11/13・14 長野県ぶらぶらツーリング

全国的に非常事態宣言が解除され、やっとこさETC割引ツーリングプランが1月だけ開放された。どこに行こうかなーと思案した結果、数年前に自転車で長野市に行ったときに買った、善光寺のカード型の魔除け札を更新したいと思いつき向かうことにした。
ところが去年はルートプランに設定されていた長野・新潟(信越)がないことに気づいてしまい、しかたなく群馬県の高崎方面から山を超えて知らない道を走って長野市に行くことにした。

しかし今度は9月、10月は安かった長野市のビジネスホテルが軒並み5,000円を超えていたので宿泊先選びに難航するはめになった。
最終的に長野市に宿泊することは諦め、手前の上田市にある「ホテル上田西洋旅籠館」が1泊3,300円(税込・楽天クーポン割引込)だったのでそちらに宿泊することにした。

土日でも安いのは助かる


決めるきっかけとなったのが、日帰り温泉施設が併設されており、そちらの施設を宿泊客は自由に使えるとのことだった。(あと部屋は古いが清潔とも)
安宿が好きだけど不衛生なのはちょっと嫌だなーと思う方なので、とくに過度な期待はせず気持ちよく寝れればいいやーと予約した。

DAY1-11/13

ナビゲーションを設定するといつも使う最寄りの高速入口ではなく随分と都心部での入場を案内された。どうやら池袋方面への出口はそちらからのルートのほうが近いようだった。
これだけ首都高速に乗っていながら、それでも乗ったことのない道があることに驚き、その道を走ることに新鮮味を感じた。
大阪の環状線も同じだが、大都市の中を走るときに見ることができる景色がボクは好きだ。
こればっかりはPlayStationのリッジレーサーで刷り込まれてしまった印象によるものだろう。

高島平出口を降りたあと、練馬ICまで下道を走る。
そこからは関越道となるが、微妙に渋滞しているようなゆっくりとしたペースで高速道路を移動。すり抜けすること自体があまり好きではないため、完全に停車状態になるまではゆるゆると走行レーンを走り続けた。
自分がどのレーンを走っているのかをAIが判断し、追い越すわけでもないのにずーっと追い越しレーンを走り続けている場合は走行レーンに戻るような警告表示がでる車が発売されてほしい。違反と認知されていないのが一番良くないと思う。

途中一度だけ高坂SAで休憩を取ったあとは群馬県まで走り続けた。
ナビ設定をしていなかったこともあり、どこで降りようかなーと悩んだが、道の駅玉村宿の看板を見たときに「そういえば何度も見かけていたのに立ち寄ってないし、スタンプを押していこう」と考え、高崎玉村ICで降りることにした。

道の駅玉村宿でスタンプを押して施設内を物色すると、コロッケやラーメン、そばがとても美味しそうだった。しかし懐があまり豊かではないため、地元の方が作って売られていた焼きそばお弁当をいただくことにした。(500円)

運転手のお腹を満たしたあとは、山岳地帯に入ることも考えて早めに給油し満タンにした。
その後、地図を見て面白い道はと探すと、国道406号線から144号に接続するルートが山道のようで楽しそうと感じたため、そのルートで行くことにした。とくに日本ロマンチック街道という道が中々曲がりくねって面白そうだった。
ただ道の駅に到着した時点で14時半を回っていたので、本格的にロマンチック街道に入ったときには日暮れとなってしまい、進行方向に沈みゆく太陽がもろに見えてしまい、眩しくて道が見えづらかった。そして県境の浅間山付近に到着した頃にはもう日が沈みかけていた。

浅間山に太陽が沈んでいく

このルートで浅間山が見えるとは思わず、突如現れた見晴の良い眺めに感動した。
しかし景色の良さとは裏腹に、高度が結構あがっていたこともあり完全冬装備状態で来ていたがそれでも肌寒さを覚えるほどだった。またこの時点で浅間山の向こう側にいまにも日が沈んでしまいそうだった。残りの峠道をあまり夜走りしたくないなーと思ったし、日陰凍結の可能性も捨てきれないため、あわてないように意識しながらホテルへの道を急いだ。

そこまで急いでいたわけではないものの、いつも20時とかそういう遅い時間にホテルへ到着することが多いボクには珍しく18時ごろに上田市内に入りホテルに到着した。
ホテルの駐車場が思った以上に広く、どこまでがホテルの駐車場かわからないほどだったが、旅先のトラブルを避けるためにも遠くの端に停めることにした。この習慣は湾岸ミッドナイトの「長距離の運転はなるべくトラブルを避ける」で学んだ知識でおまじない程度の効果だがよくつかう。(高速SAで多少歩いててでも遠くに駐車するという話だった)

ホテルは思った以上に古かったが(ホテルというよりほぼ洋館のペンション)、口コミレビューの通り日帰りの温泉施設でゆっくりとできて、そこがよかった。APAやルートインが大浴場を売りにしている店舗が多いが、そのパワーアップ版のように感じた。どこのホテルもこうなればいいのに。

お風呂はよかったがホテル付近に食べる場所が少なく、徒歩圏内だと中華屋かまいどおおきに食堂か大戸屋、コンビニが候補となった。大戸屋と中華屋か悩んだが、久しぶりにおおきに食堂でいいかなと思い、この日は適当に済ませることにした。

最近良く見てるVirtual Youtuberも雑談で話していたけど、「自分の人生で残り何回食事ができるか限られている中で、この食事をそれで済ませてしまっていいのかと考える。でもそう思いながら目の前のとりあえずを選んでしまう自分がいる」というのはボクもよく考える。
しかしそんなことを考えて良い物を食べるにもお金がかかる。
現実問題、お金という制約がある現状だとそういう考えは虚しくなるだけだが、それとは別に常に悩み続けること自体には価値があると思う。

ちなみにまいどや食堂はあまり行かない。
個人的にはこの手の好きなものを取って食べる形式は、どうしても仙台に住んでいたころに散々お世話になった「めしの半田屋」が安くて強すぎた。
あのイメージが強すぎて、850円を超えると「いや、高くないか?」って脳が拒絶反応を起こす。
だが、めしの半田屋は関東に2店舗(川口・越谷)にあったが越谷店は閉店したし、あそこまで安いと儲けもあまりでないように思える。なので展開もしづらそう……。
なんとも悲しい話だ。

DAY2-11/14

前日の夜に2日目をどうしようかと悩んでいた。
もともとは長野市の善光寺に行きたいと思って始めたが、上田市から移動して、そこから帰るとなると距離がないかなーと思っていた。
しかしホテルからルート検索すると意外と2時間ほどで到着する距離のようだったので、これなら行けそうと考え、2日目は8時にホテルを出発した。

とりあえず朝食をどこかで取ろうと思いながら道を走っていると、すぐにスターバックスコーヒーが目に入ったため、まずはモーニングコーヒーをと立ち寄ることにした。
いつものように本日のドリップコーヒーとスコーンを注文し、道路に向かった大きな窓の前の席に座り、コーヒーを飲みながらバイクを眺める。
なんともリラックスできる時間だった。

たまに雑誌でガレージが見える一軒家で至福の時間を。という記事は読んでいたが、今なら気持ちがよくわかる。お金があればガレージ付きの一軒家で毎日バイクや車を眺めながらコーヒーを飲みたい。

その後は千曲川沿いに長野市を目指す。
以前、暗闇の中を長野市まで自転車で走ったときは景色がまったくわからなかったので、こんな風景だったのかと目に焼き付けながらのんびりと走る。
渋滞もなく適度に休みながら走ったが、予定通り昼前には善光寺の駐車場に到着した。
善光寺は第4駐車場がバイク駐輪できるようだったので、そちらに駐車。

善光寺は2回目だったのでさくっと拝観し、お目当てだった厄除けのカードお守りを購入。
その後、門前町まで歩いて行こうとすると見事な紅葉が広がっていた。

紅葉と柿とお寺。これぞ秋。

前回は自転車で訪れたこともあって、あまり歩き回れなかった。
今回はバイクブーツだが歩き回るのに不自由はなかったので、付近を色々と見て回っていると門前町の一角にある薬局に目をひかれた。薬局の前のチョーク看板には「別府温泉の効能をそのまま抽出した温泉の素 有り〼。効果抜群。是非お試しください」とあった。
長野県は温泉が多いから特に気にせず付近の温泉かと思ったが、別府といえば大分県だ。なんでまたそんな温泉の素が?と気になり入店した。
あと「有ります」を「有り〼」と書くところが、たまらなくレトロで好きだったのが決め手。

こじんまりとしたレトロな小さな薬局だったが、やはり居心地が良かった。
看板の商品を尋ねるとレジ前の商品ですと案内され、自慢の商品だと説明を受けた。
1包100円だったので、自分と会社のお土産と友人のお土産はこれにしようと思い15包購入すると、何故か喜ばれおまけの試供品を2袋頂いた。
門前町という場所がらもあるかもしれないが、やはり人情味のある店がとても好きだ。

店を出た後は腹ごなしに長野県名物の「おやき」を食べながらこの後のルートを考える。
志賀高原から渋峠を抜けて山間を抜けて群馬に帰るのが面白そうかなと地図だけ見て、とりあえず向かうことにした。

善光寺を昼過ぎに出発したあと、志賀高原に入る県道29号線を走っていると、右側にうどん屋が見えた。うどんかーお昼食べてないし、うどんもいいなーと車もよく止まってるし美味しいのかなーと妙に気になり立ち寄ることにした。
結果的にはとびっきりの極上店だった。

うどん屋 田りた麺之助

ボクは出身が岡山の人間なので、うどんについて割と煩いというかこだわりがある。
都内の美味しいといわれるうどん屋にいっても鼻で笑うレベルのこじらせ具合だが、こちらのうどん屋はとても美味しかった。

ボクはうどんを美味しく食べる食べ方は、ザルうどんが一番だと思っている。
ふやふやした釜揚げや、つけ汁の味でふやけたかけうどんは好みではない。
冷水で締められたざるうどんをまずは一口、うどんのみで味わい、うどんの味を堪能する。そして濃い目のつけ汁で食べる。ネギなどの薬味はあとの味変であって先に入れる愚は犯さない。

その一口目で感動した。麺の角の立ち方、喉で噛みしめる柔らかさ、麺についた塩味の塩梅、全てが好みの味だった。

むしろなんでこのような素晴らしいうどんの名店が長野のこんな場所で???と困惑する。
ご主人は若い方だったが、うどんの味は確かだった……近くにあれば週2で通うのに……。
自家製麺うどん 田りた麺之助

うどんはとても美味しかったが、配膳されるまでの間に道を詳しく調べたところ、どうも通ろうとしていた道は冬季通行止めのようだった。いくつか他のルートも探してみたが、結局行きと同じルートを通って戻る以外はひどく遠回りのようだった。
そんなわけでうどんを食べ終わって満足したあとは、来た道をやや戻りながら、ロマンチック街道を目指した。

行きと同じくロマンチック街道を走っていると草津温泉の看板が見えた。
特に温泉に行きたいという気持ちはなかったが、せっかくだしと立ち寄ることにした。
今にして思えばよく凍結していなかったなーという危うい時期だったが、日中もそこそこだったので凍結はないだろうと慢心していたのかもしれない。

16時手前に草津市街に入り、特に悩まず西の河原露天風呂に入ることにした。
以前来たときに広くて気持ちよかったのと、無料駐車場(天狗山第一駐車場)から近いのが決め手になった。

冷えた体を温泉で温め直す。
しかし温泉に浸かっている間はいいが、その後は寒いのだろうなーと憂鬱になる。
温泉からあがったあともまだ日があったため、市街地の方には立ち寄らず早めに山岳地帯を抜けることにした。

草津を17時前に出た後、ETC割引ツーリングプランで入れる一番北側の入口となる沼田ICについたのは18時半頃だった。
念のためと自宅までのナビを設定してから高速に乗ると、関越自動車道から東北自動車道経由にルートが案内された。どうも事故渋滞のようだった。
こういうときにETC割引ツーリングプランだと高速料金の心配をしなくていいのはとても助かる。
むしろ1年中やってほしい……。

そのあと自宅についたのは22時半だった。
突発的にでかけた旅だったが、長野と群馬の知らない道を走れて美味しいものも食べれてとても良い旅だった……。
今度は行けなかった渋峠〜志賀高原も走りたいので、また出かけようと思った。

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