今の部屋に不満があるとすれば、それは浴槽の狭さが上がる。
2年前、埼玉で借りていた部屋は、浴槽が完璧な広さと快適さを併せ持っていた。くたくたに疲れて毎日深夜に帰宅していたボクを癒やしてくれていたのは、この最高の風呂場環境だったと思う。
だから次に引っ越しをするときも風呂だけはこだわって選ぼう、そう思っていた。
賃貸契約の更新が近づいた頃、慌てて引っ越しを行おうと部屋探しをしたことが災いして風呂場を妥協してしまった。あとで知ったのは、借りていた賃貸物件は更新費が無かった。結局ボクは独り相撲をしていたという間抜けなオチだ。
今の部屋の付近には銭湯施設がいくつもある。住み始めて気づいたのは、東京は銭湯が多いということだった。くわえるならば東京の東側は下町と言われるだけあって銭湯が多い。とはいえど古くから地元民に愛されて続いている銭湯が多いのであって、新しく綺麗な銭湯があるわけではなかった。
都内や近場にもスーパー銭湯のような施設もあるが、いかんせん高い。
朝の6時~8時の間だけ朝風呂価格で入ることも可能だが、それでも1,100円と高額だった。(他の銭湯は460円で統一されている)
東京で暮らし始めてしばらく経った頃、会社と自宅の間にリニューアルした銭湯がオープンした。
どうせいくなら新しい場所が良い。という軽い気持ちで訪れたら、設備の充実っぷりに驚いた。まるでスーパー銭湯のような清潔さと新築の気持ちよさ、さらに浴槽の種類も多く、さらに天然温泉だった。
とても気に入ってしまい、それ以来疲れたらいくようにしている。
しかし最近はどの時間も人が多いので、他の銭湯もリニューアルオープンして綺麗になればいいのになーと思ってしまう。今の感じだと、周りの銭湯の客まで吸い込んでしまってるのではと感じる。
でも今日も最高でした。アハハン。