Mac Pro 2009,2010,2012をファームウェアアップデートで機種ID Mac Pro 4.1→5.1にしていることが前提になる。(機種ID Mac Pro 5.1へのやり方はこちらを参照)
Mac Pro 2009-2010 Firmware Toolをダウンロードしてやる場合は、こちらから。(Github)
もとはフォーラムの投稿にあったのだけど、Githubにあがりなおしたみたいだ。
表題のNVMe SSDをブートドライブ(起動ディスク)として使用する場合、上記の機種IDに加えてシステムファームウェアのバージョンが重要になる。
システムファームウェアは、以下のインストール時に更新される。
macOS | Boot ROM | 動作状況 |
---|---|---|
10.13.x | MP51.008x.B00 | NVMe 認識, 起動不可 |
10.14 | 138.0.0.0.0 | NVMe 認識, 起動不可 |
10.14.1 | 140.0.0.0.0 | NVMe 認識, 起動可 |
10.14.4 | 141.0.0.0.0 | NVMe 認識, 起動可 |
つまり、Mojaveリリース直後だと138.0.0.0.0のため起動不可となっているし、High Sierra以降にOpen coreを使ったインストールをしている場合、MP51.008x.B00で止まっている可能性がある。
このファームウェアアップデートはMojaveの対象インストーラー(140.0.0.0.0は10.14.1〜14,3、141.0.0.0.0は10.14.4〜14.6)を使用しない限りアップデートされない。MojaveをインストールしていないとファームウェアはMP51.008x.B00のままだと考えていい。
もし、PCIe経由でNVMeを装着し、インストーラー時点では認識するのにブートメニューで表示されない場合は、ほぼ間違いなくシステムファームウェアのバージョンが138.0.0.0.0以前になっている。(その場合、ボクの環境ではNVMeは外部ディスクとなっていた)
ちなみにOpen Coreで起動しているMacOSだとここがバグって999.999.999.999.999になっていることがあるけど、気長に再起動すると稀に正常表示がある模様。
解決策
gibMacOSを使ってMojave 10.14.4を入手し、ファームウェアアップデートを行う
あまりないと思うが、Mojaveのインストールには、Metal対応のグラフィックスカードが必要。しかしファームウェアアップデートにはMacOSに対応したEFIグラフィックスカードが必要。
なので、もしATIのEFI対応していないグラフィックスカードを使用している場合は、以下の手順となる。
- Metal対応のグラフィックスカードを指した状態で、Mojaveインストーラーを起動。(Metal対応チェックが入るため)
- インストーラーを進めると、ファームウェアの更新が必要なため、電源が切れたあとに、電源ボタンを長押し(白い電源LEDが高速点滅するまで)せよという表示がでるので、画面を進める。
- 電源が切れる
- グラフィックカードをEFI対応(元々標準でついていたものとか)を取り付ける。
- 電源ボタンを長押しし、白い電源LEDが高速点滅したら指を離す。
- ビープ音がなり、一度電源が自動的に落ち再起動がかかる。
- ここで電源を手動で長押しして落とし、グラフィックカードをMetal対応に付け替える。
- OS起動後に、Mojaveインストーラーを起動しインストーラーが進めば成功しているし、システムレポートでもファームウェアが更新されていれば成功。
手順としては以上となる。
ちなみにMojaveはOSをインストールする必要はなく、ファームウェアだけ更新すればいいので、どのOSでも事前に可能とのこと。
クリーンインストールしよーっとと何も考えずにNVMeを装着したらブート起動で選択できず、Mojaveを入れるためにHigh Sierraをインストールしたボクのような人がでないことになれば幸いだ。
まさか新しいOSから古いOSのインストーラーが起動するなんて思いもしなかった……。
余談だが、ブートディスク可能状態だとディスクユーティリティでちゃんと内蔵ドライブとして認識される。ファームウェアが起動可能 / 不可能、どっち側なのか指標になると思われる。
DiskSpeedTestを念のためはしらせてみたら、 Read 1,506MB/s Write 1,231.6MB/sとまずまずの数値。実際起動も早いので費用対効果は高め。
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M.2 NVMeブート起動でFaltal Error
M.2 NVMe稀に起動中に下記エラーが発生する。
panic(cpu 4 caller *********): nvme: "Fatal error occurred ....
どうもAppleのドライバーバグの模様。
しかし元々AppleはM.2を交換するとか、下駄履かせてM.2を使うを想定していないので起こりえずして起こっているバグのようなものらしい。
主に電源投入後の起動時にエラーが出るが、だいたいエラー発生後勝手に行われる再起動でそのまま起動する。運が悪いとひっかかる踏切みたいなバグだ。
SSDが安いと起こりやすいとか、下駄が高いと起こりにくいとか諸説ある。そもそもこの辺の情報をBlogで書く人が現在は希少種なので真偽は闇の中。
無難にエラーがでないのはSATA接続なのは間違いない。
そこまでM.2と値段も変わらないしね……。
2023/04/02追記
Faltal ErrorはOpenCoreのバージョンで回避できるという情報があったのでバージョンアップしてみたが、0.5.2では自動的に再起動がかかっていたのに、0.6.1では自動で再起動がかからず起動時のプログレッシブバーが止まってしまう。
もっとも職場のMacは電源が死にかけているので、もしかしたら電源不足で起動に失敗している可能性が捨てきれない……。
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