#150317

昨日と同じ三田にまた打ち合わせで訪れた。
打ち合わせに来る前、今日の昼飯を何にしようとネットで調べていたら、取引先へ向かう商店街途中、前から気になっていたホルモン屋が人気だと知った。
たまには焼肉ランチも良い。そう思ったボクは、打ち合わせをなるべく早く終わらせ店に向かった。
この時点から完全に孤独のグルメのワンシーンを自分で演じているような気分になっていた。

しかし、打ち合わせが2時からだったこともあり店は準備中となっていた。
ランチの営業時間が終わっていたのだ。
少し落ち込んだ後、昨日に続き今日もまた好物の天下一品にしようかと悩んだ。
ふと周りを見渡すと焼肉屋が近くにもう一軒あることに気づいた。店の前にある看板を見ると、まだランチ営業をしており、さらにホルモンは比較的安価で提供されていたことが入店を後押しした。

店員から石焼きビビンバがオススメだと言われたが、それ片付けが楽って理由で勧めてるのではないのか?と一瞬思ったが、当初の目的通りカルビとホルモンのミックスランチ(1100円)を注文した。
待つことしばし、出てきた肉はタレが良く染み込んだというか、固形のタレが張り付いた肉だった。価格のわりにボリュームが多く、七輪をいっぱいにするほどの肉を焼くことができたのは嬉しい誤算だった。(会社の近くは5切れ程度で1400円だった)

網に置いた肉が焼けるのを待っているあいだ、ボクはウットリと炭火を眺める。
不思議なことに火が立ち登ったのは1回だけだったが、それでも赤く燃える炭火と焦げた肉の香りは、ボクの心に深い安らぎをもたらした。
お腹いっぱいのお肉とご飯を詰め込んだボクは、幸せな気持ちで店を後にした。

孤独のグルメで一番有名な台詞「モノを食べる時はね、誰にも邪魔されず 自由でなんというか救われてなきゃあダメなんだ 独りで静かで豊かで…」という言葉を、今日ほど感じたことはなかった。

店から駅に向かう間、ボクの頭の中ではあのED曲が流れていた。

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