Ducati Super Sportの故障しやすい箇所(排熱バブルシステム)を掃除・確認する

前の投稿で「無知が原因で、洗車したあとで走行して乾燥させなかったら、排熱バルブシステムが錆びついて壊われた(エンジンエラー点灯)」と書いたが、Super Sportは厄介なことにこの問題が起こりやすい構造になっている。

某岡山県の有名モトブロガーの人も冬季走行した際に、道路にまかれていた塩化カルシウムが原因で同箇所の排熱バルブシステムを駄目にしていた。
2021年の新型Super Sport 950も当該箇所のデザインが変更されていないから、おそらくそのまま問題抱えていると思う。
そこでもし購入を検討サれている方がいたら定期的に確認したほうが良いので備忘録がてら整備録をつけることにした。

ちなみに問題の箇所は小さなバルブ部品だけがダメになるのに、なぜかマフラー一式交換になり18万円ほどかかる。輸入車あるあるの修理費高いヤツだ。
写真は洗車したあとに思い立って整備しようと思ったので濡れたまま。

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21/01/30 房総半島ツーリングとエンジンオイル交換

この日朝から千葉南房総へ3人ツーリングへ行く予定だった。
行く前に洗車をしていたら散歩していたおじさんに話しかけられ「Ducati欲しいんだけど、故障多くない?」と聞かれる。
1年間に一度リアブレーキのエアー抜きがほぼ必要なくらいなことと、国産メーカーと比較すれば割合は高いかもしれないけど自分は自然故障していないので、「壊れるかも」で諦めるより「乗りたい」を優先するのが良いのではないですかねーと伝える。
おじさんは満足そうだったし、「かっこいいもんなぁ…かっこいいよなぁ……」とつぶやきながら散歩に戻っていった。

07:45に出発して高速で集合場所の木更津スターバックスを目指す。
天気は快晴だったためか千葉を抜けるまではやや混んでいたが、千葉市街地を通り過ぎてしまえば一気に快適な走行ができるようになった。しかしあまりにも気持ちよく走っていたため、ナビを見落としてしまい、降りるICを見落とし通り過ぎてしまった。
しかたなく次のICでと走り続けると、右手方向に空気が澄んでいたためか雪化粧した綺麗な富士山が見えた。それがなんとも「道は間違えたけど、おかげで朝から良い物を見れたなー」と幸せな気持ちにさせてくれた。

ただ高速道路走行中はリアタイヤの空気圧が普段と違うように感じてしまい、空気抜けしてる感が否めなかった。これは1月ほど前から定期的に感じていて、1週間前にガソリンスタンドで空気圧を調整してもらったばかりだったのだがこの日計測すると2.0になっていた。この時点ではどうすることもできないため、とりあえず規定値の2.5まであげてツーリングを開始した。

途中一緒に走っていた知人のSV650とバイク交換して乗させてもらったが、バイクが変わると見える景色も違うんだなーと感じる。普段乗っているバイクよりも前傾姿勢が強いため、どちらかといとロードバイクを乗っている時のような見え方になる。これにくらべると普段乗ってるSuper Sportの乗車姿勢は楽だし体がかなり起き上がっていたようだ。
しかしこの前傾姿勢がなんとも「よし!バイクで走るぞ!」という意識になるのは良いなーと思った。よりスポーツ走行するために運転に集中させるような感覚がある。
そして乗る前は「柔らかそうな革のシートだなー」と思っていたが、乗り始めると意外とスパルタな乗り心地だった。さらにサスペンションも普段最上級品のオーリンズ製のためか、自分が想定している地面の跳ね上がりよりも1.5倍ほどおしりを突き上げてきて、「ななななるほど?」みたいな気持ちになった。
使いこなせていない高級パーツ(ブレンボブレーキ・オーリンズサスペンション)満載のバイクだが乗り手にはかなり優しくしてくれていたようだということにも気づけて良かった。

ワイディングを楽しんだ後は、目的地のカネシチ水産でお昼ごはんをとる。
2回目の訪問だが、支払う代金に見合った満足度が味わえる食事処だ。
この日は煮魚・刺身定食を注文する。(2,000円)
3種の刺身はとても美味しく、とくにこはだは酢締の塩梅がちょうど良かった。
煮魚の名前が聞き覚えがなかったため度忘れしてしまったが、体格25cmぐらいの魚が一尾まるごとお皿に乗っていた。こちらの味付けは「イカ飯のイカについてる味みたいだなー」と思いながら味わいながら食べる。どうもボクは焼き魚と煮魚は、食べることに集中しすぎてしまう。
とても美味しかった。


この日は17:30からオイル交換の予約をいれていたため、温泉に入らず帰路につく。
姉崎袖ヶ浦IC前で別れ、そこからは再び高速に乗り込み向かう。
途中渋滞していたのですり抜けをしながら予定時間に到着すると、
「15時半に予約だったと思うんですけどー」といわれてしまい、どうも電話越しでやり取りをした際に記憶違いが生じてしまっていたようだった。
幸いそのまま受付を行っていただくことができてオイル交換作業をお願いした。
その際に後輪の空気抜けの件を伝えた。

最近店舗が移転して前よりもかなり広く新しくなったディーラーショップは初めてだったため、色々と見て回る。移転前の店舗では敷き詰めたディスプレイになっていたが、新しくなった店舗では程よい間隔でキレイに並んだDucatiのバイクが、照明の加減もあってかどれも光っていた。
発表時から少し興味があったパニガーレV2は、改めてみるとやはりレーシング仕様に近いなーと感じる。そしてスーパーレッジーナも展示してあったが、これはもう例え購入できる財力があったとしても、そもそもボクが乗ることは無理だろうと感じさせ威圧感がある。
Ducatiで最近はやりのカーボンウィングが巨大なエラのように張り付いていて、さながら攻撃的な海洋生物のようにも感じた。ストリートファイターV4もやはりそういうカッコいいけど、お金もないしこれは維持できなーという気持ちがわく。
そういう意味では、Monster821やSuper Sportは初心者でも乗れるDucatiの入門機という扱いなのかなーと感じた。

ちなみに空気圧の抜け原因は釘のような小さな針金が刺さっていたようだった。
全く気付けなかったので、どこにそんなものが刺さっていたのだろうという感じがする。
応急処置をしたので市街地走行等は問題ないが、タイヤ交換はご検討くださいとのことだった。(オイル交換 オイル代 2.8L 9,520円+作業費3,000円 パンク修理2,500円)

オイル交換してタイヤ修理をしてもらったバイクに乗って帰る。
気持ちよく回るエンジンと柔らかいギアの入り方、振動が少なくなったバイクに乗っていると、やっぱりエンジンオイルが5,000㎞交換になってしまったのは良くなかったんだなーと思えた。リアタイヤも修理してもらったという安心感から、バイクに乗っていることがより気持ちよくすら思える。
買える買えないは度外視したとして、もしディーラーで「好きな一台を持って帰っていいですよ」といわれても同じバイクを選んだかもしれないなーと思った。
背伸びして乗っているわけでもなく、まだまだ全然乗りこなせないが振り回されることのない安心感がある。
今年はじめての車検だが、少なくともローンの支払が終わるときまで乗っていたいと思った。

Ducatiのタンク傷をタッチペンを使って修理する(完璧にはほど遠い出来)

人間はどうしてこんなに馬鹿なことをしてしまうんだろうと思った。
現在書いてる最中の11/21〜23の駒出池キャンプをした際に、本当にバカなことをして立ちごけをしてしまい、タンク右側面にタープの支柱ポールが接触し傷ができた。

帰宅したあとソフト99のコンパウンドセットでこすったら、「まぁまぁわからないかなー」というくらい目立たなくはなったが、やはり気になるものは気になるということでヤフオクに売っていたDucatiレッド(パニガーレ用1199)のタッチペンを購入して、初めてのキズ消しに挑んだ。

ちなみに結果から言うと上手くいかなかった。
ただ、いかないなりにも何もしないより目立たなくなった。
そんな整備記録。

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Ducati 1年点検の費用が届いた

見積貰ったら思ったより重くて吐きそうだった。(率直な感想)
以下詳細

項目処置金額工賃
12ヶ月点検(水冷E/G) -点検一式点検032,000
システムアップデート3,000
エンジンオイル交換10,2002,000
オイルフィルター + ワッシャー交換2,2602,000
フロントブレーキフルード交換交換6204,000
グリップヒーター交換40,10016,200
スパークプラグ(15,000km交換目安)x2本交換10,14010,000
エアフィルター(15,000km交換目安)交換3,4906,800
小計69,81073,000
合計(税込み)157,901
1年点検整備費用+グリップヒーター取付費

グリップヒーター取付費用が高いのは仕方ないとしても、プラグ交換・オイル交換・エアフィルター交換・ブレーキフルード交換すると10万円近いと見て良いかと。
ということは車検の場合は+27,000円となるので13万が必要になるようだ。
分割で払うか……_:(´ཀ`」 ∠):_

チェーン交換も考えていたが、ディーラー側から「交換してもいいかもしれないけど、そこまで必要というほどではないと思う」ということだったので保留。
総走行距離13,800kmのため、プラグとエアフィルターは15,000km交換が目安ということもあり若干早いが交換。自分で交換作業はできないのかなと思って調べると、プラグはタンクを外さないといけないとあって素直に依頼した。

Ducatiの維持費どのくらいなのーって思ってる方の役に立てば幸い。

余談というか愚痴なのだが、部品取り寄せが必要だろうと思って3週間前の時点で必要部品伝えたのに、入庫してから実発注なのは本当に理由がわからなかった。
それでイタリア本社から部品が届くまでお待ち下さいとなり、2週間以上預けっぱなしが決定した。
せっかくの4連休だがバイクはディーラー預かり。

バイクは最寄りの整備依頼店で必ずご購入ください。
ボクのような辛い気持ちを味わう人が減りますように。

初心者がDucatiを買ってもいい?とか壊れやすいの?とかの自分なりの感想

ディーラーの試乗車として販売されていたDucati Super Sport S(総走行距離298km)を中古として購入してから、1年ほど乗った感想を書いていこうと思う。
というのもさっきたまたまYoutubeの動画で「Ducatiって壊れやすいの?」というものを見て、それとなく需要があることなら自分の経験を書くのもアリかなと思った。

先にお断りしていくと、ボクはこのバイクが初バイクで、過去に他のバイクを乗車・所有した経験はない。
40歳の大台となった2019年の3月に普通二輪取得、その足で大型二輪教習を受講するために教習所へ再入校。6月に大型二輪取得したあとDucatiの試乗で路上でビューした。
そのくらい「ほかのバイクは知らない初心者」が初めてのバイクでDucatiを買ったらどうなったの?というお話。

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タイヤの交換後の皮むき(硬化防止剤落とし)をした話

※2022/04/04追記
この投稿は誤情報でした。動画等を信じてやってしまったけれど、全く根拠もなく意味のない作業のようでした。
タイヤの皮むき(硬化剤落とし作業:洗剤使用)が不要な理由についてはこちら

今日は以前予約していたタイヤの交換日。
朝早くディーラーに持ち込み交換作業をお願いした。

余談だが1年で11,000km乗っていたため、リアブレーキでエアーを噛んでいたらしくエアー抜きやフルードの充填も行ってもらった。
乗ってる本人は全く気付かないというか、やけにリアブレーキ踏み込まないと効かないなーと最近思っていたけど、どうやらエアーを噛んでいたようだ。(タイヤ交換中だったので工賃4000円だった)

ディーラーでタイヤ交換をお願いすると決めたものの、もし他のバイクショップ(NAPSとか2りんかん)だといくらなのだろうと調べたがあまり値段が変わらなかった。
しかし今回のように、不具合や気になる個所のお願いしてなくてもついでに点検してもらって不良個所を見つけてもらえるのは素直にありがたいというか工賃以上の満足感があった。(タイヤ交換1本6800円)

https://www.instagram.com/p/CA1qgpujIcx/

交換後のタイヤは滑って転ぶというのがYoutube動画でよく見ていたので、ドキドキしながらディーラーから直帰した。トラクションコントロールの介入度7設定のURBANモードだったせいか、結構な頻度でトラクションコントロールの介入インジゲーターが点灯していた。下手なのでバイク側で制御してくれるの本当に助かる…。

いざ皮むき開始

帰宅後、Youtubeの動画を参考にはじめは中性洗剤(台所の食器洗い)と100均の靴洗いブラシでごしごしとこすった。
しかしこれが落ちることは落ちるけど、ものすごい労力だった。
一応一周したものの、洗剤を落とすのに水をかけると、その水をはじいてるのを感じて、結局クレンザーに切り替えた。

コメント欄でクレンザーはあまりよくないというのを見て、はじめは中性洗剤にしたがクレンザーで良いと思った。別の方法でパーツクリーナーを布にしみこませてやる方法の動画もあったが、それはさすがに辞めた。

首都高を一周して実装でさらにタイヤを馴染ませる

皮むき後、首都高を一周した。
元々Super Sportに装着されていたDiablo Rosso IIIと比べて、Angel GT IIは車重をかけないと性能が引き出しづらいとディーラーで聞いていた。

確かにRosso IIIの時はタイヤがつぶれているのを感じるというか、タイヤから感じる情報量が多いように思える。変形している感覚や粘りみたいなものを感じていたのだけど、実はボクはあれがなんともフニャフニャとしている感じであまり好きではなかった。
ロードバイクでも空気圧高めのほうが好きだったせいかもしれない。

そんなわけで今回のAngel GT IIはSuper Sportでは車重が足りず性能が引き出せないのかもしれないが、そもそも乗ってるボクが重いので首都高を走った感じだとわりと硬くて良いタイヤだなーと感じた。
ボク自身が1年たっても運転がまだまだ下手でバイクを倒しきれてないこともあって、ある意味こっちのほうがボクには合っているように感じる。

ビジュアル的な話でもそれほど違和感はないので、1年以上お付き合いできることを願って乗っていこうと思う。