OMEN 27iを購入した

ボクはEIZO信者だ。
初めて自分で買ったディスプレイはT962という21インチのCRTディスプレイで、その後もL465(16インチ)と最近まで使っていたSX2762WXまで、ディスプレイといえばEIZO一択という人間だった。

しかし今の時代はディスプレイのブランドで仕事はしないし、ボクも自宅で仕事をする量は明らかに減った。加えて最近のPCのFPS界隈でリフレッシュレート60Hzはもはやバカのやることというレベルで、144Hz上が当たり前だった。ただ初老の自分にそんな差がわかるわけがないと思っていたので、60Hzでいいやと使い続けていた。

先日APEXがSeason17で射撃練習場のダミーが打ち返すようになった時、全くあたらくなった。あまりにも当たらないことに悔しすぎて、nVidiaのShadowPlayで録画解析をすると、明らかに0.5秒ほどあとをマウス追尾していた。これまさかリフレッシュレートによる表示遅延で遅れた追尾をしているのでは……。
そう思うと途端に新しくディスプレイを買うのはアリかもしれないと思うようになった。稼働時間を確認するとちょうど2万時間が経過していたこともあって、もうすぐ寿命が来そうな気もした。

一応、新しく買うディスプレイの候補にEIZOを入れることも考えたが、ゲーミング用途を一切排除したような硬い製品しかなかったので、潔く諦めることにした。(リフレッシュレート75Hzより上がない)

ディスプレイ探しをはじめる

Youtubeのレビュー解説を参考に色々探してみたところ、現在使っている27インチ QWHD(2560×1440)のゲーミングディスプレイは以下の種類が人気だった。

ゲーム用途だけであれば24インチがベストだし、TN液晶が良いというのは認識した上で、あくまで現状環境の置き換えしつつゲーミング用途に振りたいというのがゴール。

27インチ WQHD IPSというジャンルは結構技術開発が盛んなのか144Hz〜300Hzが増えている。どちらかというと現在アツいのは240Hz以上の方だがまだお高い。
でこのあたりを調べると、真剣にプロ目指すならいい環境にするべきだが144Hzと240Hzはプロが見ても横に並べて比較したらわかるかなーという感じで、「どっちでしょう」と1台だけ見せられてもわからない。とのことだった。
それなら165Hzで問題ないのでは?とお安くなりがちな商品ラインで探すことにした。

どうせならカッコいいのが欲しい

次に問題になるのがディスプレイの見た目。
MSIはまだしも、ASUSやBENQはロゴが主張しているのでなんとももんやりする。
DELLが良いといえば良いけど、セールによる価格差がとんでもなく、ちょうどセールが終わったばかりでいわゆる「時期が悪い」がでてくる。
なんかないんですかねーと探ししていると、HP(ヒューレッド・パッカー)のモニターにゲーミングライン「OMEN」があり、そちらがとても好みのデザインだ。かっこいい。

OMEN 27i

2021年二発売されたOMEN 27iは回転機構こそないが、WQHD / 165Hz / IPS / DisplayPort 1.2とスペックは目的に合致。何より背面のポート類が斜めに刺ささるデザインが好みだ。あと背面と下が光るのも良い。

そうこうしていると、今年の4月にOMENディスプレイはラインナップが更新された。27インチで、さらに湾曲ではない製品はOMEN 27q / 27qsと2種類展開。(165Hz / 240Hzの駆動が異なる)
生産が終了した27iからの変更点は接続ポート類がディスプレイの下側になり、回転機構がついて27qは背面が光らず(27qsは背面が光る)、後ろ側がよくある膨らんだデザインになった。ありがちなポヨンと太ったような見た目だ。さらにモニタースタンドも廉価版っぽいデザインになった。

なんで???(真顔)デザイナー憤死したか???

OMEN 27q

OMEN 27qは44,000円。27qsは約82,000円。
価格は安いがどうしたものかなーと悩んだ末、27iの中古品を探すことにした。
幸いディスプレイはメルカリですぐ見つかったもの、本当に買うかどうするかと数日悩んで35,000円ならいいかと購入、3日後には到着した。

早速11年ほど使ったSX2762Wを部屋の隅に置き、設置をしてみる。
しかし机の天板が絶妙に反っていて左右にグラグラとゆれる。前のSX2762Wは重量10kgと重かったので天板が重みで歪んだ可能性がある。
次の日東急ハンズで3mmのゴム板と3mmのクッション材を購入し、足の下に敷いたところぴったり安定した。危うく机を購入し直さないとだめかと震えるところだった。


最近のディスプレイの流行りにもれずOMEN 27iはベゼルが1cmもなく、SX2762Wのような圧迫感がなくてスッキリした。
肝心の発光ユニットは基本7色(赤・黄・緑・黄緑・青・紫・白)の他にRGBを調整できるようだった。そこでキーボードの発光色とあわせたのだが、ここだけは多いに不満だった。上下で数値設定できるが数値を0→255に上げたり・下げたりがすんごい遅い。長押しで加速しないのはマジで設計ミスだと思う。USBハブで接続するとPC連動で設定できるらしいので、そちらでやったほうがいいかもしれない。しかし色は一度設定してしまえば再設定もすることはないだろう。見た目は最高で大いに満足。

早速Windowsのディスプレイ設定でリフレッシュレートを165HzにしてAPEXで確認。
違いがそこまでわからないけど、気持ちレレレでBOT打ちすると命中率が向上しているようだ(以前56%→63%前後)
あとSX2762Wが11年目で背面LEDが暗くなっていたのかもしれないが、すんごい明るい。
ディスプレイってこんなに鮮やかな色だっけと感動した。

その後Kovaak’sもプレイする。
表示切り替えが早い分、Grid Shotや1wall6target TEは見やすいし、何よりSYWの的がかくかくしない。シンプルに感動した。

一息ついたあと、ディスプレイの大きな空箱をどうしようかなーと悩んだが、ココまで気に入ったディスプレイを売るのはだいぶ先だろうと考えゴミとして廃棄した。
稼働時間を確認すると1,900時間だったので、まだまだ長く使えそうだ。

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