Webを生業にしているが、ボクは何年も「サイトに掲載した広告で収益を得る」ビジネスモデルが好きではなかった。少なくともデザインをしている身からすれば、コンテンツと関係がない広告表示はノイズでしかないと思っている。
しかし同時に広告業というジャンルに属しながら、世界的に見ても大きな広告分野を無視しつづけてきたことでもある。そんなジレンマを持ったまま何年(10年+)仕事をしてきたが、昨年のCOVID-19での社会の変わり方含め、広告業界自体の在り方がかわっていることも感じている。
いい加減、無視できなくなってきたこともあって実験と実益を兼ねて自分のBlog導入することにした。使い始めということでGoogleにおまかせで広告を挿入させることをしてみたが、到底許容できるレベルではない広告の挿入の仕方だった。
だがそれ以上に驚いたことは、ボクはずっとブラウザにAdBlockという広告をブロックするAdd-onをインストールして使ってきていたが、Adsenseを使うにあたって「それを無効にしろ」という警告がでた。しかし言いたいことはわかるためしぶしぶとOffにした。
そうなるとどうだろうか。ありとあらゆるサイトでGoogle Adsese広告が表示されるようになった。それは有名なサイトだろうが、それこそ映画の配信サイトであっても隙間があれば広告が表示された。
その時に思ったのは、「そういうちょっとでも収益を得れるチャンスがあるなら利用する」といった貪欲な姿勢がなければ生きていけない時代になったのかもしれないということだった。
広告って何なんだろうかと改めて向き合わされた気分だった。
書き始めるとキリがないが、少なくとも自分のBlogでは最低限に抑えたいと思ったし、「ページ読み込み時の全画面広告」「追従型の広告」だけは断じて許容できなかった。
オナニーなのだろうけど、せめてそのくらいの矜持は持ち合わせたままでいたい。
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