Di2のバッテリーはよく壊れると思う。
といってもこれは悪い風評を広めたいのではなくて、Di2が異常をおこしたら間違いなくバッテリーがおかしいことを疑ったほうがいいと思うという話だ。
別に自転車屋でもDi2に精通しているわけでもないただの一般ユーザーの見解だが、Di2が不調ということを検索すると内装バッテリーのBT-DN110が原因だというBlogが多いと感じる。(ちなみにその次にワイヤレスユニットEW-WU111もよく故障の記事があった)
ただジャンクションAやBが壊れる可能性が無いとは言い切れないし、もちろん各種スイッチ類やディレイラーも壊れる可能性はある。リアディレイラーの漏電なんかも起こりやすい問題の一つのようだ。
バッテリーが怪しいと断定している理由
ボクはGarminでDi2のギアポジションの表示とバッテリー残量を確認している。
以前から定期的にギアが一切切り替わらない今回のようなことは何度か起こっていた。
しかし大抵は乗っていると時間で解決する上に再発することが稀だった。その場合は操作がきかなくなるときGarmin上から電動ギアの表示が遅れて消えていた。
気休めだと思うが外しやすというところで、ジャンクションAとワイヤレスユニットを接続している短いケーブルを着脱すると治ることがあった。
今回も同じようにスイッチ類が効かなくなったあとに表示が消えたため、また時間で治るだろうとしばらく進んでいた。
しかし今回は何度か定期的に再接続をGarminが表示するもいっこうに電動ギアの表示が現在位置を示すことはなかった。
まるで自転車の振動で接続が不安定な状態みたいな感じがした。
自転車を止めていつもの短いケーブルをつけ外しすると、その度にGarminに接続表示がでるがギアの切り替えスイッチは動作しない。また今まではケーブル再接続時はジャンクションAに通電LED(緑色)の点灯が確認できていたが、今回は一切点灯しなかった。
念のためにスマホのe-tubeを確認すると、なぜかワイヤレスユニットだけ識別していて、他のユニットは未接続となっていた。
Di2はマスターユニットとも言うべき心臓はバッテリーに内蔵されている。ジャンクションAももちろん大事なユニットではあるが、それよりもバッテリーの方がプログラムウェイトが高い。
シートポストを抜くと格納していたバッテリーが落ちてフレーム側にあった。
そして結構洗車や雨で中に水が入っていたのか、バッテリーの端子がサビていた。
一応ダメ元でとバッテリーとジャンクションAを直接繋いでみたが、やはり通電LEDが点灯しない。ワイヤレスユニットは電力だけで動作するようだが、その他が動かないということはマスター部分がお亡くなりになったようだ。
バッテリーを入れ替える
Amazonで購入した新型バッテリーと付け替える前に、E-TUBE Projectで接続確認をすると、やはりマスターユニットが反応していない。
諦めて新しいユニットと入れ替えるが同じようにマスターユニットが検出できない。
何度かE-TUBE Projectを再起動したりしているうちに復帰した。
そこでものは試しにと元のバッテリーに戻すとなんと復活。どうもバッテリーが0だったようだ。だが充電してもすぐに充電ランプが消えて充電完了となる。そして動作しない。
どちらにしても故障していたようなので、新しいものに付け替えて充電を行った。
次の日動作確認しようとすると、やはりスイッチが効かない。
ねんのためにとジャンクションAとワイヤレスユニットのケーブルを交換すると正常に動作した。
まさかケーブルだったのか?と古いバッテリーとジャンクションAを繋いだが、それはそれだったようで通電LEDすらつかなかった。
毎日接続確認をして問題ないようであれば20cmのケーブルを再購入しよう…。
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