみたのはtumblrだったように思う。
それ以来毎年のように目にするものの、どこの桜かわからなかった。(Tumblrはタイトルがない写真が定期的に流れてくる)
気になり調べてみると「牛代の水目桜」ということがわかり、桜を見るついでに何度か訪れていた川根町の道の駅川根温泉の近くにあったことがわかり、ボクはまたしても膝から崩れ落ちた。どうして訪れたとき周辺に興味を持たなかったのか……。3回も過去に行っているのに、温泉と道沿いの桜だけで満足していた。

週末は天気が良かったことに加え、先週交換したバッテリーの調子を走って様子見したかったため、どこかへ出かけようと思ってはいた。頭の中で「いつまでも関東で暮らしていけるわけではないのだから、見に行きたいと思っていた場所はとりあえず行くべき」と「GW間近で出費が予想されるのに、遠出するとかバカなのー?」という理想と現実が掴み合って殴り合う。
結果、いけるときに行くの理想が勝利した。

VLOG

MUSIC:Epoch / Ryu Itou

二輪定額割で東京〜島田金谷は片道¥2,440。ETCツーリングプラン:東名・中央道ワイドなら¥3,900で往復。(島田金谷手前の藤枝ICで降りる必要がある。2025年版)ミニなら¥2,500と安いが沼津からは距離があるため地獄の一号線は辛い。諦め。

ボクにしては早く動けたほうな9時出発したものの、当然のように渋谷〜海老名は慢性渋滞。ゴメンネメーディースーン。
足利SAで休憩後、出発しようと目線を上げると富士山が雪化粧している姿が見えた。

日中最高気温が20度予報だったため、冬ジャケットのインナー抜きできたけれど、新東名は標高があるためやや肌寒かった。これは日が沈んだ帰りで死なない……?とこのとき思ったが、ちゃんと帰りに無事凍えそうになった。気のせいだと思いたいけれど、新東名は毎回寒さに震えながら走ってる気がする。呪われてるのか?
途中パニガーレ様が爆音撒き散らしながら「制限速は俺の中では置き去りにしてきた。俺のスピードには耐えられないからな」と言わんばかりに抜き去っていった。
パニガーレに憧れはないけれど、Ducatiの高級ライン(パニガーレ・ストリートファイターV4、Xdiavel)のテールランプの特徴的なカッコよさだけは羨ましく思える。
え、積載性?カッコいいバイクに積載性を求めてはいけない。

その後はお決まりみたいになっているけれど、富士SAの天神屋でお昼ごはん。
最近、静岡県はボクの中で天神屋があることがステータスみたいになっている。前回も静岡おでんを食べて美味しかったので、今回もおでんを頂こうと具材を選んでいると他のお客さんがおでんに黒い味噌と何か粉をふりかけていた。
「それが地元スタイルか……」とせっかくなので真似をしてみると、あまりの美味しさに一瞬でドハマリした。黒い甘味噌と出汁粉と青のりがおでんの出汁に加わって病みつきになる味。確かにこれは毎日でも食べたい。


富士SAを出るとすぐに藤枝IC。ツーリングプラン対象の最終出口のため高速を降りる。まずは目的地の牛代の水目桜へ向かう。
川根町は桜トンネルに行く人がメインで混んでいたが、水目桜も観光客で賑わっていた。(渋滞になるほどではなかった)桜手前で渋滞になっていたけれど、バイクならヒョイっと避けて空きスペースに停めれば良かったようだ。(駐車スペースの渋滞はあった)

写真でよく見ていた茶畑の中に立つ姿は、道路から登れる丘の上から撮影できるようだ。その山も私有地のようだが、手すりも設置されているため観光客向けに配慮されていた。
茶畑の中にある桜に近づくこともできるけれど、ボクはよく目にする写真と同じものを撮影してみたかったので、丘の上から撮影。
そしてGRだと望遠がないので同じ画が撮影できなかった。
なので、blog掲載写真ではあまりしないのだけどPhotoshopでトリミング。

快晴ならもう少しキレイに撮れたのかもしれないけど、個人的には初めて写真でみたときに感じた、周りに桜の木がない中で場違いさを吹き飛ばすような圧倒的な存在感を一目見たかったので満足した。
桜はカラー写真の方がキレイだと思うけれど、儚さは白黒でも表現できるので白黒撮影。
そんなにないと思いつつ、このBlogで牛代の水目桜に興味を持った人がいる可能性は0ではないと思い、カラー版も掲載。


寸又峡温泉 露天風呂美女づくりの湯(町営)

いつもであればそのまま川根温泉に入るのだけど、せっかくなので知らない温泉へ行きたいと思い、行っていなかった寸又峡まで足を伸ばした。とはいえどこの時点で3時を過ぎていたため、そこそこギリギリだった。

道中行ったことがなかった「道の駅 奥大井音戯の郷」でスタンプだけ押印。
そういえばTVアニメ「ゆるキャン△ シーズン3」の舞台だったことを、施設内のポップアップスタンドで思い出した。はからずとも聖地巡礼。

寸又峡への道を急ぎながら、なんとか16時半に寸又峡温泉街に到着。
せっかくなので名高い夢のつり橋を見て見ようかと思ったけど、駐車場から往復70分はかかり、17時にゲートが封鎖とのことだった。これはもし見るならここを目的にして訪れようと思う。

駐車場近くにある「翠紅苑」も日帰り入浴可能だった。(700円で19時まで)
町営の方が安いだろうーと思ったので向かったけれど、利用料600円 + 石鹸類各100円だったのであまりお値段はかわらなかった。
寸又峡温泉は「アルカリ性単純硫黄泉 PH8.9」で。町営露天風呂はPH9.1らしく浴槽底もツルツルになるほど。5kmほど奥の源泉から引いて加温し、これがかけ流しだー!とドバドバと排水溝にあふれるままに流れていた。
電話予約すればバレルサウナも利用できるようだ。


今回のオチ

さて帰るかーとナビを入れると、「行きと同じルートで帰りましょう」と県道473号線を指定してくる。「いやじゃいやじゃ、県道362号線が良い」と指定しても無理だった。通行止めか?と思ったけれど、その情報がないためナビなしで進んだ。
すると途中で雨が降り始めるわ、対向車は一切来ないわでかなり不安になるも、なんとか山を降りたら、雨が本降りに。
雨雲レーダーを見ると「待ちきれなかった」といわんばかりに自分の頭上付近にだけこぶし大の雨雲が浮かんでいた。許せねぇよナァ?

高速を走れば振り切れそうだと思い、気乗りはしなかったもの入口が近かったので新東名へ乗り込む。案の定濡れて冷えやすくなったウェアが走行風で冷えていき、さらに標高による気温低下が起こり外気11度となり死ぬほど寒い。
さすがにこれは死にますわーと最寄りの清水PAで休憩。またしても天神屋に吸い込まれ、流れるようにおでんを購入。温まる。もはや静岡県民といっても過言。

これでまた帰れる!と外に出るとザザぶりだったので、無言で休憩所へUターン。
雨雲が通り過ぎるのを待つことにした。
その後は積極的にSAに立ち寄り雨雲を避けて帰宅。
やっぱりこの季節はもう少し防寒対策を仕込もうと思った……。