奥多摩湖にバイクの練習に行ったら、お守りが身代わりになってしまった

色々時系列がごちゃごちゃになるので下書きを先に書くべきなのだけど、オカルトなことだったので熱が冷めないうちに書くことにした。

4連休は雨が降ったり止んだりとなんとも陰鬱な天気だった。
当然部屋でゴロゴロしていたが、実は金曜日の段階では土日はキャンプに行こうと鼻息を荒くしていた。午前中にAmazonで注文し、土曜日の午前中にはすべて必要なものは揃うようにしていた。
あとは雨が降らないであろう地域でキャンプの予約をしようと思っていたら大洗キャンプ場が「東京都民の皆様は自粛の意味を考え、お越しにならないようにお願いします」という文字に気づき、萎れた花のようにキャンプ意欲は沈下した。
そういえばそんな要請されていた。

いつも思うのだけど、どうして真面目に気をつけた人間ばかり割を食らって、羽目を外した人間が楽しんだ者の勝ちになるのだろう。1年くらい外出に禁止にして帳尻をあわせてほしい。因果律に従え。

しかし大洗の要請は実に理にかなっているため、奥多摩湖なら都内だし…という言い訳じみた行動を起こすことにした。
日曜日は9時ごろは雨が降っていたが、10時には晴れ模様だった。
絶対行ける。これは行くしか無い。もう間違いないでしょ。
ボクはそそくさと用意を済ませバイクに飛び乗った。

行きは惜しげもなく高速道路を使う。
これは最近、ボクのバイク行動での基準となった。
今回も最寄り首都高速入り口から、大月ICだと2000円ほどかかってしまうが、自転車と異なりバイクは純粋に目的地付近を楽しむもののため、目的地につくまでの時間というのは極力短縮するべきだと気づいた。(もちろん、知らない場所に行くという目的地への旅の場合は、その限りではない)

首都高速道路:都心部を走行中は青空が広がっていた。
これは勝ったな!ガハハハ!とか思ってたら、中央道に接続したころから雨がふりはじめ、そこからずーっと雨だった。ずぶ濡れじゃーん…。
ただ雨のなかをバイクを運転しながら感じたことは、自転車と違って苦痛度合いが少ないし、意外と雨の日に乗っても良いものだなと思った。(雨の自転車はほんと辛いって気持ちしかかない)

結局大月ICよりも手前で高速を降りた。メーターを見るとガソリンが心もとないことに気づき、そういえば3月に山梨へ下道へ行った時にこのあたりはガソリンが安くなかったっけと下道を高速に沿って走り始めたが、結局それは甲府の方だと気づき当初の目的通り139号を北上して奥多摩湖を目指した。

雨は小雨になったり、止んだりの連続だった。
ボクはまだまだ雨の日のバイク運転は経験が少ないことと、バイクでマンホールは滑るという情報が先行してしまい、終始道路上にあるマンホールがやけに気になり、上手くバイクを走らせることができなかった。もしバイクを倒している途中にマンホールがあったらと思うと気が気ではなかったためだ。
おそらくそんな杞憂をよそに、Super Sportはトラクションコントロールをしてくれると思うが、どうしても信じきれていない感じがした。

深城ダムという見落としていたダム

139号線はあらかじめgooglemapでチェックしていたが、走っていて突如左手側に巨大なダムが目に入った時、ボクの体は恐怖ですくんでしまった。
ボクはダム恐怖症のためできればダムを見たくない。だからなるべくダムがないところを走りたいが、やはり走って面白いと感じれる道は山岳部になるためダムとのエンカウントは避けれない。
今回もまさにそんな感じだったが、ダムを見たあとのなんてことのない右コーナーとも呼べないような曲がり道で、とっちらかったような操作をしてしまった。

減速は普段通りした。速度はダム恐怖のためでておらず減速して40kmまで落ちていた。
にもかからず、体がバイクを操作することを拒んだかのように目の前のガードレールの先のダム湖のことばかりを考えていた。

結果的にハンドルで無理やり曲がった。変な風にというのは一度曲がろうとバイクを倒そうとしてるのに手前でまっすぐ戻ってしまったのだ。
それでも無理やりハンドルで曲げて曲がった。

どうして曲がれたのかはわからないし、そこまでカーブがきつくなかったといえばそのとおりだ。速度もそこまで早いわけじゃない。
ただあの瞬間、明確に曲がりきれないという状況も両立していた。
まだまだバイク操作技術が未熟だなと、気を引き締め直してバイクの操舵を一つ一つ意識しながら運転の練習をした。

その後、道の駅小管で休憩したときにヘルメットを固定しようと、ヘルメットロックのキーを取り出すと、キーにつけていたお守りが切り裂かれたように糸が切れていた。(今回のアイキャッチ:今年はじめに買った鷲宮神社の身代わりお守り)
個人的には鈴がついていて持っていることを忘れさせないこともあって、とても気に入っていたのだけど身代わりになってしまわれた……。

ボクはそこそこスピリチュアルな体験が多い人間だけど、今回の体験もまた「スピリチュアルやなー」と思うことだった。
あとこのお守りは鷲宮神社に戻そうと思う。そしてまたお迎えしたいと思った。
鷲宮神社はらき☆すたの聖地ということもあって、年初の自転車乗り始めとして向かう場所だ。特に何かというわけでもなく漠然と訪れていたのだけど、ちゃんと何かしら理由があるんだなーと思った。

その後、奥多摩湖を下りで走り、目的であった獅子口屋(梅郷支店)「生わさびのチューブ」を購入した。これがなくなっていたので今回奥多摩湖を目的地にしたのだ。個人的には一度買って以来、毎年買いに行くほどに好きな一品。

帰りは寄り道して温泉へ。
その途中にキャンプ帰りのバイク乗りが隣車線にいて妙に気になる走り方しているなーと思っていたら数km先で信号待ちの車をすり抜けしようと失敗したのか車に当てる形でコケていた。
高速の渋滞ならいざ知らず一般道ですり抜けする人の気持ちはよくわからない。
若い人ではなく自分よりも年上の人のようだった。
人のふり見て我が振りなおせということで、自分も疲れていると思いさっさと休憩を入れた。

その後は温泉に入り自宅に戻った。
途中で給油したときにバイクの汚れはある程度掃除していたが、やはり雨の中を走るとバイクの汚れ具合がひどい。
帰宅後に少しだけ洗車をした。本当なら乾かしに走行するべきだが、雨が降っていたので敷地内を少し走るだけにした。とりあえずカバーをかけずに乾かすことを優先し、カバーは明日の朝にかけることにした。

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