今日の。
私が考えているのは、勉強に対するアプローチの違いです。
坂を登るのに、男坂・女坂というのをご存じでしょうか。
男坂は急な坂を一気に登る道、女坂をなだらかな道をくねくねと時間をかけて登る道です。
最短の道をがんばって上るか、時間をかけても楽な道を行くか、です。私の言うアプローチは「女坂アプローチ」なのです。
これまでの勉強法本というのは、すごい努力量を前提としたものが多くて、一種のスポ根の世界といいますか、「そりゃあそれだけ勉強したら上達するにきまってるじゃん」というようなものがよくあったと思うのです。
ですが、体質的にそういうがんばり方をすることができない人が多くいることも経験上知っています。ですので、「効率は多少落としても、その過程をあまりきつくなく、ある程度楽しいものにし、長く続かせることによって結果的に高くまで行ける」というアプローチも有効ではないでしょうか。
もちろんTOEICは短期集中のほうがいいことも知っていますが、英語の上達としては、そういう女坂アプローチもありではないかな、と思います。
この考え方は、井上大輔氏の「捨てる英語」というコンセプトではじめて触れました。
つまり、「わざと効率を落とすことで長続きさせる」ということも大事だということです。
DUOLINGOもこの系譜だと思うのだけれど、無課金だと間違えれる上限(ハート)があり、上限にひっかかると未達成となる。問題が少なく難しくないうちならば良いけれど、あとになるにつれ難しくなり、設問数もふえるためハードルが高くなる。
この上がりづけるハードルを自分でコントロールできないため、2年ほどつづけたある日、連続未達成で連続記録がリセットされやる気が粉々になった。
あのとき覚えた悪感情が妙に深く突き刺さり、以来なんというかやるたびに歯茎むき出しの難題連続ハートガン削りにイライラはしてしまう。
2回同じ問題を間違ったときは、一旦ハードルを下げて欲しい。しかし現実は「課金しないお前が悪い。ここで死ね!」と終了か課金しろの画面。
「はーゴミカスー」とレッスン終了しようとすると「待っていかないで!🥹」は煽りじゃないならなんやねん。死なす。
ビリーブートキャンプばりに「You can do it! you can do it! come oooonn!!」は鬱陶しいねん。
このあたりの顔文字煽り含めて、実に海外製という感じがする。利用者に寄り添わない。
「マウスの左ボタンで弾がでるよ!ハハッ!」に通じる。
もちろん勉学は贅沢なので無課金の自分が悪い。
ままならないね。
