投稿しようと思って写真を撮ったものの書いてすらいなかった2020年に買った炊飯器の話。
もしこれから一人暮らしをする、もしくは現在自炊している方にはとてもおすすめ。
ご飯が美味しいだけで食生活は豊かになるし、日本人は幸せになれる。
今よりかなり前、独身寮を出て自炊の必要が出たので、特にこだわりもなくとりあえずと安かった炊飯器を購入した。
それ以来、様々な場所に引っ越しし暮らしてきた。度重なる引っ越しで乱暴に運搬されてるにもかかわらず、炊飯器は壊れることなく、いつもボクの側でご飯を炊き続けてくれていた。
とくに高級な炊飯器というわけでもなく、ただ壊れなかったから買い替えなかった、という理由だけで使い続けていたが、経年劣化により釜の内側の保護が剥がれて地金がでてしまい、かなりボロボロになってしまった。そうなると寿命かなーと気になってしまい、仕方なく新しい炊飯器を買うかーと2019年の終わりごろぼんやりと思うようになった。
とはいえど、お米はゆうだい21が美味しいし、炊飯器変えたところでそんな美味しくなるわけでもないしなーと、やはり壊れていないこともあってどこか及び腰だった。
以前からヨドバシカメラなどで高級炊飯器は目に入っていたが、試食で冷めたご飯も食べても違いがよくわからないなーという感想だった。だいたい10万超えていたのもある。
そこにMONOQLOの年末恒例特集でその年一番本当におすすめできる商品特集を見たら、「JPL-A100が本当に美味しい！びっくりします」と書かれていて、他の雑誌でもべた褒めだった。
実際その前の年の機種と比較しても炊飯性能がそこまでアップデートされているわけでもなく、前の年はその機種が同じように褒めちぎられておすすめだったようだ。
ってことは、もう性能が頭打ちして極まっているのでは？と思い、それなら型落ちを安く買っても後悔しないと気づき、とたんに欲しくなった。
Amazonの価格変動グラフを見ると、6〜9月にかけてだんだんと下がっていき10月に一番値段が下がるみたいだったので、「じゃー来年安くて買えそうな価格になったら買おう」と値段を観察することにした。
2020年9月
さすがに話題が浸透したのか、結構な売れ行きだったようで中々値段が下がらない状態が続いたが、新製品が発表されて値段が落ち始めた。
そして10月になると7.5〜8.5万が平均価格となり、去年の機種最安値もこの辺りだったので買うなら今と決めた。（後いい加減店頭在庫がなくなりそうだった）
狙うのはKs電機。
ハイエンド家電の展示品を買うならKs電機。しかも地方のKs電機。
在庫を処分したい気持ちと、売上を出したい店員のおかげで、割りとあっさりと良い価格で売ってくれる。それはヘルシオ AX-XA20を当時相場11万を8.5万で買えた時に確信している。
だから価格交渉もシンプルに。
「買うつもりでいます」と先に宣言した上で、ネットの最安値の下調べはしています＋ちょっと安くなったりすると嬉しいと聞く。だめならそもそも安い状態ではあるので買うつもりで。
結果的には6.8万円まで下げてもらったので迷わず購入。とても感謝。
また何か家電を買うときはKs電機で買います。
ふっくらと柔らかいのに粘りが強い。
そのため噛みごたえがあり、保水量も高い
届いた炊飯器でさっそくご飯を炊いてみる。
せっかくなので、内蓋を使う「一合料亭炊き」を試してみる。
47銘柄を指定することで最適な炊飯ができるらしいので、「ゆうだい21」を指定して炊く。
まずはご飯だけで食べる。
甘い。ちゃんとお米の甘みがする。
さらに以前の炊飯器と比較して、米の保水量が高い。
そして何より粘りが強い。
ご飯だけ食べても美味しい。なんたる幸せ。
味噌汁と合わせても美味しいし、おかずの塩の効いた秋刀魚もしっかりと受け止めつつ甘みで返してくれる。素晴らしい味わい。
炊飯器を変えるだけでこんなにお米は美味しくなるのかと感動する。
そしてお米が美味しいと、食事全体のクオリティが向上する。
おかげで外でご飯食べると「うちのご飯のほうが美味しいな」と思うレベル。
もちろん冷めても美味しい。おにぎりを作って食べても大満足。
購入時期が10月前後と限定されるが、8万円前後で向こう10年は食事が最高レベルに引き上げられるので本当におすすめできる。
ここ5年で買って生活の質が向上した物、第一位はこの炊飯器だ。
洗濯機や自動掃除機、自動洗浄機は生活を楽にしてくれるかもしれないが、食で幸福を感じれる日本人なら炊飯器でご飯を美味しくするのが本当に最適解。超おすすめ。
その次が布団。
美味しいご飯食べてお腹いっぱいにして、快適な布団に寝るって言葉だけでも幸せ度が伝わる。
ちなみに炊飯器を捨てる時にお世話になったからと全体掃除してたら裏に製造年シールがはってあった。
いままでありがとうの気持ち。
