群馬県ツーリングで赤城山を登ったり、フタツメを食べたり
去年夏の北陸ツーリングで金沢ホテルに宿泊したとき、バラエティTV番組で群馬県のフタツメという野菜タンメンのラーメンチェーン店が紹介されていた。
番組中では「群馬県民はみんな大好き」「フタツメのシャキシャキのもやし炒めを食べたら、他のお店で食べれない」といわしめ、さらに人気のセットメニュー「唐揚げ・ライスはとんでもボリュームなのに老若男女問わず完食!」と本当かよといわんばかりの美辞麗句が並んでいたのでとても興味がわいた。
ところが群馬にしか店舗がないことも相まって、なかなか訪れる機会もなく、いつか行けたらいくかーの気持ちだった。
そんなこんなで1年近くたったとき、「群馬県にフタツメ食べつつ、赤城山を登りにツーリングに行こう」と誘われたので、二つ返事で参加してきた。
フタツメ 伊勢崎店
オススメされたパイコータンメンとからあげ(3個)・小ライスセットを注文。
TV番組では「女性でも不思議と食べ切れます」と紹介されていたものの、どう考えても量が殺人的。唐揚げという名の野球ボール3つが皿に乗っていた。かろうじて小ライスだけはちゃんと小ライスのサイズだったものの、それならいっそ唐揚げを受けきれる量が欲しかった。
パイコータンメンは、スープを飲むまで味の想像ができなかった。
あえて言葉にするなら長崎ちゃんぽん麺に豚骨の味がコクが加わった味わい。美味しい。タンメンというとあっさり塩味の印象があったけれど、くどくない独特のコクがありながら旨味が強く食べやすい。た、食べやすいがこちらも思ったより量が多い……かなり食べきるのが辛かった。
赤城山を登り日光へ
高速道路からいつも横目に目にしていた赤城山をはじめて登る。
赤城山と言えばイニシャルDに登場する「RED SANS」のホーム。原作のファンだったこともあり期待に胸を膨らませながら県道4号線を登る。なるほど、これは確かに車で走っても面白い道だろう。
もちろんバイクで走っても楽しい。
交換したばかりのミシュラン POWER 6はピレリ Diablo Rosso 4で感じていた「この辺りから危ないかも?」と感じる速度域でも「いや全く余裕だが?」と接地感とグリップ力を感じれるため安心感がある。(安全運転の速度での話)
具体的には「これ滑ったりしないかな?」と感じることがなく接地感が強い。タイヤがしっかりグリップしているためか思っている以上にイン寄りに曲がる。POWER 6のポテンシャルからすると、ボクが曲がるタイミングが早く、コーナー進入時の速度が遅い。
おそらくPOWER 6の美味しいところ、楽しいところはもっと先にある。まだまだ自分のバイク操縦の技量が低いなと感じるし、素晴らしく楽しいタイヤだと感じることができた。
タイヤのライフは不明だけれど、お金に余裕があるなら次回もPOWER 6で交換したいと思えた。
赤城山の頂上に到着後は赤城神社を参詣。(アイキャッチ写真)
参拝後に社務所のお守りを見ていると、「言の葉おみくじ」という見たことがないおみくじにに興味を惹かれた。
心に思い描いたものに対して答えをくれるとのことで試してみたところ、(ダイエットのこの先)「鍛錬」「自分磨き・必要な試練・未来への準備」というなんとも悩んでいたことへの解答だった。
最近、SBNR(Spritual But Not Religious:無宗教型スピリチュアル)という広告業界用語を知った。だいたい35歳〜一定数で発症する「スピる(スピリチュアルに系統する)」という行動に対する名称らしい。(特定の宗教を信仰しているわけではないが、精神的な豊かさを求める人々のことを指す)
突然ランニングをはじめたり、健康的になったり、最近だとサウナもそうらしい。これらを総じて「スピる」と呼称されているのをSNSでみたことはあった。
そうなっている自分からすれば、どうしてそれが発症したのかはわからない。ただ指摘されると、確かにそうかもなーと思ってしまう。
話を戻して言の葉おみくじは多いにボクに響いたというか救われた。
かれこれ4年ほどダラダラとダイエットしているものの成果がでない。というか目標設定した数値が遠すぎてたどり着けない。さらにジリジリと体重が増加してきていた。
あの手この手で色々試してみているもののどうすれば上手くいくのか、そもそもいつ終わるのかと先が見えない。それなのに増える体重の数値だけは目視できるからズルズルと滑り落ちている感覚があった。
くわえて最近は暗いニュースが多いこともあり、食事・飲酒制限をして食生活を楽しめないより好きなものを食べて、お酒を楽しんだほうが幸せなのではないか?という考えが頭をよぎっていた。
そんな「もう諦めてしまおうか……」と悩んでいたボクにぴったりの結果は目が覚めるものだった。たまたまだとも思うし、おそらくまったくの偶然だろう。
ただその偶然によって自分一人で(最近はLLMと相談しながらだけど)模索していたダイエット活動が、「そのまま鍛錬を続けたほうが良い」と自分以外の声に肯定されたことは大きかった。
まだまだ諦めるには早い。頑張ろうと思えた。
SBNR エコノミー 「心の豊かさ」の探求から生まれる新たなマーケット
